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温泉トリコイズム

全国の温泉巡りを不定期につらつらと綴っていきます。ジカ泉、野湯からスパ泉まで源泉があればなんでもレポります。

【高山市】新穂高温泉「中崎山荘 奥飛騨の湯」

2018年05月20日 | 岐阜
入湯日:2012.10.28

○所 在 地  岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂720
○電   話  0578-89-2021
○日帰り入浴 9:00~18:00
○入 浴 料 800円
○満 足 度 ★★★★

奥飛騨温泉郷は「平湯温泉」「新平湯温泉」「栃尾温泉」「福地温泉」「新穂高温泉」の5つから成る温泉郷。エリアによってはそれぞれ趣向が違う施設もあり、何よりここの温泉郷の魅力は日本一露天風呂があるということ。なんとその数は郷内で170カ所以上と言われている。
 温泉郷全体の湧出量も別府、湯布院に次いで国内3位の44,000㍑/分。湯量も豊富な温泉地だ。
 新穂高温泉は奥飛騨温泉郷の中でも北アルプス登山の拠点として、開けた温泉地。各旅館とも巨大な露天風呂を有しており、混浴露天風呂が多い。

 こちらは新穂高ロープウェイ駅の近くにあり、新穂高でも珍しい濁り湯の源泉を持つ。ここはツムラの入浴剤新穂高の湯のモデルにもなった施設だ。
 かつては宿として営業していたが、平成22年にリニューアルして、現在では日帰り入浴施設になっている。通常入浴料は800円だが、宿で割引券をもらっていたので700円で入浴。



 この辺は結構色づいた木々が気持ちいい。館内はまだ新しく、清潔感ある造りとなっている。立地的にも登山客が多そうだが、11時前のこの時間は貸切で利用できた。

 内湯と露天風呂が一つずつあり。それぞれ別の源泉が引かれている。内湯はきれいな白濁の湯で焦げた硫黄臭が心地よく、浴感も弱いツルツル。これがアルカリ性単純温泉というのだから驚きだ。総硫黄は1mgのみの食塩重曹系の湯で、加水しているもののオーバーフローが豪快で気持ちいい。



○源泉名  新穂高の湯 1号泉
○源泉温度 73.8℃
○泉質   「アルカリ性単純温泉」
○湧出量  300L/分
○水素イオン濃度 PH8.5(アルカリ性)
○成分総計 643mg/kg 
○温泉利用状況 「加水あり かけ流し式」

 
 一方露天風呂には別府式雨竹冷却装置!これのおかげで眺望はかなり悪いが、湯は非加熱非加水の完全かけ流し式。これでポタポタ垂らすので、湯花はその下で沈殿していて、浴槽まで辿りつかないためこちらは無色透明の湯となっている。





○源泉名  新穂高の湯 2号泉
○源泉温度 85.6℃
○泉質   「アルカリ性単純硫黄泉」
○湧出量  500L/分
○水素イオン濃度 PH8.5(アルカリ性)
○成分総計 819mg/kg 
○温泉利用状況 「完全 かけ流し式」

 こちらは総硫黄5.5mgの硫黄泉。タイプ的には1号泉と大きな違いはないが、こちらはやや苦味のある湯。湯花もこちらの方が少ない気がしたのは、おそらくあの冷却装置のせいだろう。湯使いにこだわりを見せる施設で、なかなかいい湯であった。

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