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温泉トリコイズム

全国の温泉巡りを不定期につらつらと綴っていきます。ジカ泉、野湯からスパ泉まで源泉があればなんでもレポります。

【神戸市灘区】灘温泉水道筋店

2018年06月05日 | 兵庫
入湯日:2011.11.12/2014.7.19/2016.10.5

○所 在 地  神戸市灘区水道筋1-26
○電   話  078-861-4535
○日帰り入浴  5:00〜24:00
○入 浴 料  430円
○満 足 度

神戸の温泉といったら、間違いなく有馬温泉を真っ先に思い浮かぶ人が多いだろうが、神戸市街地また兵庫県内の市街地には今なお数多くの温泉銭湯がある。特に灘区には絶妙の温度の源泉が多く、なおかつレベルの高い湯使いで利用者に提供されており、わざわざ温泉地に行かずとも、素晴らしい源泉を普段使い出来るという贅沢なエリアでもある。

こちらは灘区の水道筋商店街の一角にある温泉銭湯で、温泉業界ではもはや有名な銭湯の一つでもある。何が有名かってのは、後述するが、端的にいうと源泉の個性や湯使いが素晴らしいのである。



私がこちらを使用するのは大抵関西遠征などで夜通し車を走らせ、朝風呂利用することが多いが、開店時間の5:00には既にジモティーが20人程度行列を作っている。

浴室には非加熱源泉浴槽、加温浴槽に加え、機能湯浴槽が配置され、少しぬるめに加温された露天風呂にも浴槽があり、これを銭湯料金で利用できるのがありがたい。





私はここの入浴時間のほとんどを32-34℃程の非加熱源泉浴槽で費やしている。
先に加温浴槽(40℃程度)で体を温めてから、このひんやり浴槽に入るともう昇天級の心地よさ。温度も絶妙であるが、なおかつ炭酸が含まれる源泉を浴槽内から投入し、空気に触れさせないことで源泉の個性を失わずに、浴槽内へ提供され、含まれている炭酸成分が気泡となって体中を優しく包み、血行促進の働きも期待できるのである。



○源泉名  新温泉
○源泉温度 32.0℃
○泉質   「ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉」
○湧出量  35.5L/分
○水素イオン濃度 PH7.0(中性)
○成分総計 1,740mg/1kg 
○温泉利用状況 「完全 かけ流し式」

 湯は淡黄色を呈し、金気臭に弱塩味あり。なんといっても、炭酸泉バリの炭酸ガスの泡が凄まじい。小さな気泡ではなく、大きめの気泡なのである。だが、成分表の含有二酸化炭素は103mg程度と思ったより多くないし、二酸化炭素泉の規定には満たない。だが、二酸化炭素の計測は至って難しいということもあり、必ずしも目安にもならない数値である。湯使いさえこだわればこれほどまでに湯の個性が出るものかと感心する一湯であった。


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