先週月曜日、急に在宅勤務で使っているノートパソコンのキーボードの一部が反応しなくなりました。Loginすらできない状況で朝、焦りましたが、Bluetoothのキーボードが手元にあったのでなんとかしのぎました。
色々調べてAmazon君にお願いをして送ってもらった部品が届いたので、早速交換。
とりあえずYoutubeで該当品(ピッタリはなかったけれど)の三枚おろしの映像をみて概略を学習。内部構成は違いましたが、まぁ、作り方が事前にわかっているのでなんとかできました。以下、備忘録です。
上記写真は内部を開けて全部取り外して、これからキーボード部を剥がしにかかる前の状態です。
私はとりあえず、裏蓋を開けた後、キーボードの故障の切り分け(本当にキーボード部を交換すると直るのか心配だったので)のために、全部バラす前にキーボードのフレキを外して、動作確認をしました。無事?キーボード単体の故障であることがここで判明してちょっと安心しました。
注意事項:
最後のキーボードの交換が難易度がとても高いです。ハンダコテでの熱融着(山程ある)が必要なので、自信の無い方はやめておいたほうが無難です。
用意するもの:
交換用のキーボードモジュール(バックライト付き)
トルクスのドライバ(本体裏蓋取り外し用)
プラスのドライバ(時計ドライバ、内部部品取り外し用)
サーマルペースト(CPU放熱用)
はんだごて(先端の割と細いものが必要)
分解:(数字はネジの数)
ケーブル類を全部はずして裏返し
裏カバー取り外し(前4,後ろ5ビスの長さが違う)
バッテリー取り外し4 →ネジの一つにLenovoシールが貼ってありました。勝手交換チェック用ですね。
冷却用FAN2
スピーカ左右(ネジ止めなし、左右とも、上部が基板下のポールに挟まっているだけなので、下に引けば取れる)
マザーボード3(メモリ、WiFiモジュール等は外さなくても大丈夫)
右ヒンジ2
ヒートシンク4(ついでに冷却用FANといっしょにゴミを清掃)
左ヒンジ3
左右ヒンジのネジを外すとディスプレイ部と分離できるので、外す。このとき、LCD用のケーブル(右)とタッチパネル用のケーブル(左)があるので注意して外します。
USBボード1
Pad4
ここまではなんとでもなる
キーボードは、筐体プラスチックに熱融着されているので、それを外す。(以下TIPSを参照のこと)
融着されている部分(上の図の金属部分の小さな無数?にあるボッチ)はキーボードの周囲だけで42個所。キーボードの中心部にも多数あるので、めげずにやる。左側の黒いシールの下にもあるので、剥がしながら、探しながら頑張る。
★★TIPS★★
このとき、(時計)ドライバでほじると、根元の方から折れてしまって(特にキーボードの中心部分の小さい融着部)キーボードを取替後、再度熱融着させる時に融着部に届かなくて苦労するので、なるべく上部をカッターのようなもので「切り取る」ほうが良いです。
★★TIPS終わり★★★
後は丁寧にキーボードを外して、取替。
切り取った熱融着されていた部分をハンダコテで地道に補修。これも大変。
私の場合、キーボードの中央部分の熱融着部をほじって根元の部分から取れてしまったものが多かった(上記TIPSの通り)ので非常に苦労しました。ここを止めておかないとキーボードの枠の部分がぶらぶらというか浮いてしまうので、多分キーボードが打ちにくくなってしまうような気がします。
あとは分解と逆の手順でもとに戻せばOKです。
電池を抜くことになるので、初回Boot時に時計のエラーが出ます。BIOSに入って時刻設定が必要です。(BIOS起動は、このPCだとShutdownして左側面のBOOT用のホールを細いものでつっつくとBIOS画面で起動します)
その他:
ヒートシンクを外すので、サーマルペーストが必要ですかね。古いものを除去、清掃して貼り直します。3年?で割とカリカリしてました。
ヒンジ部とか、他の部分でもホールの数とネジの数が違う部分があるので、どこのネジを外したのかわかるようにしておいたほうが良いかもしれません。
よく見るとネジを閉めるホールには「▶」印がついているのでそれを信じて?私は止めたら大丈夫だったので、それでも良いかもしれません。
交換作業時間は1時間半から2時間程度かかったと思います。
購入物品について:
今回Amazon出店のお店から購入しました。送られてきたものは郵政のクリックポストで送られてきました。丁寧に包まれてはいましたが、再生品でした。
バックライトモジュールの黒の包装が一部はがれていた
フレキシブルケーブルが折り跡、配置ストレスによる歪み
などがありました。再度Amazonを覗いてみましたが「再生品」や「リユース品」の記載は無いです。もちろん「新品」との記載も無いですが、、、。
全部がそうでは無いとは思いますが、気になる方はやめておいたほうが良いかもしれません。
バックライトモジュールは再利用できるようなので、販売品を見るとバックライトなし、という販売品のもあるのでそれを購入して、元ついていたバックライトモジュールを剥がして張り替える、ということもできるようです(Videoに出てた。私はやっていないけれど、、)
ということで、無事ノートPC本体で再度仕事ができるようになりました。めでたしめでたし。
2024/10/5
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