おもちゃ、家電、もろもろの修理の足跡と備忘録

色々と忘れるので、趣味のメモ

クレーンゲームの動作と修理メモ

2024-04-09 17:54:35 | 修理
週末、おもちゃの病院でした。他のドクタからやったんだけどこれ分かんないからやって、とアンパンマンのクレーンゲームが回ってきました。
クレーンゲームは良く回ってくるので見識?はちょっとありますが、今回は相当手こずって、忘れないように昔作った修理方法のドキュメントに少々細かい動作などを追記したので公開します。
クレーンゲームは今となっては新しいものが沢山出ていて、種類が沢山ありますが、以下のものは結構初期のものだと思われます(以下のドキュメントの日付を観るとすでにちょうど16年も前ですね、、。)
今回は、他のおもちゃの病院にも出したものを当院に持ち込んだという情報もあり、すでに何人かのドクタの手を経由しているようです。なので何を信じてよいのかわからず、動作そのものを結構掘ってしまいました。
当初の主訴はそもそもは全く動かん、ということのようでしたが私のところに来るまでに、バケットがうまく制御できない、というものになっていました。
結局、やっぱりバラして、動作を確認して、回転接続部の破損修理、軸受の破損修理、チェーンのねじれ直しなどをやってようやくメカ部が所望の動作をするようになりましたが、そこまでに半日✕2回、計約1日掛かりました、、、。
その後も、修理していると時々おかしいなぁ、というボールの排出センサ部の故障(電気系統)も見つけてしまい、そこでも数時間を要してしまったので、結局丸一日以上掛かったということになります。ここまでかかることはめったに無いので疲れたなぁ、というお話でした。



バイクのメーター球交換2

2022-12-10 10:18:21 | 修理
 以前、うちの奥さんの原付バイクのメータ照明ランプの交換をしました。
 久しぶりにこのバイクを使って買い物に行ったら、またメータ照明ランプが切れていました。いつから再度切れていたのかは不明ではありますが、前回交換が2018年なので4年ぶり?の交換です。安物LEDランプなのでこんなもんですかね。その時のLEDランプが2つ残っていたので、同じものへの交換です。
 前回、ヘッドライト部の外し方を記載していなかったので、そのあたりを備忘録として残しておきます。


ライトの光軸の位置を確認:
 まず、現在のフロントライトの「光軸」の位置を覚えておきます。といっても覚えられないので、例えば壁の前にバイクを止めてフロントライトをつけて(下向きが良いです)、壁に光軸の位置をなにかで印をつけておきます。(交換後、光軸の位置が同じ様になるように調整をします)
光軸調整用のネジを外す:
 上の写真の上の青いマークの部分に、上向きについたネジがあります。これは、上記の光軸をあわせる(上下方向)ネジ兼フロントライトのカバー部分(上記写真のライトの周りの銀色のフレーム)を止めています。
 これを外すのですが、外しにくいので、アクセスしやすいように下の青いマークのネジを外してフロントカバーを外します。
注意!:上のマークの部分ネジを外すときに、「絶対に下に落とさないで」ください。ここで落とすと、後でとってもとっても大変な目に会います。
ライト周囲のフレームを外す:
 次に、ライトの周りの丸いフレーム(銀色の金属部分)を外します。これは単にハマっているだけなので、先程外した上のマークの部分のネジのあたりから手前に引けば外れます。(きっちりハマっているので傷がつかないようにして前方にほじる?と取れます)
メータランプを交換する:
 これでメータ内部にアクセスできますので、メータ部に下からついているゴムブッシュを下に引けばメータランプにアクセスできます。2個あります。
玉はT10です。
逆手順でもとに戻す:
 取り替えたら逆の手順で元通りにします。フロントライトの光軸は壁につけた印?をもとに調整してライト下のネジを固定します。

 注記しましたが、私はフロントライトの調整ネジを外すときに下に落としてしまい、これを取るのに大変苦労しました。運良く地面に落ちれば良いですが、運が悪く?フロントカバーと足元のカバーの間に挟まってしまい、それらが結構きつく嵌合していて取れず、とても苦労しました。(何故かネジが2つ出てきたんですが、どうしてなんでしょう、、、、私は1度しかやってません!)
 ちなみに交換後のバルブはどれとしてLEDチップは点灯しなかったのですが、どういう壊れ方をするのでしょうね、、、。ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。

