週末恒例「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー！
☆『ひとりぼっちじゃない』 ＜シネマトゥデイ＞
King Gnuのボーカル、井口理の主演作。共演は馬場ふみか、河合優実など。予告編の印象ではスリラーっぽい感じ。
※上映館／センチュリーシネマ
☆『Winny』 ＜シネマトゥデイ＞
あるソフトを開発して逮捕されたプログラマーと、開発者を守るために権力やメディアに立ち向かった人々を描いたヒューマンドラマだそうです。東出昌大、三浦貴大などが出演。
※上映館／ミッドランドスクエアシネマ／伏見ミリオン座／中川コロナシネマワールド
◎『いつかの君にもわかること』 ＜シネマトゥデイ＞
余命宣告を受けたシングルファーザーが主人公のヒューマンドラマだそうです。
※上映館／伏見ミリオン座
◎『餓鬼が笑う』 ＜シネマトゥデイ＞
田中俊介主演作。あの世に迷い込む青年を演じているそうです。
※上映館／シネマスコーレ
◎『Blind Mind』 ＜シネマトゥデイ＞
※上映館／シネマスコーレ
○『ホーリー・トイレット』 ＜シネマトゥデイ＞
爆破寸前の仮設トイレで目覚めた男の運命を描いたサバイバルスリラーだそうです。
※上映館／イオンシネマ名古屋茶屋
○『シャーマンの娘』 ＜シネマトゥデイ＞
心霊現象を描いたドラマのようです。
※上映館／シネマスコーレ
○『オットーという男』 ＜シネマトゥデイ＞
スウェーデン映画『幸せなひとりぼっち』のリメイク。主演はトム・ハンクス。
※上映館／ミッドランドスクエアシネマ／イオンシネマ・ワンダー／中川コロナシネマワールド／イオンシネマ大高／イオンシネマ名古屋茶屋
○『美しい彼～special edit version～』 ＜シネマトゥデイ＞
BLドラマの再編集版。原作は『流浪の月』などの凪良ゆう。続編が4月に公開されるようです。
※上映館／ミッドランドスクエアシネマ
○『有り、触れた、未来』 ＜シネマトゥデイ＞
東日本大震災の体験記が原案の群像劇だそうです。
※上映館／イオンシネマ名古屋茶屋
○『デスNS／インフルエンサー監禁事件』 ＜シネマトゥデイ＞
インフルエンサーの女性が地下室に拉致監禁されて……という展開のスリラーだそうです。
※上映館／イオンシネマ名古屋茶屋
『バトルキング!!-We'll rise again-』 ＜シネマトゥデイ＞
ダンス＆ボーカルユニット、ONE N' ONLYの主演作。
※上映館／ミッドランドスクエアシネマ
『劇場総集編 SSSS.DYNAZENON』 ＜シネマトゥデイ＞
特撮ドラマ『電光超人グリッドマン』を原点とする新アニメシリーズ第2弾『SSSS.DYNAZENON』の総集編だそうです。すんません、そっち方面にはまったく詳しくありません。
※上映館／ミッドランドスクエアシネマ
『映画 きかんしゃトーマス めざせ！夢のチャンピオンカップ』 ＜シネマトゥデイ＞
※上映館／ミッドランドスクエアシネマ／イオンシネマ・ワンダー／イオンシネマ大高／イオンシネマ名古屋茶屋
●ドキュメンタリー
『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』 ＜シネマトゥデイ＞
※上映館／伏見ミリオン座
『コペンハーゲンに山を』 ＜シネマトゥデイ＞
デンマークのゴミ処理発電プラントを題材にしたドキュメンタリーだそうです。
※上映館／名古屋シネマテーク
『二十歳の息子』 ＜シネマトゥデイ＞
※上映館／名古屋シネマテーク
アート・オン・スクリーン Season 3『ルネサンスの巨匠 ラファエロのすべて』 ＜シネマトゥデイ＞
※上映館／ミッドランドスクエアシネマ
●リバイバル＆特集上映（一部のみ）
若手映画作家育成プロジェクト＜ndjc2022＞
※上映館／ミッドランドスクエアシネマ
センチュリーシネマでは『イップ・マン外伝 マスターZ』、ミッドランドスクエアシネマやイオンシネマ・ワンダーでは『パンズ・ラビリンス』がリバイバル公開。他にも何本かあると思いますが、すんません、細かくチェックする時間がありませんでした。旧作を観るのが好きな方は各自でチェックすべし。
大須シネマとシアターカフェに関しても、例によって各自でチェックしてくださいませ。
＊ ＊ ＊
●観た映画
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』※観るべき
うーん、ちょっと期待値を上げすぎたかも。面白かったことは面白かったんですが、どうもノレませんでした。とはいえ、ものすごくヘンテコな映画なので、観るべき価値があることは間違いありません。
＜以下ネタバレ＞主人公たちは様々な世界で闘ったり会話を交わしたりするんですが、その中で抜群に面白かったのは「岩」になってしまうシーン。崖の手前に丸い岩がふたつ並んでおり、そのふたつが交わす会話がテロップで表示される、という演出に大笑いしました。この独創性はスゴい！
