少年トッパ

<2014年1月31日・2月1日公開作> 『アメリカン・ハッスル』など

 週末恒例、「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー! ☆・◎・○・無印の順で……以下略。
 基本的に、気になってる作品以外の説明は省略。タイトルの下の<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>という文字をクリックすると丁寧な紹介文を読めますので、そちらをご参照ください。

『アメリカン・ハッスル』(アメリカ)138分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
 実際に起きた収賄スキャンダルの映画化だそうです。それ以上の情報は仕入れずに臨むつもり。
※上映館/伏見ミリオン座TOHOシネマズ名古屋ベイシティ

『マイティ・ソー ダーク・ワールド』(アメリカ)112分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
 『マイティ・ソー』の続編。はっきり言ってアベンジャーズ関連の中で一番好きになれないキャラなんですが、まあ、『アベンジャーズ2』の予習ってことで観なきゃダメ……だよね?
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドTOHOシネマズ名古屋ベイシティイオンシネマ大高

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(アメリカ)165分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
 マーティン・スコセッシ監督の新作。実在する株式ブローカーの半生を描いた人間ドラマだそうです。主演はレオナルド・ディカプリオ。面白そうだけど165分ってのは長いなぁ。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドTOHOシネマズ名古屋ベイシティイオンシネマ大高

『ザ・イースト』(アメリカ)116分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
 環境テロ集団に潜入捜査を試みた女エージェントの葛藤を描いたスリラー……らしい。LAタイムズ紙で「2013年最も過小評価された映画」第1位に選ばれたそうです。
※上映館/ピカデリー

『消えたシモン・ヴェルネール』(フランス)93分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
 高校生の連続失踪事件をめぐるミステリー……らしい。なんとなく面白そう。
※上映館/名古屋シネマテーク

『僕は友達が少ない』(日本)114分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
 人気ライトノベルの映画化。友達がいない高校生たちの交流と成長を描いた青春コメディ……らしいです。面白そう。主演は瀬戸康史と北乃きい。
※上映館/109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダーTOHOシネマズ名古屋ベイシティイオンシネマ大高

『メイジーの瞳』(アメリカ)99分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
 自分勝手な大人たちに翻弄されるに翻弄される少女の日常を描いた人間ドラマ……らしい。予告編の印象では、かなり見応えありそう。
※上映館/伏見ミリオン座

『抱きしめたい 真実の物語』(日本)123分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
 交通事故の後遺症で半身の自由と記憶する力を失った女性が主人公だそうです。主演は北川景子と錦戸亮で、監督は『月光の囁き』『どこまでもいこう』『カナリア』など数々の秀作を撮ってきた塩田明彦。長編映画は、酷評された『どろろ』以来みたいですね。
※上映館/ピカデリー109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドTOHOシネマズ名古屋ベイシティイオンシネマ大高

『MIA ミア』(カナダ)108分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
 テロ組織に両親を殺害されて暗殺者として生まれ変わった少女の戦いを描いたアクション……らしい。よくある話っぽいけど、こういうのは嫌いじゃないです。
※上映館/中川コロナシネマワールド

『旅人は夢を奏でる』(フィンランド)113分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー> 
 35年ぶりに再会した父子が旅しながら音楽で交流するさまを描いたロードムービー……らしい。監督はミカ・カウリスマキ。
※上映館/名演小劇場

『父の秘密』(メキシコ)103分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
 母を亡くした父娘の日常を描いた人間ドラマ……らしい。カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリ作品だそうです。
※上映館/名古屋シネマテーク

『KILLERS キラーズ』(日本/インドネシア)138分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
 北村一輝主演作。殺しに魅了された男たちの姿を描いたバイオレンスドラマだそうです。ものすごく血なまぐさそう。
※上映館/シネマスコーレ

『幕末奇譚 SHINSEN5弐 風雲伊賀越え』(日本)78分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
 戦国時代にタイムスリップした新撰組の戦いを描いたシリーズの第2弾だそうです。
※上映館/シネマスコーレ

『バイロケーション 裏』(日本)121分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
 これ、「表」とはエンディングが違うだけなの? まあ、観ないけど。
※上映館/ピカデリーセンチュリーシネマイオンシネマ・ワンダーTOHOシネマズ名古屋ベイシティ

 あと、この週末はロン・ハワードの新作『ラッシュ プライドと友情』の先行上映もあります。

 朗報。名演小劇場での『ソウルガールズ』、来週金曜までは上映されるようです。明日の映画1000円デーに何を観ようか迷ってる方は、ぜひ!
 ジョニー・トー監督の『ドラッグ・ウォー/毒戦』、シネマスコーレでは今日までなんですが、明日からは中川コロナで上映されるみたいです。しかし中川コロナ、いつまで『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』を上映するつもりなんでしょ。
 そういえばキノシタホールって、今『高校大パニック』を上映してるんですね。懐かしい!

