・農場
今日の活動は農場の畝立て&ニンニクの植付けとダイコンの播種でした。
他の班の活動が少なかったため皆が手伝ってくれて早く終えることができました。
みんな、ありがとぉ~~(^ー^)ノシ
今回、ニンニクを植えましたが畝の半分くらいしか使わなったので、
買い足してもっとたくさん育てようと思ってます(ホワイト六片なのに剥いてみたら四片しかないとか…(^^;)
あとは、ニンジン、タマネギ、(イチゴ)とか予定してます。
こんなもんですかね。
最近、小説を書くのが流行っているみたいなのでブームに乗ってみる。
朝。二日酔いのだるさと寝不足の中で、つけっぱなしのテレビから音が聞こえる。
「今日は世界が滅びます。――――では皆さんお気をつけていってらっしゃい。」
『終末にしたいこと』
日曜の昼下がり、けだるさのなか目を覚ました。
今日は皆でドライブの日―――朝からドライブの日。
覚めきらない頭で携帯を手に取った。
電話が3件、メールが1件。
「ごめん。つながらんからおいてくわ。」
ごめん…
どうやら、今日世界が滅ぶらしい。どうりで周りの家の人たちが騒がしいわけだ。
「豪華なのも食べるぞー」とか「俺は今まで何のために頑張ってきたんだ」とか
「ずっと好きでした」とか。
こんなことになるなら、私も早起きしてみんなとドライブに行って最後の時を
楽しめばよかったなぁ。
そんなことを思っていると、プルルルルルと携帯が鳴った。
誰からと思うと母からだった。
「あ、お母さん」
「元気でやってる?ちゃんと食べてる?お酒とか飲みすぎたりしてない?」
「うん。大丈夫、大丈夫ー。」
何度も聞き馴れたその言葉に若干、ふらつきを感じながらそう答えた。
「そうそう、あんたニュースあんまり見ないから知らないかもしれないけど、今日は滅ぶんだって。」
「知ってるってー、そのくらい!」
「ホントに~?」
「ホントだってば!」
「それで、やっぱり最後にあなたの顔を見たいと思ったけど、電車も道も混んでてあたなの下宿まで行けそうにないから、メールで写真送ってほしいなと思って。」
急に母の声が優しく、そして寂しく聞こえた。
私はゆっくり答えた。
「うん。ちゃんと送るよ。」
「あなたも今日は自分ができる好きなことしなさいね。」
「…うん。ありがとね。お母さん。お父さんとコウにもありがとうって言っといて。」
「わかった。」
「じゃあね」
「じゃあね」
ツー、ツー、ツー。
空は最後の日に似合わないくらい青く、遠く、白い雲を浮かべている。いつもと同じように。
いつもと同じ大気の中、なぜか、周りの騒がしさは聞こえず電話が切れた音だけが聞こえた気がした。
なるべく、目一杯の笑みを浮かべ携帯で自分の写真を撮り母にメールを送る。
さっき言われた母の言葉が心に引っかかっていた。
「あなたも今日は自分ができる好きなことしなさいね。」
何かをしようと思ったけれど、自分のしたいことがなかなか思いつかない。
今まで自分のしてきたことがまるで、自分じゃない誰かがしてきたことのように思えた。
別にしたくないわけじゃない、けれど自分からの望んだことじゃないような気がした。今日のドライブだって行きたかったし、行ったら実際最後の日の楽しみになっていただろう。
だけど、私は起きることはできなかったし、「最後の日」という付加価値に行きたいように思わされた。そんな気がする。
結局は、良くも悪くも全部何かにせかされていたのかなぁ、私。
時間が過ぎるごとに、焦る気持ちが強まっていく。早く何かしないと終わってしまう。いつ終わるかわからない。
周りの騒がしさが再び聞こえ私に襲いかかる。
「うっ、ううぅ」
涙がこぼれた。自分が溶けだすような気持ちだった、いっそ溶けてしまえと思った――――
――――あれから、どのくらい泣いただろうか。泣いていた理由もわからなくなり私は疲れて眠っていた。
いつの間にか辺りは夕焼け色に染まっていた。沈んでいく夕日はなぜか私の心を落ちつかせた。これから終りが来るというのに。
いつ終わるかわからない。この瞬間にもしかしたら終わってしまうのかもしれない。けれど、したいことが見つからないならせめてこの空を見つめていよう。
そのときまで。
byマスケン