『レッドクリフ Part1』の感想を少し ※ネタバレも少し

お気に入り度　★★★★★★☆☆☆☆

　恥ずかしながら、三国志に詳しくない。それに、いわゆる歴史モノや時代モノ、そして血なまぐさい合戦モノも好きじゃない。でも、これだけ大ヒットしている映画だし、監督がジョン・ウーだし、ヒロインも別嬪さんみたいだし……というわけで、観てきた。
　そしたら、意外にも登場人物の名前には聞き覚えがあるし、劇中で出てくる戦術にも見覚えがある。たぶん、ＴＶドラマや雑誌の記事などで断片的に内容を知っていたんだろうね。本編の前に、時代状況や主要人物を大まかに説明してくれるというサービス（これは日本版のみらしい）もあるし、僕みたいな門外漢でも置いてきぼりを食らうことはなかった。
　ただし、面白さは中途半端。見応えのある場面も多いのだが、やたらと冗長さを感じてしまった。特に、クライマックスである大合戦が終わってからエンディングまで。たぶん誰もが思うだろうけど、あれはダラダラしすぎじゃない？　なんか無理して時間稼ぎしている感じ。もしかして、大作っぽいイメージを作るために引き延ばしたんじゃないか、なんて勘ぐってしまった。

　それはそうと、評判のリン・チーリン。いやぁ、確かに美しい。清楚で気品があり、聡明そうでもある。こりゃ夢中になる男が続出するのも当然でしょ。
　そのリン・チーリン嬢、本業はモデルらしく、『レッドクリフ Part1』が映画デビュー作なんだって。ドレス姿が最高に素敵なので、現代劇にも出演してほしいもんです。あ、その前に『レッドクリフ Part2』があるか。うーん、まあ、彼女が出てるなら観ないわけにゃいかんかなぁ。

　それにしても、『ラスト、コーション』のタン・ウェイといい、なんでトニー・レオンと絡む（←ふたつの意味で）女優は、こんなに美女ばかりなんだ？　トニレオ（とは略さない？）、恵まれずぎ。
　ちなみに、一時は中国当局からの弾圧を受けていたタン・ウェイ嬢、最近は少しずつ表舞台に出てきているそうです。ホッ。