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都立数学 関数で「等しい面積」を考える

[2021年9月3日 更新]
都立入試数学の大問3は関数である。
その大問3の3問目(最終問題)でどのような問題が出るか。過去問を見たことのあるキミなら即答できるだろう。「面積比または等しい面積になる点Pの座標を求める」が圧倒的に多い。

◆過去8回のうち7回も
過去8年分の出題内容を見てみよう。

2021 三角形の面積が等しくなる点Pの座標
2020 四角形が三角形の面積の4倍になる点Pの座標
2019 三角形の面積が、他の三角形の2倍になる点Pの座標
2018 直線が原点を通るための点Pの座標
2017 三角形の面積が、他の三角形の2/5倍になる点Pの座標
2016 三角形の面積が、他の三角形の3倍になる点Pの座標
2015 三角形の面積が、他の三角形の5倍になるときの線分の長さ
2014 三角形の面積が等しくなる点Pの座標

過去8年を振り返ると7回も出題されている。
その7回も、2020年度を除けば三角形の面積どうしを比べる問題ばかりだ。
なんと2次募集の入試問題でも同じ傾向がみられる。
都教委のWEBサイトで過去問を見られるので、ぜひ利用するといい。市販の過去問集には載っていない。

◆解き方は基本的に1パターン


これは2018年度の都立高校2次募集の入試問題。
数学の大問3の3問目。直線lの式はy=1/2x + 1と判明している。 

<解法>
△APQはx軸で面積二等分される。線分PQとx軸の交点を点Rとして、△APRの面積が△APBの半分になる点Rを考えればいい。
ABの長さは8と秒で出る。よってARの長さが4になればいい。
するとRのx座標が出るし、これは点Pのx座標と同じ。

考え方に気づけば1分間で解ける。
中2でも、すでに1次関数を学んでいるのであれば解ける問題。
中3のキミなら言わずもがな。


こういう問題を解けるように夏休みに訓練してきたかどうか。
9月以降のVもぎでそれは判明する。
ウチの塾生はきっと大丈夫だろう。

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