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天敵に点滴!? 

2005年10月07日 | Weblog

天敵に点滴!? 

って、ダジャレかよ!     (と、セルフつっこみ)

見舞いの男性に誤って点滴 福井の赤十字病院 (YAHOO)

この事件は医療ミスではない。この患者とその友人が仕組んだ“罠”(ブービートラップ)である。

疑問その1:  なんで本当の患者のベッドにその友人が寝ていた?ちょっと昼寝したかったのか?

疑問その2:  なんで点滴の針を入れるときに「おれはなんでこの看護師に点滴の針を挿入されているんだろう?」と疑問に思わなかった?
わかるだろう?だいたい、そのくらい。おまえは体に痛みを感じない“無痛症”のひとですか?“無痛症”の人は骨折してもその痛みが感じられないから、生きていくのに大変なんだぞ!

疑問その3:  「はい。お願いします」。
君は、なにをお願いしたかった?病院プレイの実践がしたかったのか?
「そうそう、この針を本当に挿入するのが“快感!”なのよね 」って思ったのかい!

まあ、点滴なんて、ポカリスエットを血管に直接入れていくようなものだから、別に誰が入れられたって死ぬはずがない。逆に元気になって生還する様なものだ。

今回のこの事件(事件か?)、この看護師に過誤があったのか?という問いに対しても、「過誤はほとんどない」と言える。
病院に行ったことのある人なら、わかるだろうが、大規模の病院なら多くの患者がいることになる。そして看護にあたる看護師の数も多い。新人さんや別の病棟から変わったばかりの人もいるだろう。また、入院して日が経たない患者さんの顔をすべて把握しろというのも酷な話のようでもある。
しかも今回の場合、看護師の呼びかけに「はい、お願いします」とまで答えているのである。
認知症の可能性がある人になら、その確認は慎重に行われなければいけないのだろうが、28歳の人にその憂慮はほとんどなく、看護師が同じような歳、格好の男性を見て、ベッドに寝ている人間を「本人」を認識しても、ほとんど間違いはないのである。

しかし、現実にはこの件は

「別の男性に点滴した」=「医療ミス」

として処理されてしまうのであろう。看護師がかわいそうである。
私にはこの“悪戯”をした人間が「すみません、これは受けを狙ったギャグです」と白状し、全てを告白して欲しいのだが、ニュースとして取り上げられていることから、“事件”になってしまうのだろうな。
どうもこの事件は単に“慰謝料”なんてのお金が欲しいだけの、

やくざ者の仕組んだ“罠”

であるように思う。いくら貰えるんだろうな?この件で。こういうことで金をせしめる輩ってのは、世間に出ないだけで、意外に多いものである。病院や企業は警察沙汰にして話を大きくするよりも、いくらかのお金を払って有耶無耶(うやむや)にしてしまうケースが多い。それこそ、こういうやくざ者の思う壺なのであるが。

しかし、今回のケースが大々的に取り上げげられたということは、逆に、医療の現場にとっては、今後の予防策を講じる上での指標の一つになるかもしれない。
こういう馬鹿者が、人の生き死にを見つめ、懸命なる努力をしている“看護師”の仕事を邪魔する可能性がある、ということを再認識するきっかけとなったのだから。

こういう、新手の“天敵”にすら、気をつけなくてはいけなくなる時代を迎えるとは、看護師さんの抱える苦労は絶えることがない。




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