goo blog サービス終了のお知らせ 

トピアリー ブログ

日本のトピアリー文化のパイオニア
株式会社ネバーランドインターナショナル「宮崎雅代」公式ブログ

第11代将軍德川家斉と浜離宮恩賜庭園

2025年01月30日 | 宮崎が語る花や木のはなし
おはようございます
トピアリスト・topiarist宮崎です。
1月30日は江戸幕府第11代将軍德川家斉(いえなり)の忌日(『続徳川実紀』では閏1月30日)。
家斉は8代将軍吉宗公の曾孫。
15歳で将軍職に就き、50年にわたる長期政権を築きました。
統治前期は幕府財政の建て直しを図る「寛政の改革」が施行されたものの、
ご自身は瀟洒な生活がお好みだったとか。
化政文化(江戸を中心として発展した町人文化)が花開いたのもこの時期です。
歴代徳川将軍の中で突出しているのが妻妾(16人)と子女(53人)の数!
『大奥』関連のTV、映画、漫画が繰り返し放映されるのは、家斉のおかげかもしれません(笑)。
ここで徳川将軍家が所有した大名庭園の浜離宮恩賜庭園をご紹介。
その面積は25haと最大級です。
1652年に甲府藩主松平綱重が下屋敷として4代将軍家綱から拝領したのが始まり。
その後改修工事を経て6代将軍家宣は名称を「浜御殿」とし接待の場としました。
鷹狩でこの地を頻繁に訪れたのが11代将軍家斉公。
この頃にほぼ現在の姿となりました。
そろそろ梅かな?
(『庭園都市東京トラベル&ヒストリー』公益財団東京都公園協会HP参照)。
▲三百年の松
第6代将軍徳川家宣が大改装をし
その偉業をたたえて植えられた松
正面からみるとまるで「森」

▲横から見た三百年松



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

薄紙を重ねたような花びら

2025年01月29日 | 宮崎が語る花や木のはなし
おはようございます
トピアリスト・topiarist宮崎です。
1月29日の誕生花はラナンキュラス。
学名(Rananculus asiaticus)のRanaはラテン語でカエルを意味する言葉。
カエルが生息するような湿地に自生していることからついた名前です。
植物を仕事にするず~っと前のこと。
薄紙が何層も重なるようなラナンキュラスの花を初めて見た時、一瞬で魅了されました。
花言葉は「晴れやかな魅力」。
そろそろ店頭に並ぶかな?
写真は『山渓カラー名鑑 園芸植物』(ISBN4-635-09028-0 C0645)より。
▲ラナンキュラス
黄色が最も多い
▲ラナンキュラス白
薄紙を重ねたような花びら



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

学級封鎖とキンカン

2025年01月28日 | 宮崎が語る花や木のはなし
おはようございます
トピアリスト・topiarist宮崎です。
1月28日の誕生樹はキンカン。
鎖国中の文政年間の頃、難破した中国の船を助けた清水港の名主柴田権左衛門がお礼にもらった砂糖漬けのキンカンから種が発芽して広まったといいます(『誕生樹』ISBN978-4-89694-901-8 C0045より)。
ミカン科の中で果皮もそのままいただけるのが大きな特徴。
常緑低木で枝にトゲがほとんどなく、育てやすい樹種ですね。
ビタミンC、カルシウム、ビタミンE、ヘスペリジンなどの栄養が豊富な果実です。
我が家のキンカンは「喉のお薬」。
実をいただくのはもちろん、その煮汁を大事にいただきます。
報道は静かになったものの、冬季流行のウィルスはいまだ猛威を振るっていますね。
当社スタッフの家庭でも学級封鎖の報が届き、働くお母さんは身動きとれなくなっています。
甘くておいしいキンカンで外敵をぶっ飛ばしましょう!
▲「喉のお薬」
我が家のキンカン
▲キンカンの花
『公益社団法人日本薬学会』HPより
▲木になるキンカン
『公益社団法人日本薬学会』HPより



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北山杉

2025年01月27日 | 宮崎が語る花や木のはなし
おはようございます
トピアリスト・topiarist宮崎です。
1月27日の誕生樹は北山杉。
室町時代の応永年間(1394年〜1428年)に始まったとされる北山杉の育成と北山丸太の生産は、日本最古の林業といわれています(「©京都市∕京都‧北⼭杉PR BOOK」参照)。
写真は皇居二の丸地区の「都道府県の木」エリアにある北山杉。
京都府の木です。
▲北山杉・京都府の木
@皇居二の丸地区

