神さまは今日も荒れた海を眺めている
涙を流しながら
その日が来るのを待っている
荒れた海の中を泳ぐ者がいる
大波にさらわれそうになりながら
しかしずっと笑顔のままで
大波の勢いは激しく常に歯を食いしばっていなければ
流されてしまう
そのためいつも笑顔だが、奥歯はかなりすり減っていた
だが流されそうになるたびに思った
「どんなに辛くても、ここにいることが仕事
ここから去れば、どうやって生活をしてゆけばいい」
はじめは悲しい時には涙を流し
からだが痛い時には苦しい表情をした
いつしかどんなに悲しくても涙は見せず
どんなにからだが痛くても
心から楽しそうな笑顔でいられるようになった
そうでなければ仕事をもらえなかったからだ
神さまは思う
今は荒波にかき消されて
わたしがどんなに叫んでもあの者には聞こえない
そして、また涙を流した
涙を流したくても流せぬ者が
からだがどんなに痛くても痛いと言えぬ者が
いちばん悲しい者
いつも笑顔のあの者だ
神さまは今日も荒れた海を眺めている
涙を流しながら
やがて、荒れた海が鎮まり
自分の声があの者に届く日を
待ち続けている
「鎮魂法」それは、荒れる表層意識の波から離れ、魂を鎮め、自分自身の中にいる神さま(真我)の声が聞けるようになる(神人合一)方法
カタカムナとカタカムナ理論の実践
鎮魂法は「その11」からはじまる
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