ショーメのお品物です。分解掃除のご依頼です
２針 文字板左右と、12時・6位置に石をあしらっています
「時計メーカー」よりは「高級宝飾品ブランド」のイメージが強いかもしれませんが、時計への拘りも強く多くの方々に愛用されています。
私自身も不勉強なことの多いブランドでしたので、調べてみました
「グランサンク」と呼ばれるフランス5大宝飾店の1つとして数えられるショーメ(CHAUMET)、時計製造の歴史も古く最古の時計として確認されているのは1811年に製造。
ショーメ(CHAUMET)は1780年に宝飾ブランドとしてフランスに誕生しました。
その後マリー・アントワネットやナポレオン等に認められて王室御用達ブランドへと成長。
初めて製造した腕時計は皇后ジョゼフィーヌの義理の娘、バイエルン王国王女アウグステの為に制作された物です。その特徴としては金をベースにパール・エメラルドで飾り付けられ、ブレゲ製のムーブメントを使用した豪華絢爛の腕時計だったそうです。
当時の最新技術を取り入れつつ、ダイヤモンドやマザーオブパール・エナメル装飾等を組み合わせた独創的な宝飾時計を製造。
1995年頃から本格的に時計製造に力をいれていき、「ケイシス」「クラスワン」「ダンディ」等を展開しています。
現在はLVHMグループの傘下になっています。
特徴のある文字板ですが、石を埋め込んでいるため厚さは通常品の３倍程度あります。
ムーブメントはETA E01001です。小型化されたムーブメントです
一円玉と比較してみました。
やはり小ぶりです。
小さい時計は各部品も小さいので分解掃除作業にも気を遣うことが多くなります
これから修理します
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