もう一枚の写真は『日本の樹木』(ISBN978-4-635-09043-8)より抜粋したもの。
私は天を突きまっすぐに伸びるこの木が大好きです。
真っ白な雪を纏った北山杉の景観を見に行きたいな…。

▲北山杉
『日本の樹木』(ISBN978-4-635-09043-8)より



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

震災孤児・遺児を支援する「3,11塾」

2025年01月26日 | トピアリスト宮崎の日記
おはようございます
トピアリスト・topiarist宮崎です。
PAL新年会でご挨拶した東海林良先生は作詞家。
歌謡曲からTV・映画主題歌やCM等までその数は4000曲以上に及びます。
そのうえめちゃくちゃおしゃれ!
数日後、筆書きのお便りと共に浅草寺でご祈祷を受けた根付けが届きました。
筆書きのお便りに感動!
震災孤児・遺児を支援する「3,11塾」。
大きな組織に寄付することも支援。
とはいえ目的を明確にして応援したいと思い、なかなか踏み出せなかった私。
3月11日はサントリーホールに行きます♪
お申込みはこちらから
▲東海林良先生からいただいたお便り
▲全音楽界による音楽会
チャリティーコンサート
▲「3,11塾」塾生のスピーチ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「クリエイティブユニットPAL」新年会

2025年01月24日 | トピアリスト宮崎の日記
おはようございます
トピアリスト・topiarist宮崎です。
先日花絵師藤川靖彦氏が主宰する「クリエイティブユニットPAL」新年会に参加しました。
▲クリエイティブユニットPAL新年会

「PAL」は様々なジャンルで活躍するプロフェッショナルが集い、子どもたちの“夢先案内人”となることを目的に作られたボランティア交流団体。
2024年は能登半島地震応援ソング『明日という名の種をまこう』をリリース。
被災地に花の種を贈り、笑顔と彩を取り戻す活動を行っています。
立ち上げ当初からトピアリーアーティストとして末席に連なる私。
PALが繋いてくれたご縁は
空間演出プロデューサーの仁木洋子氏が主宰する「ライティングオブジェ」
障がい者雇用に取り組む福寿満希氏をお迎えし、NPO法人日本トピアリー協会で開催した研修会、そしてフラワーカーペット東京国際会議の基調講演者抜擢と多岐にわたります。

あれは2019年「ライティングオブジェ」で「くまモントピアリーワークショップ」を担当したときのこと。
会場で藤川氏のブローシャを見つけた当社広報の小林が「あ、私この方のファンなんです」とカミングアウト。
「へ~そ~なんだ」と思いつつすっかり忘れておりました。
そして今年の新年会。
カミングアウトから数年を経て、小林もPRコンサルタントとしてPALデビューを果たしました!
▲花絵師藤川靖彦氏(中央)と
念願果たした当社広報小林(右)

▲都庁プロジェクトマッピングを手掛ける
石多未知行氏(左から2番目)
デザイナー山田 祐照 氏(右)

▲「繋ぐ」行政マン藤川満氏(左)
大阪大学大学院教授・安田洋祐 氏(左から2番目)


▲会いたかった人№1
カレーパンマンの声優さん
柳沢三千代 氏

錚々たる経歴をもち、各界の第一線で活躍し続けるPALの皆様はと~てもフランクで優しい。
ご縁を繋いでいただいた藤川氏に足を向けて寝れない…としみじみ感じる年初でした。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

球根ってたくましい

2025年01月23日 | 宮崎が語る花や木のはなし
おはようございます
トピアリスト・topiarist宮崎です。
1月23日の誕生花はスノーフレーク。
すみれのような芳香をもつ可憐な花です。
学名のLeucojum aestivn はギリシャ語の「白」と「スミレ」に由来。
花はスズランに、葉はスイセンに似ていることから和名は「鈴蘭水仙」。
3月半ばから咲き始めて5月末頃に地上部枯れてしまいますが、これは休眠期に入るということ。
球根ってたくましいですね。
写真は『みんなの趣味の園芸』サイトより
▲スノーフレーク
▲群生するスノーフレーク



