温泉トリコイズム

全国の温泉巡りを不定期につらつらと綴っていきます。ジカ泉、野湯からスパ泉まで源泉があればなんでもレポります。

【田辺市】湯の峰温泉「湯の峰温泉公衆浴場」(一般浴場及び薬湯)

2014年08月28日 | 和歌山
入湯日:2011.11.14/2014.8.2

○所 在 地   和歌山県田辺市本宮町湯峰110
○電    話  0735-42-0074
○日帰り入浴 6:00-22:00
○入 浴 料 一般浴場:250円/薬湯:390円
○満 足 度 ★★★★

 世界遺産にも登録される「熊野参詣道」の中に含まれる湯の峰温泉。和歌山を代表する温泉地の一つであるが、観光温泉地となっている白浜温泉や那智勝浦温泉とは違い、山あいにひっそりと佇む静かな温泉場だ。
 旅館・民宿が川沿いに十数軒立ち並び、温泉街の中心部には共同浴場「つぼ湯」と「公衆浴場」がある。



 湯の峰温泉は温泉史の中でも最古の湯と言われており、開湯1800年とされている。これは伝説の部分も含まれているので、温泉史としては最古の湯ではないというのが通説。


 
 まずは薬効が高いとされる「薬湯」を紹介する。
 こちらは非加水の源泉をかけ流しており、中では石鹸類などの使用は禁止となっている。入浴のみの浴場。糸くず状の湯花がヒラヒラと舞っており、湯面からも硫黄臭がほんわり香ってくる。



 再訪時に訪れたのが「一般浴場」の方。この時はつぼ湯の入浴時間まで1時間あったため、こちらで時間つぶし。それでも受付の方からは絶対に遅れないで下さいよ!と厳しめに言われたのが、なんかムカついた。なんか、態度デカいんだよな、ここの受付って…
 一般浴場はシャワー、カランもあり、身体を洗ったりする場合はこちらを利用することとなっている。源泉は薬湯と同様だが、こちらは加水してかけ流している。
 とはいっても、そんなにジャブジャブ加水しているわけでもないし、投入量が多いので浴槽全面からオーバーフローするのがこちらの方が多いのでなんとなく贅沢な気持ちにさせてくれる。
 また、浴槽淵も太いので、私はそこでひたすらトド寝して時間を潰していた。



○源泉名  薬湯
○源泉温度 89.6℃
○泉質  「含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉」
○湧出量  87L/分
○水素イオン濃度 PH7.8(弱アルカリ性)
○成分総計 1,763mg
○温泉利用状況 一般浴場「加水 かけ流し式」 薬湯「加水加温なし かけ流し式」

 湯は無色透明、コゲ硫黄臭にタマゴ味、ダシ味あり。湯の峰温泉ではこの「薬湯源泉」を使用する民宿、旅館が多い。薬湯源泉は湯の峰温泉の中でも総硫黄値が5.3mgと最も低いが、硫黄の存在感はそれなりにある。
 非加水かけ流しの薬湯の方が、当然ながら重曹泉特有のトロリとしたマイルドな浴感が味わえるが、一般浴場でも湯口では同じ源泉だし、どちらも楽しめるのではないか。
 つぼ湯が混んでる時の待ち時間にサラッと入っておこう。受付の人には釘刺されるけどね…(笑)
  
 

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