ある『物語』の断片

『物語たち』は語り始める。

惰性

2007-10-25 09:38:57 | ある『物語』の断片
暗くて周りが見渡せない

歩いているのか
いないのか
それすら定かではない

もはや
何のために存在しているのか
自分の本当の名前すら忘れて
消え去ることもできず

今日も地を這いながら
「それ」は存在し続けるしかなかった