＜12年7月28日公開作＞ 『ダークナイト ライジング』など

　週末恒例、「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー！　☆・◎・○・無印の順で……以下略。

☆『ダークナイト ライジング』（アメリカ）165分
　クリストファー・ノーラン監督＆クリスチャン・ベール主演『バットマン』シリーズ3作目。これで終わりなのかな？　って、そういうことも全然知らない状態で臨みます。ちなみに映画館で予告編が上映される時は必ず目を閉じていました。
※上映館／ミッドランド スクエア シネマ／109シネマズ名古屋／イオンシネマ・ワンダー／中川コロナシネマワールド／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ／ワーナー・マイカル・シネマズ大高

◎『くそガキの告白』（日本）94分
　映画監督を目指すニート青年とパッとしない女優の鬱屈した日々を描いた青春ドラマ……らしい。主演はキングオブコメディの今野浩喜。なかなか面白そう。
※上映館／シネマスコーレ

◎『東京無印女子物語』（日本）？分
　どこにでもいるような女子たちの日常を描いた人間ドラマ……らしい。監督は『恋するマドリ』の大九明子で、主演は谷村美月。この手の映画、去年までなら無理してでも観てたけど、ちょっともう余裕がありませんです。
※上映館／名古屋シネマテーク

◎『ゴッド・ブレス・アメリカ』（アメリカ）104分
　中年男と女子高生が、世にはびこる悪い連中を抹殺していくさまを描いたロードムービー……らしい。かなり過激みたい。ちょっと気になります。
※上映館／センチュリーシネマ

◎『エイトレンジャー』（日本）110分
　戦隊ヒーローもののパロディーみたいですね。主演は関ジャニ∞で、監督は堤幸彦。設定とかは自分の好みっぽいので、できれば観たいと思ってます。
※上映館／109シネマズ名古屋／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ／ワーナー・マイカル・シネマズ大高

○『ぼくたちのムッシュ・ラザール』（カナダ）94分
　小学校を舞台に、風変わりな代用教員と児童たちの交流を描いた人間ドラマ……らしい。アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたそうです。
※上映館／名演小劇場

○『屋根裏部屋のマリアたち』（フランス）106分
　1960年代、独裁政権下のパリを舞台に、メイドと雇い主の禁断の恋を描いたラブ・ストーリー……らしい。
※上映館／名演小劇場

『オロ』（日本）108分
　チベットからインドへと移り住むことを余儀なくされた少年の姿を追った感動作……らしい。
※上映館／名古屋シネマテーク

『依頼人』（韓国）123分
　不可解な殺人事件を手掛けることになった敏腕弁護士と容疑者、担当検事の激しい駆け引きの応酬を描いた法廷サスペンス……らしい。主演は『哀しき獣』『チェイサー』のハ・ジョンウ。
※上映館／シネマスコーレ

『ROAD TO NINJA NARUTO THE MOVIE』（日本）？分
　人気シリーズの劇場版第9弾だそうです。
※上映館／ピカデリー／109シネマズ名古屋／イオンシネマ・ワンダー／中川コロナシネマワールド／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ／ワーナー・マイカル・シネマズ大高

『東京スカイツリー 世界一のひみつ』（日本）60分
　東京スカイツリーの完成までを追ったドキュメンタリー……らしい。ハトの目線で撮影されてるんだって。
※上映館／ワーナー・マイカル・シネマズ大高

『口裂け女　リターンズ』（日本）74分
　田舎に来た学生たちを口裂け女が襲うそうです。もはや、すっかりホラーの定番キャラになったみたいですね。
※上映館／中川コロナシネマワールド

　名古屋市内じゃ中川コロナのみで公開された『この空の花　長岡花火物語』、明日からシネマスコーレで上映されます。なんと初日には大林宣彦監督も来るんだって。かなりインパクトのある作品らしいので、できれば観たいと思っています。
　また、TOHOシネマズ名古屋ベイシティのみで公開された『裏切りのサーカス』は、明日から伏見ミリオン座で上映。これまた世評が高そうなので、気になります。

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　『ヘルタースケルター』を観ました。やっぱり沢尻エリカは素晴らしい！　冒頭の数分間、様々なファッションに身を包んだエリカを短いショットで次々と見せていくあたりは最高です。ちゃんと○首も見せているし、この時点で大満足。
　とはいえ、映画全体としては、どうにもチグハグな印象しか残りません。最大の失策はラスト数分間がやたらモタモタすること。ショッキングなシーンのあとはスパパパッと話を終わらせなきゃ。観客に「いつ終わるんだ？」と思わせたら負けでしょ。
　蜷川監督の持ち味は「絢爛豪華な映像」だと思います。それはそれで大いに結構だし、今回もカラフルなショットが次々と出てきて楽しませてくれるんですが、この人、自分がさほど興味がないシーンは、思いっきりおざなりに撮ってますよね。具体的に言えば、それは「沢尻エリカが出ていない場面」。大森南朋と鈴木杏（実は途中まで鈴木杏だと気付かなかったわけですが）が会話するシーンとか、終盤で寺島しのぶが○○○○を○そうとするシーンなんて、すごく安直な雰囲気になっちゃってるもん。
　ストーリー自体はそれなりに楽しめたわけですが、整形が当たり前になった現在では、ちょっと古めかしい内容のようにも思えてきてしまいました。そもそも、この映画のストーリーよりも現実の沢尻エリカの言動の方がドラマッチでスキャンダラスのような気がします。
　でもまあ、沢尻エリカ復帰作としては充分に及第点をクリアしたんじゃないでしょうか。この勢いで次回作を……と期待したいんだけど、まだお休み中？　次も5年後だったしして。

　インド映画『ロボット』の完全版も観ました。「ワケわからんが面白い」というキャッチコピーだったので、ひたすら荒唐無稽だったり辻褄が合わなかったするのかと思ってたけど、そんなことは全然ありませんでした。正統派のSF、と言っていいんじゃないでしょうか。もちろんツッコミどころは多いです。そもそも主人公の科学者、危機管理の意識が低すぎ。まあ、そうでなきゃ話が転がらないわけですが。
　それにしてもインドの女優さんは華やかですね。歌とダンスのシーンもたっぷりあって、とても楽しめました。オススメ。でも3時間近くあるので、必ず直前にトイレに行っておきましょう！

　明日からオリンピックが始まりますね。開会式には007が登場するってウワサがあるけど、どんな感じになるんでしょ。楽しみです。