新・まちづくらーの地域づくり日記

日々取り組んでいるまちづくりやむらづくりの様子をご紹介していきます。

「小さな拠点」づくりフォーラムin高知(その2)

2014年04月10日 17時35分16秒 | NPO活動
いよいよ4月に入りましたね。私は公私ともにバタバタと過ごしております。
今日は夕方から京都に参っております。学芸出版社でのセミナーに参加するためです。

さて、今日は以前第1弾としてご紹介した高知での小さな拠点づくりフォーラムの後編。
前回は初日のフォーラムの様子を中心にご紹介しましたが、後半は2日目の視察の様子です。

視察は高知市から北東に位置する津野町と、そこから南下して海辺の中土佐町に参りました。
次のような場所です。(視察のオフィシャルサイトはこちら
◾森の巣箱(津野町)…廃校を活用した農村交流施設
◾満天の星ほか(津野町)…学校跡地での特産品加工販売など
◾企画・ど久礼もん(中土佐町久礼)…大正町市場を中心とした企業組合
「満天の星ほか(津野町)」とありますが、津野町の本店ではなく、実際には高知I.C.にほど近い街中にあるアンテナショップの方です。

津野町は、農村というよりは山の中。
ですから森の巣箱は、どちらかというと“山村”交流施設ですね。
山の中らしく、木の建物ですね。
交流施設とありますが、宿泊機能などの来訪者と地域との交流施設という機能だけでなく、いわゆる“村のコンビニ”のような日用品の物販施設も併設した、地域内の交流機能も兼ね備えた施設なのです。

とは言え、扱っている商品は限定的であり、とても住民のニーズを満足するものとは言い難い・・・(私の個人的見解です。あしからず。)
まぁ、施設としては、そう特別なものとは感じませんでしたが、この施設で特筆すべきは、やはりイニシャルとランニングのかけかた。
整備にはおよそ9,000万ぐらいかかったそうですが、なんと100%行政負担・・・だそうです。あぁ、羨ましい・・・
兵庫県豊岡市出石町奥山も、交流拠点施設と滞在型拠点施設が開設されましたが、こちらは1/4を地元負担・・・総事業費は、そう変わりませんが、この地元負担を如何に回収していくのか。奥山では、今まさにこの部分が大きな障壁となっていますが、高知県は羨ましい・・・

そして、整備後の運営については、住民が各戸数十万円ずつ出資して、400万ぐらい集めて、それで運営しているそうです。しかも、日用品はここの物販施設で買うことが原則??とのこと。(ほんとかうそか、存じ上げませんが・・・)そうやって、辛うじて維持しているようです。

地元の人間にとって、それが本当に幸せなのかどうか・・・ちょっと考えさせられます。(住民個々人のご意見をうかがえなかったのが、ちょっと残念でした。)
奥山の交流拠点施設も、如何にオペレートしていくか。苦心しているところです・・・

それと、もう一つ「満天の星」
とても立派なアンテナショップです。
幹線道路に面し好立地。客足も上々のようです。レストランも併設されています。
芸能人に紹介された饅頭が有名だそうです。

どちらも、たいへん羨ましい限りの施設でした。
中土佐町の方は、正直、私の興味外の施設だったので割愛。(ごめんなさい)

ということで、高知での視察のご紹介でした。
ちょっと時間がないので、今日はここまで。

ではでは。