『フェイブルマンズ』※観るべき
スピルバーグの自伝的内容。2時間半という長さなんですが、終わった瞬間に「もっと観たい！」と思いました。
＜以下ネタバレ＞これは自分の勝手な勘違いですが、どちらかといえばスピルバーグが映画業界に入って成功を収めるまでが描かれると思っていました。予告編では少年時代がメインだったけど、それは前半部分だけだろう、と。でも実際には、ほぼ全編が少年時代の話でした。
とはいえ、面白くないことは全然ありません。主人公が映像を通じて母親の不貞に気付くシーンのスリリングさには息を呑みました。母と父、それぞれの苦悩や葛藤も痛いほど伝わってきました。
もうひとつ、ハイスクールの記念行事で同級生たちを撮影した映像に込められた魔力のようなものにも圧倒されました。映像は被写体を忠実に捉えるものですが、それは時として被写体を実際より遥かに神々しく見せてしまったり、雄々しい存在のように思わせてしまったり、はたまた卑しいもののように見せてしまうこともあるわけです。
そこに編集という要素が加わると、さらに厄介。巧みな撮影者や編集者によって作られた映像は、場合によっては人の心を昂らせたり勇気づけたりもしますが、その逆となる可能性も大いにあるわけです。
スピルバーグは、そういう怖ろしさを若くして知ったことで、あれほどのヒットメドレーになったのでしょう。とまあ、そういったことがよく分かる作品でした。
とはいえ、やはり映画業界に入ってからの快進撃も見たかった！ ぜひ続編を作ってほしいもんです。
以上2本は、どちらもアカデミー賞の有力候補となっています。発表は来週月曜。下馬評では『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が圧倒的に強いようで、何部門を制覇するかが注目されています。
僕としては『エブエブ』より『フェイブルマンズ』に作品賞を獲ってほしいのですが、ちょっと無理そう。主演女優賞が『エブエブ』のミシェル・ヨーってのも、ほぼ確実のようですね。
●読んだ本
『差別はたいてい悪意のない人がする』キム・ジヘ
『不倫』中野信子
●お気に入りor気になるMUSIC
＊ ＊ ＊
免許の更新に行ってきました。で、例によって10分ぐらいの講習を受けてから交通安全啓蒙ビデオを見させられたわけですが、そこで思ったのは、やけにハイビームを推奨するなぁ、ってこと。5年前の更新の時には、そんなに推奨されてなかった気がします。
つまり「見通しが良くない道で運転する時はハイビームを使うべし」と言ってるわけなんですが、それ、歩行者からすると、めちゃめちゃ迷惑じゃん。僕はクルマを運転する時間よりも歩いている時間の方が圧倒的に多く、しかも夜に細い道を歩くことも少なくないので、正面からハイビームで向かってくるクルマにはいつも閉口してます。何とかならないもんでしょうか。しかしドライバーにしてみれば「警察に推奨されてるもんね」ってことなんでしょう。ああ、鬱陶しい。
値上げラッシュが続きますね。特に玉子。近所のマックスバリュでは、もはや税込み300円以下で10個入りを買うのは難しい状況です。
マスクの着用、来週月曜からは「個人の判断」ってことになりますね。まあ、自分は場合はそもそも屋外ではマスクを外していたので特に行動パターンを変える必要はありませんが、商業施設に入ったりする時は少々迷いそう。とりあえず花粉症の季節が終わるまでは、おそらく着用すると思います。
＊ ＊ ＊
今までTVerで日本アカデミー賞の授賞式を見ていました。いやぁ、大方の予想通り『ある男』が強かったですね。作品賞をはじめ、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、監督賞など8部門を制覇。大したもんです。実際、すごく完成度が高い作品でしたから、これは妥当な結果でしょう。
主演女優賞は『ケイコ 目を澄ませて』の岸井ゆきの。これにも納得です。
久しぶりに授賞式を見て思ったのは、どの俳優さんも、みんな良いコメントを発するなぁ、ってこと。滑らかに話すわけでなく、むしろ、言葉に詰まったり、たどたどしかったりすることが多いわけですが、それが誠実さを感じさせます。
特に印象に残ったのは、最優秀助演女優賞に選ばれた安藤サクラが、子育てと撮影の両立の難しさについて涙ながらに語ったあたり。本当に苦しみ、悩んだんでしょうね。ものすごく真に迫っていました。
岸井ゆきのの受賞コメントも感動的でした。とにかく作品をスクリーンで観てほしい、という熱い想いが伝わってきて、思わずもらい泣きしてしまいました。
と思ってたら、WBCは日本が韓国に勝ったようですね。良かった良かった。村上の調子がいまひとつのようですが、何とか復調して頑張ってほしいもんです。
