風の中のマリア

百田尚樹２冊目　前冊は”海賊になった男”でした　←本屋さん大賞になりました
講談社文庫　￥５５２　

主人公は　オオスズメバチのワーカー働きバチ　
女王蜂・幼虫のために短い命を燃やす戦士 マリア
それはゲノムの数により決められた宿命と知る

これは ３年前の５月２２日　柚の木に 突如現れたミツバチ
羽音（本文では 羽→翅）のうなりで気づきました

しばらく放っておいたのですが　不気味
おそるおそる　ホースで水をかけたら　拍子抜け
抵抗するどころか　塊になり ボトボト落下するではないですか

オオスズメバチの唯一の弱点は　４６度を超える高温
ニホンミツバチは　最強のオオスズメバチを集団で囲み（蜂球）
胸の筋肉を使い体温を上げ　その熱で殺す
彼等は４８度まで耐え抜き　わずか２度の温度差に命を懸けるP207　

この文からすると
何らかの理由で（女王蜂の死・帝国の崩壊・・）
自らの熱により集団で死んだとしか
これもゲノムによる宿命だろうか
ヒトゲノムは　既にほぼ解明されたといいますが・・・

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