[2020年3月6日 更新]
都立高校は入学辞退者も見込んで、定員よりわずかに多くの合格者を出す。
ほとんどが2~4名だが、そうでない高校もある。
定員より多くの合格者を出す=実倍率が下がる ということ。
ボーダーラインぎりぎりの受験生にとっては死活問題だ。知っておいて損はない。
もっとも、ボーダーラインよりはるか上にいながら受験できる状態がベスト。
そういう上の位置にいられるよう、受験生は取り組んでもらいたい。
◆6名以上多くの合格者を出す全日制は12校
日比谷定員255名 合格275名(+20)
西定員254名 合格268名(+14)
深川定員185名 合格194名(+9)
富士森 定員249名 合格257名(+8)
多摩科学技術 定員147名 合格155名(+8名)
日野台 定員242名 合格249名(+7)
桜町 定員254名 合格261名(+7)
戸山 定員254名 合格261名(+7)
杉並総合 定員154名 合格161名(+7)
国立 定員254名 合格260名(+6)
立川 定員254名 合格260名(+6)
南平 定員255名 合格261名(+6)
上位校が並ぶ。
都立上位校の受験者は難関私立高校との併願者が多いから、辞退者もおのずと増える。
桜町高校は2019年度の辞退者が5名と多かったため、今年は多く合格者を出したのだろう。
2018,2017年度は1名も辞退者が出ていない。
去年の日比谷高校の説明会では、「合格者数は都教育委員会からの指示で決められる。高校が独自に決められるものではない」と言っていた。だからだろうね。
「同じ得点の受験生が複数いたため」という理由も考えられる。
南平、富士森、日野台、深川、杉並総合などは、過去3年度の辞退率平均は1%以下である。
逆に、定員ぴったりしか合格を出さなかった全日制普通科の高校(後期募集実施校は除く)は、
府中東、東村山、秋留台、山崎
の4校。
区部には1校もなかった。
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