おもちゃ、家電、もろもろの修理の足跡と備忘録

色々と忘れるので、趣味のメモ

Lenovo H320 MTMとSerial Numberが消えた

2020-10-25 08:07:32 | 修理

表記の対応メモです。結果的に書き換え(もとに戻しただけ)はできました。

Lenovo H320というスリムタワーのPCをOMさんからもらいました。
 i5-550、8GB、SSD120Gというもので、10年前のPCですが、「新しいのを買ったからもらってくれる?」との打診。今使っているノートPCも同じく初代i5、同世代なので、まぁ、ぐりぐり使わなければまだまだ使える物なので、もらいました。
 もらってから掃除して、さて電源を、と思ったら、やれキーボードがないとか、ディスプレイ用のケーブルがない、とかバタバタ(これまでずっとノートPCだったのでそういうことになります、、、)。
 これらをそろえて、電源を入れたら今度は電源が入らん、、、、。再度ばらして色々やっているうちに動き出しました。コネクタに埃でも入りましたかね。
 Win10が入っていましたが、32bit。あら、メモリがもったいなかったですね(32bitだと4Gまでしか認識しない)、という状態でしたので64bitに入れ替えて動かしだしましたが、boot時になにかピーというので、調べたら、MTM(モデル情報:Machine Type and Model)、Serial Numberがない、と怒っていました。へ?ということで、以下はその際の対応策です。どうして消えたのかは、不明ですが、とりあえずPC本体に貼付記載のMTMやSerial Numberを入れたら、当初設定してあったWindowsの認証も通ったようですので、めでたしめでたし。
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最終的にはMTM、シリアルとも書き換えることができました。
 色々と調べてゆくと、LenovoのWEBにあった情報(XXXを使って書き換える、のような記載)にあったソフトは、AMIのマザーボード用のBIOS書き換えソフトであることがわかりました。この手のアプリはWindows版、DOS版と色々あるようです。私の場合は、DOS版のAMIDMI.exeで、DOSのBootableなUSBメモリを作り、そちらから書き換えました。
 このアプリは、正式には個人ユーザに提供しているものではなく、メインテナーとか、OEM先に出しているもののようです。この対応が必要になった方は、これらの情報をもとにご自分で探してください。AMIのマザーボードを購入された方は、添付されているかもしれません。
 今回は、MTMとSerial Numberの書き込みだけを行いました(UUIDは未修正)。Windowsの認証もこれで通っているようです。エラーをはいていたBIOSブートは、MTMとSerial Numberの書き込みにより正常に戻りました。
その後、再度ハードウェアの不調(突然うんともすんとも言わなくなる、電源が入らなくなる最初の不調と同じ)で、CMOSの電池抜きをしましたが、MTM、Serial Numberとも消えることはありませんでしたので、やはりどうしてこれらが消えたのかは不明です。
 あと、今回の事件で分かったことは、MTMやSerial Numberが異常だと、次のBootの順番とかがうまく設定できない、ようです。いくら設定してもDHCPからNetBootしようとしたり。
 ということで、今後、この手の対応の解決のためにここに来られた方のお役に立てば幸いです。

参考:英語ですが、同じような人がいて、結局同様に自分でアプリを探して対応した、という書き込みです。
https://forums.lenovo.com/t5/Lenovo-Desktop-Towers/H535-motherboard-failure-machine-type-and-serial-number-invalid-after-replacement/m-p/2143570?page=1#2143570

nano VNA

2020-10-11 20:49:07 | 無線

nanoVNA(Vector Network Analyzer)を購入しました。
以前より、気にはなっていたのですが、販売価格から7%Offの3200円でおつりがくる価格で販売していたので、思わずポチってしまいました。
表題の写真にType-CのUSBケーブルを加えたものが送られてきました。国内からの郵送でしたので、すぐに到着。開封の儀をする間もなく、電源を入れてみたら動かないので、ちょっとドキッとしましたが、内蔵のリチウムイオンバッテリの充電が足りなかったようで、充電を始めるとすぐに動きだしました。
初期設定をして(YouTubeを見ました)、お決まりのアンテナ計測。アンテナ側はMコネクタなので、sma2Mの変換ケーブルが手元にあったのでそれで接続。
 上の写真は黄色がSWR、緑がインピーダンスで、緑の画面中央が50Ω±j0となります。黄色のディップは、左から7、14、21、28MHzです。インピーダンスがぐるぐる回るのが面白いです。
 上の写真は21MHzから22MHzのスキャン結果で、21.22MHzでSWR1.09、ほぼ50Ωでちょっと容量側のようです。面白いです。あと、USBでPCやスマホにつなぐと接続側で表示をしてくれたりするので、見やすいです(本体の大きさがわかりませんが、ディスプレイの大きさは2.3インチ?なので、老眼?の方にはちょっと厳しいかもしれません)。
 スマホやPCでの使用時には、本体だけだと本体のリソースの関係で演算ポイントが101ポイントらしいのですが、それを増やすことが可能なのできれいな、細かいデータが取れます。(私が使ってみたのはAndroidのアプリで、WebAPIを使ったもの(nanoVNAと書いてありますが、、)です。

 このnanoVNAのプロジェクトは、日本の方が設計したものだそうで、大陸で何種類ものコピーが作られています。この頃は4インチ版もあるようです。
色々と書き込みを見ていると、同じnanoVNAでも基板上でシールドされているものされていないものとか、電源のモニタのためのダイオードが入っているもの入っていないもの、ケースに入っているものないもの、などバリエーションがたくさんあるので、買い求めるときには注意が必要です。私が購入した先でも、先人の書き込みではシールドなし、と書いてありましたが、私が買い求めたものはシールドがありました(下記写真)。なので、同じ販売元でもバージョンが異なる可能性もあるので、要注意(注意しようがないですが、、、)です。


(真ん中の基板のところにシールドケースが見えます)
ディスプレイがついて、USBで外部に接続ができて、900MHz(1.5GまでのFirmwareもあるようですが)まで測れて、送料込みで3200円。コストがどうなっているのか心配になります、、、。
 スミスチャート、私は強電系だったので、習った記憶がない(とSNSで書いたら、電力系でも使うんじゃないの?と言われてしまいましたが、寝てたんでしょうか、、、)のですが、ちょっと調べてみたら面白いですね。こちらもお勉強になりそうです。
コロナ禍、おうち遊びが増えていますが、良いおもちゃになりそうです。アンテナ調整とか、単体でLやCも計測できるので、コイルも作れそうです。