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おもちゃ、家電、もろもろの修理の足跡と備忘録

色々と忘れるので、趣味のメモ

Lenovo Ideapad Flex 5 14ALC05 keyboard交換

2024-10-06 07:05:54 | 修理

 先週月曜日、急に在宅勤務で使っているノートパソコンのキーボードの一部が反応しなくなりました。Loginすらできない状況で朝、焦りましたが、Bluetoothのキーボードが手元にあったのでなんとかしのぎました。
色々調べてAmazon君にお願いをして送ってもらった部品が届いたので、早速交換。

 とりあえずYoutubeで該当品(ピッタリはなかったけれど)の三枚おろしの映像をみて概略を学習。内部構成は違いましたが、まぁ、作り方が事前にわかっているのでなんとかできました。以下、備忘録です。
 上記写真は内部を開けて全部取り外して、これからキーボード部を剥がしにかかる前の状態です。

私はとりあえず、裏蓋を開けた後、キーボードの故障の切り分け(本当にキーボード部を交換すると直るのか心配だったので)のために、全部バラす前にキーボードのフレキを外して、動作確認をしました。無事?キーボード単体の故障であることがここで判明してちょっと安心しました。

注意事項:
 最後のキーボードの交換が難易度がとても高いです。ハンダコテでの熱融着(山程ある)が必要なので、自信の無い方はやめておいたほうが無難です。

用意するもの:
 交換用のキーボードモジュール(バックライト付き)
 トルクスのドライバ(本体裏蓋取り外し用)
 プラスのドライバ(時計ドライバ、内部部品取り外し用)
 サーマルペースト(CPU放熱用)
 はんだごて(先端の割と細いものが必要)

分解:(数字はネジの数)
 ケーブル類を全部はずして裏返し
 裏カバー取り外し(前4,後ろ5ビスの長さが違う)
 バッテリー取り外し4 →ネジの一つにLenovoシールが貼ってありました。勝手交換チェック用ですね。
 冷却用FAN2
 スピーカ左右(ネジ止めなし、左右とも、上部が基板下のポールに挟まっているだけなので、下に引けば取れる)
 マザーボード3(メモリ、WiFiモジュール等は外さなくても大丈夫)
 右ヒンジ2
 ヒートシンク4(ついでに冷却用FANといっしょにゴミを清掃)
 左ヒンジ3
  左右ヒンジのネジを外すとディスプレイ部と分離できるので、外す。このとき、LCD用のケーブル(右)とタッチパネル用のケーブル(左)があるので注意して外します。
 USBボード1
 Pad4
ここまではなんとでもなる
 キーボードは、筐体プラスチックに熱融着されているので、それを外す。(以下TIPSを参照のこと)
 融着されている部分(上の図の金属部分の小さな無数?にあるボッチ)はキーボードの周囲だけで42個所。キーボードの中心部にも多数あるので、めげずにやる。左側の黒いシールの下にもあるので、剥がしながら、探しながら頑張る。
★★TIPS★★
このとき、(時計)ドライバでほじると、根元の方から折れてしまって(特にキーボードの中心部分の小さい融着部)キーボードを取替後、再度熱融着させる時に融着部に届かなくて苦労するので、なるべく上部をカッターのようなもので「切り取る」ほうが良いです。

★★TIPS終わり★★★
 後は丁寧にキーボードを外して、取替。
 切り取った熱融着されていた部分をハンダコテで地道に補修。これも大変。
 私の場合、キーボードの中央部分の熱融着部をほじって根元の部分から取れてしまったものが多かった(上記TIPSの通り)ので非常に苦労しました。ここを止めておかないとキーボードの枠の部分がぶらぶらというか浮いてしまうので、多分キーボードが打ちにくくなってしまうような気がします。

 あとは分解と逆の手順でもとに戻せばOKです。

電池を抜くことになるので、初回Boot時に時計のエラーが出ます。BIOSに入って時刻設定が必要です。(BIOS起動は、このPCだとShutdownして左側面のBOOT用のホールを細いものでつっつくとBIOS画面で起動します)

その他:
 ヒートシンクを外すので、サーマルペーストが必要ですかね。古いものを除去、清掃して貼り直します。3年?で割とカリカリしてました。
 ヒンジ部とか、他の部分でもホールの数とネジの数が違う部分があるので、どこのネジを外したのかわかるようにしておいたほうが良いかもしれません。
よく見るとネジを閉めるホールには「▶」印がついているのでそれを信じて?私は止めたら大丈夫だったので、それでも良いかもしれません。

