[2020年1月22日 更新]
都教育委員会のサイトにて、都立中高一貫校の応募倍率が発表された。
今回は高校からも入学できる大泉、富士、両国、武蔵の4つの都立中と都立高校の応募倍率の推移を並べた。
白鷗は特別枠の合格者により定員が変化するため、集計していない。
◆都立中の倍率は低下傾向
高校入学もできるいわゆる「併設型」の都立中の応募倍率は落ち着きつつある。
人気校の大泉や両国も5年前と比べると、下がっていることが分かろう。
一方、高校入試はどうだろうか。
4つすべての学校でいえることだが、女子の方が男子より倍率が低い。
一般的な都立高校なら、入学時は皆が初対面だ。
しかし中高一貫校だと、3年間一緒に過ごしてきた内進生と合流することになる。
しかも内進生が120名に対し、高校から入る生徒は80名と少ない。
男子は比較的すぐに友達を作れるのだが、女子はそうもいかないようだ。
併設型都立高校は女子人気が低い理由が分かってもらえただろうか。
◆2020年度入試はどうなる?
では今年の入試はどうなるか。
受験倍率は1.0倍ちょっとになると予想する。
全入(実倍率1.0倍以下で全員合格)も何校か出るだろう。
全入については、過去記事も読まれたい。
<過去記事:校長会調査と実際の倍率の差は<2>>
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