ホメ太●この手の青春モノは、やっぱり面白いよね。GSを取り上げたセンスは誠にアッパレ。あの時代の雰囲気を忠実に再現していたみたいだし、かなり楽しめたなぁ。まあ、僕はその当時のことをリアルタイムじゃ知らないけどね。
ケナ助●こういう題材はオレも大好きなんだけどよ、出来が良いとは言えないんじゃねえの? まず、配役で失敗してるし。
ホメ太●ん? 4人とも良い感じじゃん。特に栗山千明、サイケっぽいファッションも似合ってたし、かなりハマリ役だと思ったけど。
ケナ助●確かに栗山は良かった。水嶋ヒロも悪くない。ベースの……名前が出てこねえけど、彼は普通。ただ、肝心の主役がダメだぜ。石田卓也。あんな鈍重そうなボーカルでバンドの人気が出るか?
ホメ太●いや、鈍重は可哀想だって。朴訥とか純朴とか言ってあげようよ。それと、ベースの彼は浅利陽介ね。
ケナ助●石田卓也のヤツ、『グミ・チョコレート・パイン』のために12キロ増量したらしいけど、そのあと体重を戻してないんじゃねえか? 『リアル鬼ごっこ』でも動きがモタモタしてたし。しかも今回はバンドのボーカル役だぜ? ロックを志す若者が太ってたらダメだろ。まあ、『NANA』の松田龍平の腹も……。
ホメ太●おっと、それ以上は言っちゃダメ! まあ、この映画の場合、あんまりボーカルが男前すぎない方が良かったんじゃない? 栗山千明に人気が集中するという設定なんだから。それよりさ、ストーリーは良かったでしょ? 4人が結束を強めていくとこ、すごく楽しかったじゃん。
ケナ助●あの4人の物語自体は悪くねえけど、先輩バンドの描き方が中途半端だって。そんなに悪そうな奴らに見えねえだろ。いっそのこと、もっとマンガチックで間抜けなキャラにすりゃ良かったのに。これは『スクール・オブ・ロック』と同じ過ちだな。
ホメ太●うーん、でも、こういう物語の展開上、悪役は必要だからなぁ。でなきゃ話が盛り上がらないし。
ケナ助●で、オレが何より気に入らなかったのはよ、例の中年4人組が楽器を壊しちまうとこ! あれは明らかにやり過ぎだろ。そこまではそれなりに楽しめたけど、あのシーンで一気に冷めちまったぜ。楽器ってのは、ミュージシャンにとって、ものすごく大切なものだろ? それをあんなに風に……あーっ、腹立たしい。田中一郎のブログを読んでみなよ。ミュージシャンがいかに楽器を大事にしているか、よーく分かるから。
ホメ太●うん、実は僕もあのシーンは少々やり過ぎのような気がした。でもまあ、最後の最後のオチは楽しかった……よね?
ケナ助●まあ、楽器を壊すシーンさえなければ、大笑いできたかもな。ただ、どっちみち、ああいうオチになるのは予想してたからよ。だって、あの曲、上映前に映画館で流れてたじゃねえか。
ホメ太●あ、そうか。でもまあ、オチとしてはかなり上手いんじゃないかな。僕は好き。関係ないけど、主題歌の『海岸線のホテル』の間奏、郷ひろみの『男の子女の子』のイントロと同じだったよね。どっちも筒美京平先生が作曲したわけだけど。
ケナ助●というか、そもそも初期の郷ひろみの曲って、ほとんどGSみたいな感じだもんな。アルバムで『ダンシング・セブンティーン』をカバーしてたこともあったし。
ホメ太●『海岸線のホテル』は作詞が橋本淳だよね。ってことは、あの名曲中の名曲『マドモアゼル・ブルース』と同じじゃん。うわー、超強力タッグ。
ケナ助●って、お前、どんどん映画と関係ねえ話になってるぞ。オレは忙しいから帰る! ☆は6つな。あばよ!
ホメ太●ええっ、もっと筒美先生について話し合おうよ~。
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