 スターキャットの会員制度、来年度から少し変更になるようです。手っ取り早く言うと500円の値上げ、ということですね。しかし、センチュリー限定の会員って、ニーズがあるの? ミリオン限定なら分からなくもないですが。
http://www.eigaya.com/blog/info/2014/01/24/newcineclub/

*     *     *     *     *

 この1週間で観た映画は4本。日曜日に用事がなかったので、みよし市まで遠征して観たりもしました。加藤さんのマニアックな部屋にもお邪魔できて、実に楽しい一日でした。

●ゲノムハザード ある天才科学者の5日間

 はっきり言って、ストーリーはいまひとつ。たぶん原作の小説は面白いんだろうけど、映画ではそれが活かされていない気がしました。
 とはいえ、西島秀俊の熱演は一見の価値あり。ちょっとだけですが、裸の胸板を見せるシーンもありますぜ! そこだけでも金を払う価値は充分……かどうかは分かりませんが、走ったり飛び降りたり怒鳴ったりと、ひたすらアクティブな西島を堪能できます。

●ドラッグ・ウォー 毒戦

 ジョニー・トー監督が初めて中国本土を舞台に撮った作品。麻薬組織と警官たちの闘いを描いた話で、中心となるのはチーフっぽい刑事と捕まった運び屋です。以下ネタバレ。
 この手の映画だと、普通は刑事と運び屋の間に友情というか絆というか、ちょっとした信頼関係が生じるものでしょ? この作品でも、そういう感じになりそうな場面があります。なので観ている側としては「コイツ、悪いヤツではあるけど根は義理堅い正直者なのかも」とか思うわけですよ。顔が正統派の二枚目なので、余計にそう感じるわけ。
 ところが、最後の最後、結局は完全に保身のための行動に出るわけです。その情けなさといったら! とはいえ、自分が同じ立場ならやっぱり同じような選択をすると思いますが。
 というわけで、きわめて現実的ではあるものの、とてもスッキリしないアクション映画。カタルシスを味わえない作品ではありました。でも基本的には好きです。

●オンリー・ゴッド

 えっと、これはギャグと解釈していいの? ちょっと途方に暮れちゃいました。以下ネタバレ。
 警察官のボスであるチャンという男が冗談みたいに強いわけですが、その彼がスナックで警官たちを前にカラオケで流行歌みたいなのを歌うわけです。その時の佇まいが『ごっつ』の板尾そっくり! 顔立ちは似てないけど背格好もほぼ同じ(なで肩だし)なので、『ごっつ』を見たことがある人なら誰でも板尾を連想するんじゃない?
 もちろん、作り手が『ごっつ』のファンだったとは思わないけど、このシーン自体は明らかにギャグじゃないかと僕には思えたわけです。で、それがギャグだとすると、映画そのものもギャグ。つまり「ツッコミなしでボケたまま終わるコント」みたいに思えたわけです。それが僕の解釈。なんて書いたらニコラス・ウィンディング・レフン信奉者に撲殺されそうですね。すんません。

●エンダーのゲーム

 傑作! 大好き! 終盤15分ぐらいの展開にハートを鷲掴みにされました。早くも今年のベストワン決定か、という感じ(『ソウルガールズ』も大好きですが)。
 以下ネタバレ。途中までは、よくある少年の成長ストーリーという展開で、それなりに楽しめはしたものの、それ以上のものは感じなかったんです。で、ちっとも主人公たちが実戦に向かわないので「これ、もしかしたらパート1? 続編があるのかな」なんて思ったわけです。ところが!
 主人公は「卒業試験」みたいなものに見事合格するわけですが、そこで衝撃的な事実を知らされるわけです(ネタバレと言いながらも肝心なことは伏せてます)。そして悩み、苦しみ、途方に暮れながらも、自分がなすべきことを見つけ、行動に移します。その崇高な志に素直に感動し、胸が熱くなりました。こういう「社会派」っぽい要素がある作品に、僕はとことん弱いです。

 読み終えた本は2冊。先週の『午前32時の能年玲奈』に続いてボリューム満点で、けっこう時間がかかりました。

●「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい
 ―――正義という共同幻想がもたらす本当の危機/森達也

 死刑廃止や脱原発などの社会問題について明晰に綴られた文章はどれも読み応えがあるんですが、僕が何よりも印象に残ったのは、スリッパを重ねることへの異議申し立て。
 ほら、スリッパってさ、足の裏と床とを直接触れさせないために存在するものじゃん。ところが、それを重ねるってことは、スリッパのオモテ面とウラ面を接触、というより、くっつけるわけだから、「清潔を保つ」という観点からすると完全にNGだよね? なのに、それが世間では日常的に行われているわけです。特に、ばい菌の繁殖を防ぐべき病院に於いても!
 というようなことを森達也が書いていて「その通り!」と強く共感しました。まあ、僕は別に潔癖症じゃないし、それぞれの家庭にはそれぞれのルールや習慣があるのでそれはそれでいいと思うけど、病院のスリッパは重ねるべきじゃないよね。

●あまちゃんメモリーズ 文藝春秋×PLANETS
 /みなさんのあまロスをなんとかすっぺ会

 別に僕は「あまロス」ではないんですが、やはり『あまちゃん』関連本は読まずにはいられません。この本では社会科学者やら評論家やらが独自の論点で『あまちゃん』を語っていて、改めてこのドラマがいかに画期的で楽しいものであったのかを再確認できました。他にも関連本が出れば(というより図書館に置いてくれれば)読むつもり。

 明日は映画1000円デーなので3本ぐらい観ようかと思ってましたが、急な仕事が入ってきちゃいました。でも1本は何か観るつもり。






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