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日本の国土面積の70%が、山岳部である。ここを使わないのは、もったいない。
しかしながら、山を活用した産業といえば、林業、鉱業と観光業となる。
この中で、伸ばせる可能性のあるのは、観光業である。
初めて登山をする人はどうすればいいのか。「どんな準備が必要なのか。」「どこに行ったらいいのか。」「誰と行くか。連れて行ってくれる人は、」など、どうしていいかわからない。
初めての人が知りたがっていることは、「情報」「道具」「きっかけ」であり、これが整えば、登山愛好家になることができるのである。
山業界は、横のつながりが薄い。旅行会社、登山ガイド、山小屋、メーカー、小売、それぞれの顧客が違い、目的も違い、情報共有がされていない上に顧客サービスの工夫や競争原理が働いていない。
したがって、真の顧客をみていないで、自己利益を追求する旧態業界ともいえる。
黒斑山から浅間山を望む