調温ハンダこて購入のその後2

2022-09-27 17:52:03 | 修理
以前大陸から買い求めた調温ハンダこて、たまにOP表示が出ていてだましだまし使っていたのですが、とうとう何度やってもOP表示になってしまい仕方なくバラして修理。
症状は電源を入れて表示を見ていると、加熱しているような表示(表示の右上の欠けた丸みたいな表示)が出るがすぐに切り替わって右下の「℃」がパカパカ点滅して、その後「OP」表示。チップを触るとちょっと温かい。加熱を始めるが、電流をセンスできずに停止する感じ。
センスの辺りだろう、と当たりをつけて確認。以前他の方のページを見て抵抗を追加してあった(調温半田コテの初回ページを参照)のだが、そのあたりの数値を測ってみるとなにか変。もともとついている表面実装の56kΩの抵抗を外して測ってみると「断」状態。これか。近い数値の抵抗は47kΩしかなかったので、56kΩ→47kΩに取替。当初47kΩを表面実装のパタンにハンダ付けしたのですが、曲がっていたので直そうとちょっと引っ張ったらランドが取れてしまいました。
仕方ないのでICからケーブルをハンダ付けしました。ICの足の間隔が狭い、細いで苦労しましたが、なんとか成功。
結局やったことは、
・表面実装56kΩを47kΩに取替(今回の処置)
・センスピンからGNDへ120kΩ追加(これは前回やった処置。これも100kΩが無かったので120kΩにしただけです。)
です。
さて作業完了したので閉じようとおもったら、LCD用の導電ゴムが干渉してしまって閉じられないので、LCDへは影響が無い部分をちょっとニッパ君で削りました。(上の写真は削る前のもののようです)

とりあえず、設定温度とチップの先(コテ先)の温度を計測。


青線が実測値、赤線は、設定温度値(指示値)+10℃です。
まぁよく使う?300℃から350℃(共晶ハンダとか)近辺は指示値+10℃だと
思って使えば大丈夫そうな気がするので、今回はこれで良しとします。

ハンダこてを修理するのにハンダこてが必要になるって、なんだかな、と思いますが、以前使っていた調温じゃないハンダコテくんにお世話になって修理することができたので、捨てないでよかったな、と思いました。

最後にお決まりですが、本記事は自分の修理の備忘録です。修理、分解を勧めるものでは決して有りません。参考にされる場合はすべて自己責任でご対応ください。

Victure BM45 Video Baby Monitor を直してみた

2022-09-05 21:44:24 | 修理

写真は「https://jp.govicture.com/products/victure-bm45-4-3インチベビーモニター見守り-リモートモニタリングvox自動ウェイクアップ」から借用。この製品はすでに販売は完了しています。

寝室とかで寝ている子供などを映像と音声で見守る標記のベビーモニタの映像が見えなくなっちゃった、と娘からお届けもの(ボケるといけないというので、たまにこういうものが届きます。先日は、娘のお友達のクレーンゲームとミッキーのリモコンカーが届きました、、、)。
主訴?と状況からカメラモジュールから制御モジュールへのケーブルの断線かな、と。この製品、NETで調べると、2.4GHz帯の無線で親機からリモコン制御で首振りができるカメラ映像と音声、部屋の温度、などを送信し、親機から逆送りの音声とか、子機に載っている音源を鳴らしたりできるものです。
早速子機を開けてみると、結構コンパクトにまとまっていて、制御基板と、カメラヘッド部にカメラ基板、カメラヘッドを動かすステッピングモータが左右方向と上下方向の2つ。分解もわりと簡単でした。

↑カメラ基板
↑制御基板

両基板を結んでいるコネクタから伸びている黒いケーブルが問題のケーブルです。調べると、20pin/0.5mmピッチのフレキシブルケーブル(FFCというらしいです:Flexible Flat Cable)で、取り回しをよくするために、中央に切り込みを入れて幅を半分にして、更にシールドにするためと思われる微細線編み込みのシールで巻かれていました(シールは別にGNDされてはいませんでしたが)。

一応、一本断線がわかったので、一本くらいなら頑張ってみるかと微小はんだ付けして再度トライ。でも動かないので、他のも曲げると断線しちゃってだめなんだろうな、どうすっかな、としばし悩む。とてもではないが20本同じようにこれではんだ付けはできませんね。(実体顕微鏡とかが欲しくなります、、、買わないけど。)

↑0.5mmピッチのフレキシブルケーブルにはんだ付けの図、やればできます。半田コテの小手先も最小のものに付け替えました。熱ですぐに端子が剥がれるし、溶けるので接点をクリップで挟んで、サクッとつけました。

ダメ元でWEBで調べてみると、なんと長さは2cmほど長かったですが見つけました、びっくり。大抵大陸から届くものが多いのですが、国内在庫のあるところが見つかったので早速オーダ。フレキシブルケーブルの種類ははケーブルの本数、ピッチ、長さ(他にも耐圧とか温度とかもあり)に加えて、AタイプとBタイプがあって、接点を並べてみて、並びが逆なのがAタイプ、並びが同じなのがBタイプです。表と裏、どちらを接点にするかで異なります。(初めて知りました、、、)今回はBタイプ。次の日には到着!5枚で580円@2022/8時点なので、材料費は120円弱です。一枚使ったので予備が4枚!

