＜09年5月1・2日公開作＞ 『GOEMON』など

　週末恒例「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー！
　☆印付きのは絶対に観るつもり……ですが、今回は久々にゼロ。とりあえず優先順位が高い順に並べましたが、途中からはテキトーです。なお、特に劇場名を記していない作品は、シネコンなど複数の映画館で上映されます。

『GOEMON』128分
　戦乱の世を舞台に、世紀の大泥棒、石川五右衛門の活躍を驚異のビジュアルで描くスペクタクル活劇……らしい。監督は『CASSHERN』の紀里谷和明で、主演は江口洋介。他にも大沢たかお、広末涼子、ゴリ、奥田瑛二、寺島進など、なかなかの豪華キャスト。試写会で観た知人によると、意外に面白かったそうです。意外て。しかしまあ気になる作品ではありますので、たぶん観ます。

『新宿インシデント』（香）119分・R-15
　ジャッキー・チェン主演作！　とはいえ陽気なノリではなく、かなりバイオレンス描写が満載みたい。中国では上映禁止になったそうです。竹中直人も出演……って、それはマイナス要素じゃない？　でも、できれば観たいなぁ。TOHOシネマズ名古屋ベイシティ、中川コロナにて。

『ビバリーヒルズ・チワワ』（米）92分
　セレブなチワワの冒険を描くコメディー……らしい。動物モノなので観たいけど、名古屋では日本語吹替版のみだって。ピカデリー、TOHOシネマズ名古屋ベイシティにて。

『腐女子彼女。』97分
　オタクな彼女とつきあう普通の男子の恋模様を描くラブ・ストーリー……らしい。原作は人気ブログだそうです。内容的には面白そう。中川コロナにて。

『デュプリシティ　スパイは、スパイに嘘をつく』（米）125分
　企業スパイ同士のだましあいを描くサスペンス……らしい。主演はジュリア・ロバーツとクライブ・オーウェン。これもなかなか面白そう。

『チェイサー』（韓）125分・R-15
　元刑事とシリアルキラーとの壮絶な追跡戦を描くクライム・サスペンス……らしい。実際の未解決事件に基づいているそうです。かなり評判が良いみたいで、なんとディカプリオ主演でのリメイクも決定しているとのこと。109シネマズ名古屋にて。

『シリアの花嫁』（イスラエル・仏・独）97分
　複雑な中東情勢を背景に、「境界」を乗り越えようとする家族の愛と葛藤を描くヒューマン・ドラマ……らしい。モントリオール映画祭グランプリ作品だそうです。名古屋シネマテークにて。

『エンプレス　運命の戦い』（中・香）95分
　香港スター結集の歴史活劇……らしい。驚天動地のアクションが詰まった壮絶バトルを展開する、とのことです。シネマスコーレにて。

『フー・キルド・ナンシー』（英）96分
　シド・ヴィシャスの恋人、ナンシーの死に迫るドキュメンタリー……らしい。監督はアラン・パーカー。あの有名な？　と思ったら、同姓同名の別人だそうです。名古屋シネマテークにて。

『劇場版　超・仮面ライダー電王＆ディケイド　NEOジェネレーションズ鬼ヶ島の戦艦』85分？
　「仮面ライダー電王」と最新シリーズ「仮面ライダーディケイド」が合体して放つ「平成ライダー」劇場版、とのことです。すんません、門外漢なのでよく分かりません。監督は『ガメラ　小さき勇者たち』の田崎竜太。

　えー、ついさっき『グラン・トリノ』を観てきました。これは傑作と呼んでいいんじゃないでしょうか。イーストウッドは『チェンジリング』に続いて、今年2本目のホームランをかっ飛ばしたわけですね。スゴい。
　ちなみに、『チェンジリング』みたいに観る側に緊張感を強いる映画ではありません。笑える箇所も多いので、気軽に楽しめると思います。ぜひとも観るべし！

　もう一本、『鴨川ホルモー』も観ました。さっぱり面白くなかったです。楽しまなきゃもったいないと思って無理して3回ぐらい笑ってみたけど、終盤に向かうにつれてどんどん退屈になるばかり。しかし、これ、CGとの合成はなかなか見事ではありました。

　というわけで、ゴールデンウィークに映画を観るなら『グラン・トリノ』『スラムドッグ＄ミリオネア』『フロスト×ニクソン』がオススメ。最近のアメリカ映画は質が高い！

＜追記＞　今日からの公開作、もう一本ありました。リバイバル公開作です。

『ハーヴェイ・ミルク』（米）87分
　ゲイであるとカムアウトして、アメリカで初の公職に就いたハーヴェイ・ミルクの活動を追ったドキュメンタリー……らしい。ショーン・ペンがハーヴェイ・ミルクを演じた劇映画『ミルク』の公開を記念してのリバイバル公開だそうです。初公開は1984年。シネマスコーレにて。

　で、書きそびれていたんですが、『ミルク』は2週間ぐらい前に観ました。先進的な人物を描いた伝記映画としては完成度が高いと思ったものの、いまひとつ心に響かなかった、というのが率直な感想です。