警視庁の「プライド」
警視庁から「犯人に告ぐ」 世田谷の一家4人殺害事件
世田谷一家殺人事件
――「あなたの目的は何だったのか。4人を殺害してまで果たそうとした、その目的は。このまま闇の中で、あなたはそれで良いのか」と動機を問う。――
犯人に「あなた」か。警視庁のプライドを捨てた“異例”の「犯人に語り掛け」。
警視庁の捜査は完全に“暗礁に乗り上げている”ようだ。というより、完全に犯人への“手掛かり”すら、“全く無い!”のであろう。この5年、警視庁は何を探し、何を追ったのか?事件が年末だったから刑事や警官が“正月休み”だったのか?遺留品が多数残されていたから犯人への追尾が“安易”だったと思ったのか?初動捜査を迅速にしたのか?海外逃亡を阻止するための非常線を張ったのか?
多分犯人はもう日本にいないよ。速攻で海外へ逃亡しただろう。そんな「存在しない」犯人へ何を問いたいのか?なんらかの反応を期待しての「一縷の望み」か?
「動機」を聞いてそれを捜査の手掛かりにするつもりなのであろうが、「敗北」の二文字だけが頭をよぎる。何か、やるせない思いを抱きながらこのニュースを目にしていた。私にはすでに「架空」の犯人に対する「虚構」のアピールの気がしてならない。
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