交換作業時間は1時間半から2時間程度かかったと思います。

購入物品について:
 今回Amazon出店のお店から購入しました。送られてきたものは郵政のクリックポストで送られてきました。丁寧に包まれてはいましたが、再生品でした。
 バックライトモジュールの黒の包装が一部はがれていた
 フレキシブルケーブルが折り跡、配置ストレスによる歪み
などがありました。再度Amazonを覗いてみましたが「再生品」や「リユース品」の記載は無いです。もちろん「新品」との記載も無いですが、、、。
全部がそうでは無いとは思いますが、気になる方はやめておいたほうが良いかもしれません。
 バックライトモジュールは再利用できるようなので、販売品を見るとバックライトなし、という販売品のもあるのでそれを購入して、元ついていたバックライトモジュールを剥がして張り替える、ということもできるようです(Videoに出てた。私はやっていないけれど、、)

ということで、無事ノートPC本体で再度仕事ができるようになりました。めでたしめでたし。

2024/10/5

クラゲが泳ぐ、、

2024-09-14 07:28:58 | 修理

先週の土曜日のおもちゃの病院に来てお持ち帰り修理したおもちゃです。
水流によってクラゲが泳ぐ、というもの。実はこれ2回目の修理。
昨年?修理に来た時には、制御基板のIC(名称は消してありましたが多分PIC)が故障していて、自宅でPICとかで何か作っても良かったのですが出先だったので回路をいじって電源を入れれば動く様にしてあげました。
今回はクラゲが泳がない、という主訴。この手のものはポンプがガッチリ防水してあって開けると水漏れするのであまりやりたくないのですが、受付の人が、これ前にやったっけ、と持ってきたので仕方なく対応、、、。
超音波カッターで殻割りしてポンプの中を見ると、モータ部とインペラ部が磁石で結合しているいわゆるマグネットカップリングというやつ。モータ部は完全に防水されているのでサビ等による回転不良は無いんですね。でもそれが空回りする状態。
インペラ回転部・回転軸の清掃と、軸の長さを調整して多少ギャップを短くして磁力を強化しても直らず、結局モータの回転数を下げると追従することがわかったので、LM317Tでモータ印加電圧を調整する回路を作って対応しました。この間、殻割り2回、、、。やっぱり水漏れするし大変でした。
調べてみるとこれ、7000円位するものらしいです。暗くするとクラゲに蛍光物が塗布してあるようで怪しく?光ったりします。
年配の方の持ち込みでしたが、水槽に苔!もついていたので結構使い込まれているみたいです、これを見て癒やされるんでしょうか。
土曜日病院で2時間と日曜日一日修理して、その後12時間連続運転チェックしてOKとしました。直って良かったです。
%写真は、動画(mp4)がうまく貼れないので画面キャプチャです、、。

クレーンゲームの動作と修理メモ

2024-04-09 17:54:35 | 修理
週末、おもちゃの病院でした。他のドクタからやったんだけどこれ分かんないからやって、とアンパンマンのクレーンゲームが回ってきました。
クレーンゲームは良く回ってくるので見識?はちょっとありますが、今回は相当手こずって、忘れないように昔作った修理方法のドキュメントに少々細かい動作などを追記したので公開します。
クレーンゲームは今となっては新しいものが沢山出ていて、種類が沢山ありますが、以下のものは結構初期のものだと思われます(以下のドキュメントの日付を観るとすでにちょうど16年も前ですね、、。)
今回は、他のおもちゃの病院にも出したものを当院に持ち込んだという情報もあり、すでに何人かのドクタの手を経由しているようです。なので何を信じてよいのかわからず、動作そのものを結構掘ってしまいました。
当初の主訴はそもそもは全く動かん、ということのようでしたが私のところに来るまでに、バケットがうまく制御できない、というものになっていました。
結局、やっぱりバラして、動作を確認して、回転接続部の破損修理、軸受の破損修理、チェーンのねじれ直しなどをやってようやくメカ部が所望の動作をするようになりましたが、そこまでに半日✕2回、計約1日掛かりました、、、。
その後も、修理していると時々おかしいなぁ、というボールの排出センサ部の故障(電気系統)も見つけてしまい、そこでも数時間を要してしまったので、結局丸一日以上掛かったということになります。ここまでかかることはめったに無いので疲れたなぁ、というお話でした。



バイクのメーター球交換2

2022-12-10 10:18:21 | 修理
 以前、うちの奥さんの原付バイクのメータ照明ランプの交換をしました。
 久しぶりにこのバイクを使って買い物に行ったら、またメータ照明ランプが切れていました。いつから再度切れていたのかは不明ではありますが、前回交換が2018年なので4年ぶり?の交換です。安物LEDランプなのでこんなもんですかね。その時のLEDランプが2つ残っていたので、同じものへの交換です。
 前回、ヘッドライト部の外し方を記載していなかったので、そのあたりを備忘録として残しておきます。


