馬鹿の国

世の中にあまたある問題の解決法を論じる時、

制度や政策の方に目を向けがちですけど

とうちゃんは、そんなごちゃごちゃしたもん

後回しでいいから、ひとりひとりが

「もうちっと利口になれば？」って思うんですよ。

今だと統一教会とかでごちゃごちゃ言ってる

みたいですけど、そんなもんひっかかる

馬鹿がいなくなりゃ済む話のはずでしょ。

ところが馬鹿はいなくならない。

なぜか？

そこでまた制度や政策の

不備に原因を求めるからですよ。

自分が勉強すればいいだけだし、わからない人が

いたら教えてあげればいいだけなのに。

コロナの騒ぎだってもう3年目ですよ。

日本中どこに行ったって図書館とか

本屋さんとかあるんだから、国民すべてが

ウィルス博士みたいな会話が出来るように

なってたっていいはずなのに、まだ

「菌」とか言ってる奴がいるし、

この間なんか、子供用のすごい小さいマスクを

鼻メインでくっつけて、はみ出した口でハアハア

息しながらバスに駆け込むおじいさん見ましたよ。

そこまでしなくちゃ駄目ですか？

狂ってますよ。

昔、子供だったとうちゃん達に

「テレビばっかり観てると馬鹿になるぞ」

って、教え諭してくれた世代の方ですよ、

おそらく。

それが、テレビにまんまと騙されて、

おかしな強迫観念に駆られて鼻に子供マスク。

よたよたハァハァして。

可及的速やかにしかるべき施設に収容して差し上げる

必要を感じましたが、呼び止めて教えてあげられる

だけの知恵も知識もありませんので、

忸怩（じくじ）たる思いを胸にバスを見送りました。

今度見かけたらとっ捕まえてウィルス博士みたいな

専門用語浴びせて説教してやろうと思いますが、

とうちゃんがウィルスの本読むためには、

まず漢字の勉強しなきゃならないんで

今から図書館で勉強してまいります。

涼みに行くんじゃないんだよ。

ホントだよ。