都立に入る!

都立入試では、倍率1.00以下でも不合格はありうる

[2021年2月16日 更新]
昨日で都立一般入試の願書再提出が締め切られた。
倍率については入試前に1回だけ記事を書くが、受験生諸子は倍率など気にせずやるべきことをやってほしい。

実倍率が1.00以下(=定員割れ)であれば、都立高校入試では全員が合格する。
試験中の態度が悪いとか、茶髪だからだとかが理由で定員割れなのに不合格にはされない。

ただし「男女別定員制の緩和」の学校は要注意。定員割れでも不合格になるケースがある。

たとえば、
男子 定員102名→受験者99名
女子 定員98名→受検者108名
このような場合、男子は全員合格しそうなものだがそうはならない。
男女とも定員9割の90人ずつ計180名は合格する。残り約18名は合格者180名に含まれなかったものの上位から、性別を問わず決定する。
よって男子92名合格、女子108名合格ということがありうる。特に下位校は確実に女子の方が調査書点が高い。女子に有利な制度だ。

◆倍率が下がっても入りやすいとは限らない
倍率が高くなり、平年では入れたであろう得点を取っても合格できないケースはままある。
逆に倍率が低くて、得点がめちゃめちゃ低くても合格できるケースは上位校ではまず起こらない(募集人員の少ない都立中高一貫校は除く)
その学校に入るためのレベルを踏まえて受験する者がほとんどだからだ。

模試でA判定以上を複数回、取ってきたのなら心配ない。いつも通りに受験すればいい。
B判定以下しか出ていない子は「試験で不注意なミスをしないこと」だけに注意したらいい。正答率ヒトケタ%の難問に正解することではなく、取るべき問題でうっかりミスをしなければいい。不注意なミスが多い者から落ちていくのが高校受験だ。

ほとんどの都立高校は倍率2倍以下。受かる子の方が多い。
いつも通りやる。そのための最終訓練を今週はしていこう。


都立に入る! ツイッター 毎日役立つ情報。ミンナニナイショダヨ

現役塾講師が教える 都立高校に受かるためだけのサイト。
都立入試・受験情報を無料で教えます。

コメントを投稿するにはgooブログのログインが必要です。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「はじめに」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事