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイスランドモスとトピアリー

2025年01月22日 | トピアリー作り方/教室/セミナー
おはようございます
トピアリスト・topiarist宮崎です。
1月22日の誕生花は苔、花言葉は「母性愛」。
そこで今日はトピアリーに使う苔をご紹介。
「アイスランドモス」という名前で商品化されているもの。
海綿のようにふわふわした触感がたまらない(笑)。
和名は「依蘭苔(えいらんたい)」と書き「アイスランドの苔」の意味です。
ヨーロッパ産のものは健胃剤などの民間薬にもなっているとか。
日本の高山地帯にも自生しています(『朝日百科 植物の世界』ISBN4-02-380010-4参照)。
▲アイスランドモス
和名は「依蘭苔(えいらんたい)」

染色された「アイスランドモス」には小さな松葉が混入しているので、これを取り除く事から始めます。
時々松ぼっくりがでてきて自然由来を実感。
手間のかかる細かい作業ですが私にとってほっとする時間。
自然素材ゆえに同じロットでありながら「染めむら」もあり、これを駆使して制作したのが「ポロベアトピアリー」
ラルフローレン銀座に展示しました(現在は撤去)。
今は2月納品のトピアリー制作の準備中。
何ができるか、楽しみにしていてくださいね♪
▲松葉がいっぱい出てきます

▲松ぼっくりが入っていることも!

▲ラルフローレン銀座に展示した
「ポロベアトピアリー」



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ローズマリーの種類と装飾刈込み

2025年01月21日 | トピアリー・植物アート・緑のアート
おはようございます
トピアリスト・topiarist宮崎です。
1月21日の誕生花はローズマリー。
樟脳に似た強い香りが記憶力を増す働きがあるといわれています。
肌を若返らせるとして、化粧水としても人気が高い「お役立ちハーブ」。
常緑樹なので、庭の生垣にも最適。

▲立性ローズマリー
生垣向き

下に下がる性質の「匍匐性(ほふくせい)」は高いところから下垂させるのも素敵。
香りが苦手なのか害虫も寄ってきません。

▲匍匐性(ほふくせい)
ローズマリー

▲半匍匐性(ほふくせい)
ローズマリー

そして装飾刈込み、つまりトピアリーにも使える樹種。
ローズマリーのトピアリーは水戸市植物公園で観ることができますよ。
春が待ち遠しいですね。

▲スワントピアリー
@水戸市植物公園



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花言葉は「気取らない優美さ」

2025年01月20日 | 宮崎が語る花や木のはなし
おはようございます
トピアリスト・topiarist宮崎です。
1月20日の誕生花はツバキ(赤)。
花言葉は「気取らない優美さ」です。
本州以西から東アジア原産の花は江戸時代に200種もの園芸品種が生み出されていたとか。
明治時代には海外に紹介され、現在は世界各地で栽培されています。
ツバキの語源として「艶葉木(つやばき)」が転じたとの説があります。
光沢のある厚い葉の様子を表していますね。
十分な日当たりと剪定を繰り返せば美しい姿を保つことができますよ。
では、今週もゴキゲンで!
▲ツバキ椿



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トピアリーに仕立てることができる木

2025年01月17日 | 宮崎が語る花や木のはなし
おはようございます
トピアリスト・topiarist宮崎です。
1月17日の誕生樹はピラカンサ。
鉢植えや生垣に用いられる常緑低木。
名前はギリシャ語の「火(ピル)」と「トゲ(アカンサ)」に由来します(『大人の園芸』ISBN4-09-305231-Xより)。
鳥が大好きな真っ赤な実をつけるピラカンサ。
トゲに気を付ければトピアリーにも仕立てられますよ♪
写真は『日本の樹木』山と渓谷社より。
▲ピラカンサの実

▲ピラカンサの花
5月頃に開花



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もっと大きな視点で『陽転ビジョンセミナー』

2025年01月16日 | トピアリスト宮崎のくらし・想い出
おはようございます
トピアリスト・topiarist宮崎です。
2024年の年の瀬に「腰痛デビュー」した私。
いささかしょんぼり過ごしておりました。
そこに届いたのが和田裕美さんのメルマガ「日刊和田ビジョン」。
いつもニコニコ超元気な和田裕美さんにパワーをいただこうと登録したのだと思います。
和田裕美さんは著述家・講演者・営業コンサルタントを行う実業家。
出会いは2017年のPAL新年会(花絵師藤川靖彦氏主宰)。
毎日欠かさず届く文章を追っていくと、次の告知がちゃんとある。
さすが!!!
『陽転ビジョンセミナー2025』
私、申し込みました。
「今さらセミナーを受講?
主催する側にならないといけないんじゃないの?」
と自分にツッコミをいれながら(笑)。
▲和田裕美さんと
@PAL新年会

