ある『物語』の断片

『物語たち』は語り始める。

指切り

2008-01-02 02:50:20 | ある『物語』の断片
速度を落としても
立ち止まっても
構わない

ただし
決して
逃げ出してはいけない

そこには
暗闇しか
広がっていないから

闇に喰われて
そこから
動けなくなるから

そんな自らに絶望して
あなたはきっと
苦しんでしまうから

そんなあなたを見て
悲しみたくはないから


だから
約束して

後悔も
苛立ちも
苦しみも

40年後に
「良かった」と
振り返ることができるように

一つでも多くの
思い出を増やしていくために

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