で、感想。甲斐さん、ものすごく理想的な少年時代を送ってきたんだなぁ、と少々羨ましい気分になってしまった。たぶん、読んだ人の多くは「この時代に生まれたかった」とか「こんな環境で育ちたかった」と思うんじゃないかな。なんせ、テレビの黎明期であり、映画や歌謡曲が強大な影響力を放っていた時代であり、ロックやアメリカン・ニューシネマが既成概念を覆した頃だもんね。いいなぁ。あと、人間ってヤツは、やっぱり大勢の中で揉まれて育つべきだよなぁ、と改めて痛感。あ、でも、山笠は物騒すぎて、ひ弱な僕には到底無理ですわ。ヘタレで失敬。
そんなわけで良い本なんだけど、挿絵はイマイチじゃない？ 新聞に連載されていた時は萩尾望都先生の絵が使われていたのに、なんで単行本には載せなかったんだろ。
↓せっかくなので甲斐さん関連の本を並べてみました。
関係ないけど、『ジャッジII』、終わっちゃったねぇ。いいドラマでした。そうそう、週刊文春に載ってる亀和田武のコラム、今週号は西島秀俊の話題でした。西島ファン必読！
と書いてて思ったけど、上の画像、亀和田さんの『愛を叫んだ獣』が入ってないじゃん。オレ、どこにしまったんだ？
