試写会での不可解な出来事

　普段ほとんど試写会へ行くことはないのだが、この一年間で行く機会が二度あった。で、どちらでも同じことに驚かされた。何に驚いたかというと、「上映前に司会者が粗筋を話すこと」にである。
　だってさ、集まっている人々は、その映画を今から観るわけよ？　わざわざ説明されなくたって「彼と交際することを父親は反対します」とか「乗組員たちは地球外生物に襲われて逃げまどいます」とか「やがて彼女は記憶を失っていきます」なんてことは、スクリーンを見ていれば分かるわけだ。それを何故わざわざ直前に説明する？　ちょっと理解できんぞ。ちなみに二度目の時は途中から耳をふさいでいたんだけど、一緒に行った方の話によるとほぼラストまで話したらしい。なんじゃ、それ。お節介の極みだ。というか、嫌がらせか？
　これ、どこの試写会でも同じなんだろうか。うーん、不可解だ。