温泉トリコイズム

全国の温泉巡りを不定期につらつらと綴っていきます。ジカ泉、野湯からスパ泉まで源泉があればなんでもレポります。

【田辺市】川湯温泉「川湯温泉公衆浴場」

2014年08月12日 | 和歌山
入湯日:2014.8.2

○所 在 地   和歌山県田辺市本宮町川湯1423
○電    話  0735-42-1633
○日帰り入浴 8:00:21:00
○入 浴 料 250円
○満 足 度 ★★★

 川湯温泉といえば冬季限定の仙人風呂が有名だが、温泉街には小中規模の旅館が並んでいる。その中でも最も生活に密着しているのが素朴な公衆浴場であろう。



 雨が降りしきる土曜日の午前中…温泉街はどこか閑散としていて、浴室も独泉だった。タイル張りの浴室は飾り気もなく、蛇口から源泉がかけ流されている。オーバーフローの量を見ると、結構ザコザコ投入しているが、おそらく加水した源泉を投入していると思われ、匂いなどがどこか薄い。



 そのため適温でのんびり入浴することが出来た。分析表を見忘れてしまったのだが、管理人曰く共同の源泉を使用しているのだとか…

○源泉名  川湯温泉
○源泉温度 49.0℃
○泉質   「単純温泉」
○湧出量  199L/分
○水素イオン濃度 PH7.3(弱アルカリ性)
○成分総計 5,428mg/kg 
○温泉利用状況 「加水加温なし? かけ流し式」


 湯は無色透明で、やや重曹がかったヌルッとした浴感がある。蛇口からは弱い硫黄臭などがするというレポもあるが、私が訪れた時は残気硫黄臭程度であり、弱甘味に弱塩味と観察した。
 温泉利用表示が曖昧だが、おそらく加水はしていると思われる。冬季はもしかしたら非加水かけ流しかもしれないが、川から源泉を引湯しているようなので、川水が混合することはあるかもしれないが、いかんせんその辺の情報がはっきりしない。
 なお、浴後に河原にある露天風呂を覗いてみたが、そちらにも同じ源泉が引かれているとのこと。そちらでは明らかに硫黄臭がしたので、やはり公衆浴場では若干薄まっているのだと思った。
 ただ、とてもサッパリする気持ちいい湯ではあった。

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