ライトの光軸の位置を確認:
 まず、現在のフロントライトの「光軸」の位置を覚えておきます。といっても覚えられないので、例えば壁の前にバイクを止めてフロントライトをつけて(下向きが良いです)、壁に光軸の位置をなにかで印をつけておきます。(交換後、光軸の位置が同じ様になるように調整をします)
光軸調整用のネジを外す:
 上の写真の上の青いマークの部分に、上向きについたネジがあります。これは、上記の光軸をあわせる(上下方向)ネジ兼フロントライトのカバー部分(上記写真のライトの周りの銀色のフレーム)を止めています。
 これを外すのですが、外しにくいので、アクセスしやすいように下の青いマークのネジを外してフロントカバーを外します。
注意!:上のマークの部分ネジを外すときに、「絶対に下に落とさないで」ください。ここで落とすと、後でとってもとっても大変な目に会います。
ライト周囲のフレームを外す:
 次に、ライトの周りの丸いフレーム(銀色の金属部分)を外します。これは単にハマっているだけなので、先程外した上のマークの部分のネジのあたりから手前に引けば外れます。(きっちりハマっているので傷がつかないようにして前方にほじる?と取れます)
メータランプを交換する:
 これでメータ内部にアクセスできますので、メータ部に下からついているゴムブッシュを下に引けばメータランプにアクセスできます。2個あります。
玉はT10です。
逆手順でもとに戻す:
 取り替えたら逆の手順で元通りにします。フロントライトの光軸は壁につけた印?をもとに調整してライト下のネジを固定します。

 注記しましたが、私はフロントライトの調整ネジを外すときに下に落としてしまい、これを取るのに大変苦労しました。運良く地面に落ちれば良いですが、運が悪く?フロントカバーと足元のカバーの間に挟まってしまい、それらが結構きつく嵌合していて取れず、とても苦労しました。(何故かネジが2つ出てきたんですが、どうしてなんでしょう、、、、私は1度しかやってません!)
 ちなみに交換後のバルブはどれとしてLEDチップは点灯しなかったのですが、どういう壊れ方をするのでしょうね、、、。ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。

調温ハンダこて購入のその後2

2022-09-27 17:52:03 | 修理
以前大陸から買い求めた調温ハンダこて、たまにOP表示が出ていてだましだまし使っていたのですが、とうとう何度やってもOP表示になってしまい仕方なくバラして修理。
症状は電源を入れて表示を見ていると、加熱しているような表示(表示の右上の欠けた丸みたいな表示)が出るがすぐに切り替わって右下の「℃」がパカパカ点滅して、その後「OP」表示。チップを触るとちょっと温かい。加熱を始めるが、電流をセンスできずに停止する感じ。
センスの辺りだろう、と当たりをつけて確認。以前他の方のページを見て抵抗を追加してあった(調温半田コテの初回ページを参照)のだが、そのあたりの数値を測ってみるとなにか変。もともとついている表面実装の56kΩの抵抗を外して測ってみると「断」状態。これか。近い数値の抵抗は47kΩしかなかったので、56kΩ→47kΩに取替。当初47kΩを表面実装のパタンにハンダ付けしたのですが、曲がっていたので直そうとちょっと引っ張ったらランドが取れてしまいました。
仕方ないのでICからケーブルをハンダ付けしました。ICの足の間隔が狭い、細いで苦労しましたが、なんとか成功。
結局やったことは、
・表面実装56kΩを47kΩに取替(今回の処置)
・センスピンからGNDへ120kΩ追加(これは前回やった処置。これも100kΩが無かったので120kΩにしただけです。)
です。
さて作業完了したので閉じようとおもったら、LCD用の導電ゴムが干渉してしまって閉じられないので、LCDへは影響が無い部分をちょっとニッパ君で削りました。(上の写真は削る前のもののようです)

とりあえず、設定温度とチップの先(コテ先)の温度を計測。


青線が実測値、赤線は、設定温度値(指示値)+10℃です。
まぁよく使う?300℃から350℃(共晶ハンダとか)近辺は指示値+10℃だと
思って使えば大丈夫そうな気がするので、今回はこれで良しとします。

ハンダこてを修理するのにハンダこてが必要になるって、なんだかな、と思いますが、以前使っていた調温じゃないハンダコテくんにお世話になって修理することができたので、捨てないでよかったな、と思いました。

最後にお決まりですが、本記事は自分の修理の備忘録です。修理、分解を勧めるものでは決して有りません。参考にされる場合はすべて自己責任でご対応ください。