goo blog サービス終了のお知らせ 

へたれエンジニア日記(旧跡地)

こちらへ引っ越しました。http://d.hatena.ne.jp/toritori0318/

Solaris10にOracle10gをインストールする まとめ編

2007-09-30 02:22:12 | SolarisにOracleインストール
今回は、今までの記事を参考にして
インストールで詰まった所や注意点などをピックアップして
まとめにしたいと思います。

 ※ただし、ここでは全ての手順を記述するものではありません。
  あくまで注意点のみ記述してあります。
  基本手順はoracleのマニュアルを参照して下さい。



■準備編

 ①oracleユーザー作成時
  ○手順に従い/etc/auto_homeを修正。
  ○その後でユーザーの作成を行う。
   ※仮にホームディレクトリが出来ていなかった場合、
    /export/home/oracleを手動で作成する。

 ②カーネルパラメータについて
  ○「noexec_user_stack」はリソースコントロールではないので
   /etc/systemに記述する必要がある
  ○「max-sem-ids」「max-shm-memory」「max-shm-ids」は
   リソースコントロールなので、prctlコマンドで確認・変更すること。
   /etc/systemに記述する方法は不整合を起こす場合があるので
   やめたほうが良さそう。
  ○「max-sem-nsems」については、リソースコントロールとして
   認識されてない?Oracleのマニュアルが間違ってるのかな…

 ③環境変数について
  ○管理者であれば常識だと思いますが、
   ログインシェル(.login)は最初に作っておきましょう。
  ○きちんとインストールする環境に合わせること!
   結構この辺りは見落としがち。
   ネットでコピペで済まそうと思わないように。

 ④rsh設定について
  ○自動起動スクリプト内部でrshコマンドを使用しているようなので
   これを使用できるようにあらかじめ設定しておく必要がある。
   $HOME/.rhostsまたは/etc/hosts.equivファイルを
   適切に設定しておく。


■インストール編

 ①Xサーバの起動について
  ○DISPLAY環境変数をきちんと設定しておきましょう。
  ○oracleユーザーでログインした後、
   時計がきちんと表示されることを確認しましょう。
    「Xサーバの起動コマンド」 → xhost +
    「時計の起動表示コマンド」 → xclock
  ○私が行ったときは何故かrootで起動した後で無いと
   oracleユーザーで起動できませんでした。この辺は未だに謎。
   suの切り替え前や後に依存しているのか…。
   というか、私がDISPLAYの仕様をわかってないだけです。多分。


 ②OUI(Oracle Universal Installer)について
  ○インベントリディレクトリ・オラクルホームディレクトリは
   デフォルトではなく、事前にoracleユーザー用に作成した
   ディレクトリを指定しましょう。
   当たり前の事なんですけど忘れる人も多いようです。
  ○データベースの作成はここでは行わないようにしましょう。
  ○途中でシェルの起動を促されるので
   忘れずにrootユーザーで起動しましょう。
  ○今回の環境では「スワップ領域が足りません」の警告が表示されたが
   ギリギリだったので無視。ギリギリだもん。 

 ③DB作成時について
  ○ハード的な問題だと思いますが、
   デフォルトだとSGAが構成できなくて
   「out of memory」エラーが発生したので、
   割合を最小値(40→22)に減らしました。 

 ④起動・停止スクリプトについて
  ○dbstartdbshutのスクリプト内部をsolaris10用に編集する。
    ORATAB=/var/opt/oracle/oratab

 ⑤自動起動の設定について
  ○基本的にrootユーザーで行う。
  ○kshを叩いてkornシェルにしておく(構文エラー対策)
  ○/etc/init.d/dboraは、oracleのマニュアルに記述されている
   dboraファイルをコピペし、ローカルの環境に合わせてスクリプトを書き換える。
   またこの時、1行目の/bin/sh/bin/kshにしておく。
  ○dboraが正常に動作するか単独で実行してみる。
   私の環境ではフルパス実行(/etc/init.d/dbora start)でないと
   うまく行かなかった。



今回は何故か設計書まで書かされました。何でだ。
会社には本気で臨時手当出して欲しい。本気。
でもまあ楽しかったです。ありがとうSolaris、そしてoracle・・・


また、インストールに関しては
こちらのサイトを参考にさせて頂きました。ありがとうございました。
http://www.asahi-net.or.jp/~ij9t-oon/dream/oracle/solarisx86/hajimeni.html



Solaris10にOracle10gをインストールするその5

2007-08-26 00:54:39 | SolarisにOracleインストール
続きです。進展しました。

■とりあえず、アンインストールする。
■またインストールをやり直し。
 OUIではDB作成はキャンセルする。
■root.shの実行なども経て、一応OUIは正常終了した!
■netcaコマンドでリスナーの構成を行う。
 問題なし。
■dbcaコマンドで、DBの作成を行う。
 基本的にデフォルトでインストールしていくと…
 やっぱり同じところでout of memory!
 ただ、今回はメモリ構成の設定が出来るので、
 メモリSGAの割合を40→22に下げてみる
 (本当は20にしたのだが、
  最小値が22らしくて出来なかった)
■すると見事DB作成の成功!
■次にemctl start dbconsoleで
 OEMの起動…だが、エラー(内容忘れた)で立ち上がらない。
■どうも、DBがうまく起動してないのでは?
 ということで、sqlplusから起動を試みるが
 やっぱりout of memoryが出たー!?


