おすすめ度 ★★★☆☆ 3
普通科と外国語コースのある都立高校
普通科が5クラス、普通科特進クラスが1クラス、外国語コースが2クラスの8クラス編成。
入試結果によって普通科特進クラスに入れるかどうかが決まる。入試の成績が良くても特進クラスに入る義務はない。成績によって、進級時に入れ替えがある。
外国語コースは男女枠がなく、例年7~8割が女子である。
2019年度は男子52人、女子192人。
生徒の雰囲気はやや派手な子もいるかな、というレベル。
校則が厳しいという声も聞くが、外から見る限り「まぁ普通」といったところ。
強い部活動は残念ながら無い。
珍しいのはテコンドー部。
私の知る限り、東京都内でテコンドー部がある高校は深川だけだ。
◆大学合格実績はどうか
ほぼ同レベルの豊島高校と比較してみる。
両校とも、現役合格数のみを集計している。
深川高校8クラス、豊島高校7クラスなので、深川の方が生徒数は40名前後多い。
合格実績は
・MARACH以上だと同じくらい
・日東駒専レベルになると深川高校に軍配が上がる
・日東駒専レベルになると深川高校に軍配が上がる
これは、特進クラスと外国語コースの存在が大きいのだろうか。
例えば早稲田大の合格者はほとんどが特進クラスか外国語コース。
普通科クラスからは過去11年で2名しか合格していない。
慶應義塾大の合格者は過去11年で3名。いずれも外国語コースの生徒だ。
深川高校からMARCH以上の大学に行きたいのなら、特進クラスか外国語コースに入ろう。普通科クラスなら豊島とどっこいかやや分が悪い。
◆指定校推薦は
同レベルの都立高校と比べてみよう。
石神井高校
東京理科大、立教大、中央大、学習院大、成蹊大、成城大、国学院大、芝浦工大、東京都市大など
豊島高校
東京理科大、立教大、法政大、学習院大、成蹊大、芝浦工大、東京都市大など
深川高校
法政大、学習院大、成蹊大、明治学院大、芝浦工大など
雪谷高校
学習院大、成蹊大、明治学院大、東京都市大など
第一商業高校
明治大、中央大、国学院大、明治学院大など
指定校推薦で比べると、石神井と豊島高校がいい。
区部の中央付近に高校が位置しているのも大きいだろう。
比較対象として、第一商業高校を並べた。
以前にも述べたが、第一商業は渋谷区代官山の一等地にあり、渋谷駅からも歩いていける。
アクセスも良く、指定校推薦も充実。おまけに入試は楽勝。穴場中の穴場だ。
校風さえ問題なければ、ぜひ狙うべき。
大森高校、蒲田高校、大山高校あたりよりずっといい。
第一商業高校はここ3年間、一般入試は全員合格である。4年前の2016年度入試では6名だけ不合格だった。
◆大学に行きたいのなら石神井か豊島
指定校推薦の良さなら石神井に劣る。
大学現役合格率なら豊島に劣る。
「学校が近い」とか「高校の雰囲気がいい」とか理由があるなら構わないが、そうでないなら石神井高校か豊島高校をお薦めする。これが結論。
もし深川高校から大学進学を目指すなら、入試は余裕で合格できるくらいの点を取りたい。
男子なら360点、女子なら380点くらいだろうか。
その上で特進クラスだ。
<制服あり>
[進路実績]
4年大学80% 短期大学0% 専門学校7% 就職1% 他12%
生徒満足度75.5% 保護者満足度91.7%
[交通]
東京メトロ東西線 東陽町駅 徒歩2分
<入試情報>
【一般入試】
テスト:内申=7:3
男子合格基準 内申43/偏差値52
女子合格基準 内申49/偏差値52
男子実倍率
29年1.68
30年1.35
31年1.39
女子実倍率
29年1.38
30年1.52
31年1.37
[推薦入試]
調査書(内申)50%
面接30%
作文20%
男子合格基準 素内申34
女子合格基準 素内申37
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