静かな生活  微睡の 私記

 
さりげなく 簡素に生きたい。傍らに コーヒーがあって
とっておきの本たちがあれば それだけでいい
 

東京都猟友会のバッジを集めたら

2010-04-21 19:09:01 | 昭和レトロ

   バッジを集めたら まさしく昭和レトロ

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    父さんはホントに道楽者だったようだ。猟銃を持って雉を追って

 利根川辺りや、千葉、東京郊外の沼地やら河べりやら神奈川辺りを

ずいぶん歩いた様子。愛犬をお供に、さぞ若い月日を謳歌したのでしょう。

…バッジに見られる空気銃の文字や、鹿の顔を模った七宝焼きに29~

36などと焼きつけられた藍色のバッジ。 思うに35だとか31とは昭和

35年、31年…を表わしているのかな。ずいぶん古い記念の品です。

 平成22年の今、時たまこれらブローチを粋がって、お散歩用の帽子に

ちょいと飾ったりと、楽しんでいます。中でもわたしのお気に入りは、

真ん中のペンダントです。【井上流砲術膝台型乃図】と彫られた、

引き締まった長身の、鉄砲を構えた男子のペンダント。ちょんまげの、

鼻筋の通った、りりしい男性の左腕には 何とも粋なブレスレットが・・・

 これら古いものに愛着をしめすのは、やはり懐古趣味人間だから。

 古くなったこの住まいの、あちこちをかき回すと、けっこう古びた年代物が

出てきます。捨てられない、溜まる、部屋は片付かない。

 こうして終わりの日まで、わたしは狭い部屋で静かに暮らす運命か・・・

  


わたしの不二山でお抹茶を点てます。

2010-04-01 16:12:52 | 日常

  

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    うららかな春の訪れです。 R2ライフです。青い空に

 ふかふか純粋の白い雲が綺麗です。空を見るためのR2ライフです。

 車窓から吹きこむ風は、陽に暖められて、肌に心地よくふれました。

 ここは西東京 の郊外、空気のとてもおいしい地域です。

  いつものように日常のお買いものを済ませて、ノルマはおしまい。

  午後、沖縄土産の黒糖アンダーギをお茶受けに、お抹茶をいただくことにしました。

 わたしだけのセレモニーは、何といってもお茶碗です。

 このお茶碗は、かれこれ20年も前に焼いた、信楽焼きです。 

 光悦の不二山に魅せられて始めた趣味の陶芸の初期の愚作品です。

  【光悦写し]  と、勝手に名付けました。

   今日はいい日です。 お茶がよくたちました。 湯加減がいいのか、

 お抹茶の、量が適量だったのか、・・・お茶碗の出来がいいのか…

     ・・・ フ フ フ ・・・

  アンダーギの適度な脂っこさは、お茶に適しているとつくづく思いました。

  これまで、つい粗末に扱ってきたこのお茶碗を、これから大事に使いましょう。