都立入試追試験の漢字問題は、都立過去問の再出!?

[2022年10月7日 更新]

都立高校入試の追検査、二次募集、分割後期募集は国数英とも同じ問題が使われる。

ではその試験問題は、一般入試とつながりがあるのか。

今回は国語の漢字問題を調べてみる。

◆過去3年分

都立共通問題のうち、同じ漢字が出た年度を併記している。

2022年度　読み
沸騰　2010年度、2000年度

宵　2010年度
華麗　2016年度、2009年度、2001年度
花壇　2008年度
覆い　初出

2022年度　書き
エキ(駅)　2015年度
サイエン(菜園)　初出
ミジカい(短い)　初出
イタい(痛い)　初出
ノって(乗って)　初出

10問のうち5問が再出。
「華麗」なんて四度も出てる。
書き問題は初出が多い。


2021年度　読み
抑止　初出
豊漁　初出
摩擦　初出
継ぐ　初出
兼ねて　初出

2021年度　書き
レキシ(歴史)　初出
ムカシ(昔)　初出
キュウユ(給油)　1999年度
キズく(築く)　1971年度
ワスれる(忘れる)　初出

2022年度とは逆に、10問のうち2問だけ再出と少なめ。
読みはすべて初出だ。
50年前の問題が再出するとは。

2020年度　読み
恒久　初出
普遍　初出
秀逸　2005年度
貫いて　初出
炊く　初出

2020年度　書き
コショウ(故障)　1994年度
ソウカン(創刊)　2011年度、1990年度
スぎ(過ぎ)　初出
テらす(照らす)　1972年度
ハタラく(働く)　初出

10問中4問が再出。うち書きが3つだった。
48年前の問題が再出するとは。


◆結論。再出はある
共通問題で同じ漢字が複数回出ることは過去記事でも述べた。
分割後期・二次募集の問題でも同傾向であることが分かる。

都立高校受験を考えているのなら、なるべく古い年度の漢字過去問をやっておくといい。
3～4年前の問題が再出することがまずないからだ。
7年前と同じ問題が出た、ということはままある。

＜過去記事：【2023都立国語】その漢字の勉強、間違ってます＞

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