画面越しながら和田裕美さんの言葉を聞いてハッとしたこと。
それは
「成し遂げたいと思っているビジョンを自分ひとりでしようと思っていない?
つなげればいい。
途中でいいんです。
次の世代が成し遂げてくれればいいじゃないですか。」という一節。
そ~かぁ。

翌朝、新聞を広げてゾクッとしました。
そこにあったのは三井住友銀行副頭取の工藤禎子さんが坂道の途中で微笑む写真。
彼女の後ろに続くのは長~い階段。
「坂道の先の景色を見てみよう!」と工藤氏手書きのコメント。
「途中」を示唆するその写真から目が離せない…。
「途中」でいいんだよ、と念押しされた気がしました。
それは弱気になったのでなく、

成し得たいビジョンを俯瞰してもっと大きな視点でみよう!

ということ。
少し前に同じ記事をみたら
「よし!坂を駆けのぼり、私が新しい世界をこの目で見てやるぞ!」
と思ったでしょう。

▲日経新聞 日曜版

「トピアリーで笑顔を生む場をつくる。そして人をつなぐ」というビジョン(目標)はかわりません。
もっと視野を広げて淡々と進めていくのです。
そして大切なのはワクワク!

実務直結、人生が変わる!和田さんのセミナー。
あなたも是非一度受けてみてください。
目からうろこです。
和田さん成功の秘密を徹底的に学ぶ『和田裕美のパワースクール』は年2回の限定募集。
詳しくはこちらから



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初満月と小正月

2025年01月15日 | 日本の伝承とアグリクラフト
おはようございます。トピアリスト・topiarist宮崎です。
昨夜は冷たい夜空に輝く満月にしばし見とれてしまいました。
1月14日から15日の初満月を中心にした正月のことを「小正月(こしょうがつ)」といいます。
「大正月(おおしょうがつ)」では年神様を迎えて厳粛な物忌みを行うのが特徴であるのに対し、小正月には予祝の意味がある行事が多いのです(『年中行事大辞典』ISBN978-4-642-01443-4より)。
この日のために、もち花・まゆ玉などの飾り物を作ります。
これも豊熟の予祝を行うもの。
地域により形も呼び名も違いがありますが、豊作を願う儀礼への気持ちは同じ。
先人の願いに思いをはせる朝です。
▲初満月
▲繭玉@十日町駅(新潟県)




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おおまぴょんトピアリーに電飾を追加

2025年01月14日 | キャラクター・ロゴマークのトピアリー
おはようございます
トピアリスト・topiarist宮崎です。
JR信濃大町駅(長野県)に大町市のゆるキャラ「おおまぴょん」のトピアリーがあります。
これは大町市が「第36回全国都市緑化信州フェア」のサテライト会場となったことをきっかけに制作したもの。
イベントは2019年4月~6月の2か月で終了しましたが、その後も大切に育ててくれています。
大町市は立山黒部アルペンルートの長野側玄関口として、海外からの観光客も多数訪れる場所。
おおまぴょんトピアリーは設置当初からフォトスポットとして大人気!
「雪囲いを作りました!」の知らせを受けた時は、本当に愛してくれているんだなぁと嬉しさをかみしめておりました。
そしてこの冬。
おおまぴょんトピアリーに電飾を追加したというニュースが届きました。
点灯は16時半~0時、3月末まで。
写真はメディアガーデンプレイスオンラインより。
▲おおまぴょんトピアリー
青く輝いています
写真はメディアガーデンプレイスオンラインより



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

難を転ずる

2025年01月10日 | 宮崎が語る花や木のはなし
おはようございます
トピアリスト・topiarist宮崎です。
1月10日の誕生樹はナンテン(南天)。
「難を転ずる」に通じる縁起木(福木)として人気がありますよね。
出産祝いのお赤飯にも添えられているアレです。
戦に向かう武士が鎧にしのばせたともいいます。
秋~冬に熟す実は鳥たちの好物。
この赤い実は咳止めになり、葉は解毒剤になります。
南天パワーで流行り病を吹き飛ばしましょう!
▲庭木に人気の
ナンテン(南天)

▲難を転ずる
ナンテン(南天)の実



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする