週末恒例、名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ!
☆『ほかげ』 <シネマトゥデイ>
塚本晋也の新作。終戦直後が舞台のヒューマンドラマだそうです。主演は『ブギウギ』でも大活躍中の趣里。
※上映館/シネマスコーレ
☆『ウィッシュ』 <シネマトゥデイ>
ディズニーアニメの新作。「願いの力」がテーマのミュージカルだそうです。短編『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』を併映。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
◎『スリ・アシィ』 <シネマトゥデイ>
インドネシア映画。格闘家の女性がスーパーヒーローとして活躍するそうです。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ
◎『ティル』 <シネマトゥデイ>
1955年に起きた黒人少年の殺害事件を基にしたヒューマンドラマだそうです。
※上映館/伏見ミリオン座
◎『きっと、それは愛じゃない』 <シネマトゥデイ>
結婚観の異なる幼なじみの男女を描いたラブストーリーだそうです。ヒロインは『シンデレラ』『レベッカ』などのリリー・ジェームズ。めっちゃ好きな顔立ちです。
※上映館/センチュリーシネマ
◎『屋根裏のラジャー』 <シネマトゥデイ>
『メアリと魔女の花』などのスタジオポノックの新作アニメ。イマジナリーフレンドたちが暮らす想像の世界と、現実の世界が交錯する。監督を担当するのは『二ノ国』などの百瀬義行。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
◎『ポトフ 美食家と料理人』 <シネマトゥデイ>
天才料理人と美食家の愛と人生を描いたヒューマンドラマだそうです。監督は『青いパパイヤの香り』などのトラン・アン・ユン。料理人を演じるのはジュリエット・ビノシュ。
※上映館/伏見ミリオン座
〇『こん、こん。』 <シネマトゥデイ>
普通の大学生の青年と、正反対の性格の女性とのラブストーリーだそうです。
※上映館/シネマスコーレ
〇『阪神タイガースTHE MOVIE 2023 -栄光のARE-』 <シネマトゥデイ>
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ
『恐解釈 桃太郎』 <シネマトゥデイ>
おとぎ話をモチーフとしたホラーシリーズの第2弾だそうです。
※上映館/イオンシネマ名古屋茶屋
『パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー』 <シネマトゥデイ>
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
●リバイバル&特集上映(一部のみ)
<ひつじのショーン ムービ・フェスティバル with ウォレスとグルミット>
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/イオンシネマ名古屋茶屋
ミッドランドスクエアシネマの「月イチ35mmフィルム上映」、今月からはワーナー・ブラザース作品を1週間ずつ上映するそうです。1本目は『ビフォア・サンセット』。
大須シネマ、三越映画劇場、シアターカフェに関しては、各自でチェックしてくださいませ。刈谷日劇のサイトも要チェック。
じゃ、今週もとりあえず映画情報だけアップしておきます。
* * *
もう水曜日になっちゃいましたが、追記します。誰の目にも留まらない気がしますが、まあ、そもそもは自分のための備忘録なので。
●観た映画
『市子』※オススメ
失踪した女性をめぐる物語。同棲していた彼女に去られた男性は行方を捜すのですが、その過程で彼女の市子という名前が偽名であること、そもそも彼女が存在しない人物であることを知らされ、途方に暮れます。
時間軸を行き来させ、市子と名乗る女性がどんな人生を送ってきたのかを、その時々に関わった人物たちが語っていく、という構成。もともとは舞台劇だったそうですが、そうとは思えないようなロードムービー的な趣きもある作品となっています。
杉咲花と若葉竜也をはじめ役者陣はみんな実在感があって見事。ままならない状況から抜け出せない者たちの悲哀と絶望が生々しく伝わってくる秀作でした。
ただ、必要以上に時間軸をいじりすぎているように感じたのも正直な気持ち。それによって物語が分かりづらくなっているように感じました。もう少し単純な構成にした方が良かったんじゃないかな。
とはいえ、映画館まで行って観る価値は充分にある作品。かなりの集中力が求められるので、配信とかではなく映画館で観るべきかと思います。
『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』※まずまずオススメ
ティモシー・シャラメが歌って踊って大はしゃぎ。その楽し気な様子を見るだけで大満足できちゃいました。身のこなしがいちいちサマになっているし、表情も実に豊か。こういう人をスターと呼ぶんでしょうね。
映像もポップでカラフル。テンポ良く話が進むので、飽きさせません。ただ、面白キャラとして登場するウンパルンパは、あんまり好きになれませんでした。まあ、好みの問題でしょうね。
ところで、食べたら幻覚が見えるようになるチョコって、つまりは少し前に流行った大麻グミみたいなもので、売ったらマズいんじゃないのか……などと余計なことも考えたりしちゃいました。
『VORTEX ヴォルテックス』※一見の価値あり
「老い」がテーマの物語です。主な登場人物は認知症の老婆と、夫である映画評論家と、この夫婦の息子。カメラは終始2分割で、それぞれの画面で別の登場人物が映されます。ほとんどの場合、片方が夫でもう片方が妻、という具合。このあたりの実験的な作風がギャスパー・ノエ監督らしいですね。
ずいぶんヘンテコな映画だし、観る者を苛立たせるような描写もありますが、年老いていくことの残酷さ、虚しさ、やるせなさが詰まった作品なので、まだまだ自分は若いと思っている方には、老いを疑似体験できる作品になるかも。
ちなみに、2000年に名古屋シネマテークでギャスパー・ノエ監督のデビュー作『カノン』を観た時、あまりの気色悪さに「この監督の映画は二度と観ない!」と憤った記憶があるのですが、なぜか『クライマックス』『ルクス・エテルナ』といった近年の作品は観ております。
●読んだ本
『幽玄F』佐藤究
『みらいめがね それでは息がつまるので』荻上チキ、ヨシタケシンスケ
●お気に入りor気になるMUSIC
Chilli Beans.『Welcome to My Castle』
福来スズ子(趣里)『福来スズ子傑作集』
やましたりな『ね。』