基本的に、気になってる作品以外の説明は省略。タイトルの下の＜シネマトゥデイ＞＜ムービーウォーカー＞という文字をクリックすると紹介文を読めますので、そちらをご参照ください。
☆『ソロモンの偽証 前篇・事件』（日本）121分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
宮部みゆき原作のミステリー2部作の前編。中学校を舞台にした裁判劇のようですね。面白そう。監督は『八日目の蝉』などの成島出。
後編の公開は4/11。インターバルが短いのは結構だけど、できれば一気に観ちゃいたいなぁ。
※上映館／ミッドランド スクエア シネマ／109シネマズ名古屋／イオンシネマ・ワンダー／中川コロナシネマワールド／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ／イオンシネマ大高／イオンシネマ名古屋茶屋
◎『色道四十八手 たからぶね』（日本）71分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
ピンク映画誕生50周年を記念し、四十八手と春画をテーマに描いた官能ドラマ……らしい。
※上映館／名古屋シネマテーク
◎『サムライフ』（日本）118分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
理想の学校を作るという夢を実現させた元高校教師の実話を基にした人間ドラマ……らしい。主演は三浦貴大。この人、将来は日本を代表する名優になる気がします。
※上映館／センチュリーシネマ
○『妻への家路』（中国）110分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
文化大革命で引き裂かれた夫婦の姿を描いた人間ドラマ……らしい。監督は『初恋のきた道』『HERO』などのチャン・イーモウ。
※上映館／伏見ミリオン座／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
○『ヲ乃ガワ WONOGAWA』（日本）114分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
「温泉×SF」のコラボレーションで作り上げたレトロフューチャーSF……らしいです。
※上映館／中川コロナシネマワールド
○『デス・クルー』（アメリカ）92分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
※上映館／シネマスコーレ
○『タイムリミット-72』（アメリカ）81分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
※上映館／シネマスコーレ
『ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)』（日本）101分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
なんと劇場版35作目とのこと。すごいよね。
※上映館／ピカデリー／109シネマズ名古屋／イオンシネマ・ワンダー／中川コロナシネマワールド／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ／イオンシネマ大高／イオンシネマ名古屋茶屋
『劇場版 シドニアの騎士』（日本）133分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
※上映館／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
●ドキュメンタリー
『ニック・ケイヴ 20,000デイズ・オン・アース』（イギリス）97分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
※上映館／名古屋シネマテーク
『無知の知』（日本）107分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
福島第一原発事故の関係者へのインタビューをまとめたドキュメンタリー。菅直人、細川護煕も登場するそうです。
※上映館／名古屋シネマテーク
『フタバから遠く離れて 第二部』（日本）114分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
こちらも原発事故をめぐるドキュメンタリー。
※上映館／名古屋シネマテーク
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の4DX版、明日から中川コロナで上映されるそうです。
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今週、観たり読んだり聴いたりしたものの感想を簡潔に。
＜映画＞
●君が生きた証
高校生の息子を失った父親が、息子が遺した楽曲を歌い奏でることで再生していく物語……ではあるのですが、コトはそう単純ではありませんでした。ネタバレになるので詳しくは言いませんが、中盤で思わず「ええっ」と驚くような展開（というより種明かし？）が用意されていて、そこで観客は否応なく価値観を揺さぶられる羽目になります。
ということは置いておいても、現在公開中の『はじまりのうた』と同じく、仲間たちと音楽を奏でることの楽しさがスクリーンの端々にまで満ちていますので、音楽好きには超オススメ。
●アメリカン・スナイパー
評判通りの傑作。戦争は人の心を蝕む、という真実を冷徹な筆致で描いています。また「男は（時には女も）仕事をしている時が一番幸せ」という『ハート・ロッカー』的ワーカホリックを描いた作品でもあります。いろんな意味で観る価値充分。
●プリデスティネーション
ハインライン原作のタイムトラベル映画。登場人物の「自分語り」がやけに長かったり禅問答のような会話が続いたりして退屈に感じられる箇所もあるんですが、最後に「うわわっ、そうだったのか」と納得。知的好奇心をすこぶる刺激される作品であり、SF小説を夢中で読み漁っていた10代の頃に戻ったような気分になりました。
●さいはてにて やさしい香りと待ちながら
いささか不自然に思える描写や展開（永作博美演じる主人公の能力が超人的すぎる等）はあるものの、とても清々しい後味が残るドラマ。真っ当に生きること、支え合って生きることの大切がしっかりと描かれていました。
＜本＞
●創られた「日本の心」神話 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史／輪島裕介
3年ぐらい前に話題になった本。「演歌は日本人の心」みたいな言い方に以前から疑問を持っていた僕にとっては、よくぞ書いてくれた、というタイプの一冊でした。しかも時系列に沿ってすごく詳細に分析してあるので、半端じゃない説得力があります。超オススメ。
フラットな立場で書いているようでいて、時折絶妙にチクリと毒舌をかますのには笑えました。かぐや姫の『神田川』、THE BOOMの『島唄』とかに対してね。
●奴隷小説／桐野夏生
迫害され、蹂躙され、隷属させられて地べたを這うように生きる者たちを描いた短編集。それでも希望を持てる作品もあれば、ただただ絶望的な気分にさせれるものもあります。しかし、これが世の中の現実なのでしょう。考えてみれば昔話だって大半は貧しい者が主人公の無慈悲な物語だもんね。
売れないアイドルの悲哀を描いた『神様男』は他の作品に比べるとさほど悲惨なようには思えませんが、じわじわとした虚無感が伝わってきます。その虚無感は、今の日本を覆う閉塞感や生きづらさと同質のものじゃないかと思いました。
船戸先生の『残夢の骸 満州国演義9』も読んでおります。今は半分ちょっとまで。でも図書館で借りた本（上の2冊など）を優先的に読まないとね。
＜CD＞
●褒めろよ／GLIM SPANKY
今年初めて買ったCD。いやはやカッコいいロックンロール。インディーズ時代のミニアルバムが良すぎたせいかメジャーデビューシングルはいまひとつ精彩を欠いていたように感じましたが、今回はまったく文句なし、問題なし。このままフルアルバム発売に向かって突き進んでほしいもんです。
ちなみに、CMで話題の『MOVE OVER』（オリジナルはジャニス・ジョップリン）も入ってます。これがまたゴキゲン。
褒めろよ→https://www.youtube.com/watch?v=oB_y6YpDJRw
MOVE OVER→https://www.youtube.com/watch?v=KStAxfknmOM
そうそう、花粉症ですが、今年は今のところ大したことない感じ。って言ってたら急にヒドくなったりするので油断は禁物ですが。