バラしたまま購入したFFCを接続して動かしてみたら、なんと動くじゃないですか!
↑一応モニタに映像が写ってます。左側中央にある丸まっているのが今回購入したFFC(予備分です)、その上にあるぐにゃっとしているのが交換前のFFCです。

あとは、なんとかしてFFCが切れないように折込んだり、ケーブルを補強したりして、最後は滑りが良くなるようにFFCにシリコンを吹いて収めました。
やはりケーブルが薄いので、入れ込むのに苦労しました。いきなり実際にやってみるとFFCに無理な力がかかってケーブルが切れそうだったので、まずは同じ長さ、幅に紙を切って、どこで折り込むか、どこを補強するか、などを事前に確認して、FFCを所望の場所で対処してなんとか入れ込みました。

またすぐに壊れたら、タイマーでも入れて、カメラヘッド部のトレーニングシーケンスの時だけモータに電源を入れないようにするかな、とも考えていたのですが、いい感じで動作してくれたのでとりあえずそのままにしてあります。
また壊れたら考えます。

最後にお決まりですが、本記事は自分の修理の備忘録です。修理、分解を勧めるものでは決して有りません。参考にされる場合はすべて自己責任でご対応ください。

NAIS クローゼットの折れ戸ヒンジの修理

2022-06-12 13:43:35 | 修理

我が家もそろそろ建ててから18年。
以前より、クローゼットの折れ戸のヒンジのプラスチック?部品が破損して脱落していました。一応集めてあったのですが、扉にそれぞれ縦に3つヒンジがついていますが、多分2つ壊れると、ラッチ?が効かずに、扉を締めても開いてきたりしてだらしなくなっていました。多分家の半数以上がそんな状態でした。

割れて脱落してきた部品はこれ。同じ場所が壊れています。

基台部の方は、クローゼットの内側にあって、クローゼットの中にものが入っているととても外すのが大変ですが、両開きになっていると反対側から覗けるので外してみました。
扉の開け締め回数だけこのプラスチック部品が、ヒンジ中央の白っぽい金属を繰り返し押し返しているので、結構な力と回数がかかっていたと思われます。
このプラスチックの部品は、はめてみると、金属部分と干渉して入らないので、プラスチック部品をはめてから、金属部分を曲げてプラスチック部品を止めているようです。なので、このプラスチック部品を入手しても加工が大変なことがわかりました。

また、NETで調べてみましたが、プラスチック部品だけでは見つけられませんでしたし、ユニットとしてもピッタリ同じものは見つけられませんでしたが、ネジ穴の位置が違うものであればなんとかなりそうなものはありました。しかし、扉の裏側なので、取り付けネジ用の新規の穴を取り替えるのも結構大変な作業になることがわかりました。安いものでも3つで1000円、数えてみたら我が家には全部で11扉(両開きは2として)もあったので、全部変えると11,000円、、、。(ちなみに、お買い物したあとの評価の記事では、もとの壊れた部品の事を指して、不良品、壊れて当然、とか散々書かれていました、、、)
じゃぁ、今あるものでなんとかならないか。

色々と考えて、手元にあったステンレス線を使って、上記の本来引っ掛けていた部分を使って縛ってやろうと。こんな感じ。
こちらは表側↓

↓こちらは裏側

スプリングはとても強いので、ラジオペンチとかえこうやって押し込みました。↓

とりあえず、これで各扉2個づつ修理して、ちょっとだけシリコン吹いて、閉めようとしても「だらぁ~ん」としてきちんと閉まらなかった折れ戸が留まるようになりました。

ポイントは、私はステンレス線をクロスして(全部を見ると8の字ですかね)止めましたが、針金がプラスチック部品の動作方向の横側から止めているようにします。(多分止めが動作方向の後ろ側に回ってしまうとあとで外れてしまうことになると思います)
柔らかい(とか細いとかの)針金を使うと、動作時にプラスチック部に強い力がかかりますので、浮き上がってくると思うので失敗する可能性が大きいと思います。(なのでステンレス線で正解だったと思います)
めでたしめでたし。

あまりこの折れ戸ヒンジの修理の記事が見つからなかったので参考になれば、と思います。お楽しみください。

最後に毎度ですが、本記事は本人の作業メモです。同じようにやってもできないこともあるでしょうし、真似してやってみての事故等については責任は取れません。ご自身の判断、責任でお願いします。