新・まちづくらーの地域づくり日記

日々取り組んでいるまちづくりやむらづくりの様子をご紹介していきます。

西播磨観光セミナーの会議支援

2014年02月24日 17時15分47秒 | NPO活動
今日は、我が国農山村再生理論の第一人者である明治大学の小田切先生のお話を聞き、また、ご意見をおうかがいするため、遠路??はるばる高知までやって来ました。
国交省主催の「小さな拠点」づくりフォーラムへの参加です。
小田切先生と直接生でお話するのは初めて。たいへん有意義なお話をきかせてもらいました。
また、別の機会でご紹介したいと思います。

さて、先週、そして今週と出張続きとなるのですが、先週の火曜日は、西播磨観光協議会という、西播磨、中播磨の市町、観光協会、観光関係団体が一堂に会する協議会の年1回のセミナーにお手伝いとして行ってきました。
基調講演は神戸夙川大学の河本准教授がされ、その後のワークショップのファシリテーター役として、地域再生研究センターのプロのスタッフが駆り出されたという次第です。

河本先生のお話はまぁまぁ・・・
そして、ワークショップの方も、これまたほとんど河本先生が進行され、私たちは各テーブルでの議論のちょっとしたお手伝い・・・
ただ、今回は流石(?)地理の専門だけあって、良いか悪いかは別にして『メンタルマップ』の制作という手法を見せていただきました。

私たちとしては、これが数少ない成果の一つでしょうか・・・あとは観光モデルプランを立案してみるというもの。今、こんなものを作っても、あまり意味も無いのですが・・・

そこかしこに、地理学の先生らしい要素が垣間見られ、それはそれなりに面白かったというのが感想です。
まぁ、これもまちづくりやむらづくりを仕事としている我々だからそう思うのであって、観光関係者である構成メンバーの方にとって役立つものだったのかどうかは分かりません・・・(それは参加されたみなさんご自身に委ねます。ハイ。)

観光モデルプランづくりのテーブルでの議論で、やはり注目を集めたのが、今の“竹田城”の集客力。
竹田城は、朝来市和田山町なので、行政的な範囲でいうと播磨ではなく“但馬”にあたるのですが、姫路から見ると播但連絡道路の沿線ということで、やはり使えるものは使おう!!と。

そうなんです。地域づくり、まちづくり、むらづくりなんてものは、全て1からカスタマイズして取り組む必要はなくて、使えるものは使う。それが市町を越えようが、府県を越えようが。
竹田城の年間数十万人の集客力、しかもまだまだ増え続ける来訪者は、姫路城以外に爆発的集客力を持たない(??たぶん・・・たいへん失礼かもしれませんが。)播磨地域にとっては、たいへん魅力的な域外の資源なのです。

みんなそれぞれの魅力を、巧く利用しあえば良い。もちろん、その地域の魅力を高める、地域自身もがんばらないといけませんが、全てが全て自分たちの力で何とかするというのは少々無理がある。
会議でのご意見を通じて、改めて再認識したところです。

ということで、観光セミナーでの一コマでした。

明日は、高知の山の中に入ります。地域づくりの事例見学です。
兵庫・但馬もけっこう辛い状況ですが、高知の山奥はもっと強烈で深刻です。
ぜひノウハウ、情報を持ち帰り、みなさまにお伝えしていきたいと思っています。

ではでは。