温泉トリコイズム

全国の温泉巡りを不定期につらつらと綴っていきます。ジカ泉、野湯からスパ泉まで源泉があればなんでもレポります。

【田辺市】湯の峰温泉「つぼ湯」

2014年08月28日 | 和歌山
入湯日:2011.11.14/2014.8.2/2017/3/31

○所 在 地   和歌山県田辺市本宮町湯峰110
○電    話  0735-42-0074
○日帰り入浴 6:00-21:30
○入 浴 料 780円
○満 足 度 ★★★★

 湯の峰温泉に初めて訪れたのは甚大な被害を紀伊半島にもたらした台風12号から1カ月ほど経過した後だった。ところどころ土砂によって道が通行止めとなっていたり、温泉街に通じる橋が写真のようにねじ曲がっていたり…実は湯の峰温泉で立ち寄り後、更に十津川の方へ湯巡りに行ったが、道が崩壊し、迂回迂回の連続で更に厳しい道のりの旅だったことを今でも覚えている。



 つぼ湯は貸切風呂と同じ感覚で利用する。公衆浴場で受付を済ませ、1グループ30分制の貸切での利用となる。平日の月曜日での訪問で、午前10時ほどだったが一番風呂とのことだった。なお、同料金で公衆浴場の「薬湯」「一般湯」も利用できるので、そちらも是非。



 一番湯の場合は、加水しないと入れないと言われた。加水する5分はカウントしないからと言われ早速湯小屋へ。



 足をつけてみるとこれは熱い!50℃はあるだろうか、当然かけ湯も出来るレベルではない。言われたとおり加水するものの、結局15分くらい加水してようやく入浴できるレベルになった。
 加水していてもかなり熱い。湯は浴槽の中から注ぎ込まれ、どんどん熱くなってくる。1分入って、休憩しての繰り返しだった。湯船の形はいびつで深さも1メートルくらいあるかな~。なかなかいい態勢が取れない。(笑)
 湯が一日に七変化するとも言われているが、この日は灰濁していた。



 再訪時は無色透明。(ちなみに雨が強かった)結構ぬるくて、湯も薄めだった。



○源泉名  つぼ湯
○源泉温度 92℃
○泉質  「含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉」
○湧出量  30L/分
○水素イオン濃度 PH7.0(中性)
○成分総計 ???
○温泉利用状況 「加水加温なし かけ流し式」


 浴槽から源泉がじかに湧いており、地中で不安定な状態で存在していた温泉水が、地表へ出たとたんに地表の環境のもとで化学的に変化するため、光の散乱の状態が変化し、その結果色が変化すると考えられている。湯はコゲ硫黄臭に弱タマゴ味、ダシ味。初訪時こそ、いい硫黄泉だな~と感じたが、再訪時はコンディションが悪く、え、こんなんだったっけ?といった感じ。
 出来るなら一番湯を目指して朝一入りたい一湯だ。

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