よくわからんので、この日は終了。
そして次の回。

■今更なのだが、ログインシェルを作る。
 (今まではいちいちsetenvしてました)
■再度、OEMを起動してみると…
 うまく行きやがった(゜Д゜)
 何故だ。せっかく色々調べたのに
■OEMにアクセス。
 リスナーとDBが起動していないらしい。
 OEMからやろうとしたらよくわからんかったので
 コマンドラインで起動。
■再度OEMにアクセス。
 今度は大丈夫みたい!


こんな感じでした。
結局よく分からんかったなぁ…。
予想するに、out of memoryは
環境変数の設定がまずかった気がする。
多分ね。


次は、自動起動の設定して終わりだー!
やっとこさ終わり。

一通り終わったらまとめますね。

Solaris10にOracle10gをインストールするその4

2007-08-05 22:31:16 | SolarisにOracleインストール
だいぶ間が空いてしまいましたが
実は何回か行ってます。
というわけで進捗状況。


■物理メモリを512M→1024Mに拡張。
■DVDドライブも付けてもらった(1000円だったらしい)
■これでインストーラは認識されたので
 環境変数を設定して
 「runInstaller -ignoreSysPreReqs」
 を実行。
■「モニタが256色で無いと駄目」
 「環境変数:DISPLAYを設定しろ」
 というエラーでインストーラが起動しない

↑ここで一回詰まる。
DISPLAY変数は設定してるんだがなぁ…
ネットで調べたところ、Xサーバの起動が必要になるらしい。
次回はそのコマンドを実行してからやってみることにする。


そして次の回。
■ORACLEユーザーで
 「xhost +」を起動した後、
 環境変数DISPLAYを設定し
 「xclock」を実行したが、
 clockが表示されずにエラー。
■なんでかなーと思い、rootユーザーで上記手順を試したところ
 xclockがうまく表示された!
 その後、上記手順を繰り返したらclockがエラーにならずに表示された。
 なんでだ。
■再度インストールコマンドを実行。今度は見事起動!
■わーいわーいと喜んで、インストールをどんどん先へ進んでいくと
 インストーラのチェックで2つほど引っかかる(警告)。
 「スワップ領域が足りません(50M程度)」
 「カーネルパラメータ noexec_user_stack が設定されていません」
 うーん、ネットで調べたところスワップは無視しても問題なさそうだが
 カーネルパラメータは設定したほうが良さそうなのでしておいた。
 カーネルパラメータ設定については
 Oracleのマニュアル見てもsolaris8,9のやり方しか書いてなかったので
 solaris10は必要ないのかなー、と思ってしまってた。
 とりあえず /etc/system に記述しておいた。
■リブートして、再度インストーラ起動。
 すると「警告=0」?
 パラメータはわかるが、何故かスワップもOKになってる…
 確認したらさっきより30Mくらい上回ってた。超ギリギリ!
■全部デフォルトで進んだところ、
 DBCA?をインストールするところで
 「ORA-27102 out of memory」
 「ORA-01034 ORALCE no available」
 というエラー。
 いろいろ調べたが結局わからなかった。
■一応インストールは終了したけど中途半端なのは確実。
 DBはインストールされてるのかな?



という状態。
帰ってからもちょっと調べたけど、
そもそもメモリが足りないのか?
SGAの構成が出来てないっぽい。

あと、ここの手順を確認してみたら、
データベースの作成は後で行ったほうが良いらしい。
これやっちゃってたな…
http://www.asahi-net.or.jp/~ij9t-oon/dream/oracle/solarisx86/install.html

一度アンインストールしてから再インストールしようかなー
http://oshiete.nikkeibp.co.jp/qa2006100.html

Solaris10にOracle10gをインストールするその3

2007-06-09 00:23:23 | SolarisにOracleインストール
いやー、これは酷い↓

■意気揚々とORACLEインストールメディアをセット。
■?うんともすんとも言わない。
■ORACLEインストーラ→DVD。
 まさかと思い、機器購入書を確認してみると…
 CD-ROMドライブ
 としか書いてねぇ!Σ( ̄□ ̄)
■もはやイリュージョン。

だって今時DVDドライブ付いてないの購入するとは
思ってなかったんだもん。

今の今まで気付かない俺らも
救いようのないおバカさんなんだけど、
鯖立てした○○さんもちゃんと調べといてよ…
思い込みって怖いですね



その他の事項↓

■某社員がサーバの電源を引っこ抜く荒技を披露。
■ネットワークにつながらない理由が判明。
 単にケーブルが死んでただけだった。
■日本語入力のやり方が判明して大喜び。


こんな状態でインストール作業が進むの…?

Solaris10にOracle10gをインストールするその2

2007-06-03 22:07:38 | SolarisにOracleインストール
前回から進んだ所は
ユーザー作成だけなんですけどね…

結局少しはまってしまったのでメモ。

■手順に従い/etc/auto_homeを修正。
■ユーザー情報も変更。
■事前に作っていたoracleユーザーでログインするが
 「ホームディレクトリがありません(みたいなエラー)」
 で、やっぱりログインできない。
⇒ここでちょっとはまる
■手動で/export/home/oracleディレクトリを作成。
■無事にoracleログイン成功。

手順で「/export/home/usernameディレクトリが自動的にマウントされる」
という記述があったのではまってしまいました。
何でかなー?と思っていろいろ試した所、
ユーザーを作成する前に「/etc/auto_homeが設定されていないと駄目?」っぽい気がする。
/etc/auto_home編集後にテストで別ユーザー作ってみたら自動的に作られたし。


あとはrunInstallerコマンド発行するだけ?
はたしてうまいこと行くのかな?