静かな生活  微睡の 私記

 
さりげなく 簡素に生きたい。傍らに コーヒーがあって
とっておきの本たちがあれば それだけでいい
 

憧れだったのか~~~

2007-11-22 12:39:54 | 読書

 このごろ また しきりに想うのは、ギッシングの『ヘンリ・ライクロフトの私記』です。 いつもの散歩路、雑木林の枯れ草の匂いのなかを、ゆたりゆたり歩きながら、帰ったら、冬の章を読もう・・・、と思っている。

 ライクロフトは、ゆったりと人生の後半を穏やかに、悠々自適にすごして五十五歳に永眠した。作者ギッシングは四十六歳まで生きた。その己の架空の余生を、ライクロフトの生きように託して自らの憧れとして描いたのか・・・。不憫でならない。

ふと、帰途、彼の好きなキンポウゲを見つけたかったが、知らないので代わりに、きれいに色づいたなんの樹だかの葉を〈なにかの縁ね〉と言って、呼びかける数枚を拾う。まるでギッシングになりきっての、おだやかな朝の散歩でした。もちろん、冬の章に心奪われた午前中でした。

 


落ち葉を拾いながら

2007-11-20 15:31:08 | 散歩

 穏やかな太陽の温もりに誘われて、運動公園の縁を巡り、森までゆっくり歩きました。小道の左側に引かれた白い線の上を、目を閉じて、十を数えて歩くと、知らぬ間に右よりの中央側にはみ出してしまいました。 何度試みても、やはり右よりになります。 心がけが悪いのかな、体型が悪いのかな。思い切って、左足に重心を置くようにして 背をしゃんと歩くと、おお、真っ直ぐに歩けました! 俯いて歩いてはいけないのです。 空を見ながら歩いたら、雲が陽に照らされてとてもきれいです。 ときどき立ち止まって、はらはら落ち初めの桜の紅葉と、名も知らない、きれいな掛け分けに染まった数枚を集めました。 気持のいい朝です。お気に入りの“ターザン森の方”コースはおよそ三十分。

 昨日は、“横田の方”まで。折り返し地点は“深呼吸広場”です。ポットに詰めたアールグレイと、コンビニのシフォンで朝食でした。

 ブログの更新もすっかり間延びしてしまいました。これではいけない。長続きするための方法をブログであれこれ調べ、勉強して、継続は力・・・などと、心を引き締める思いで、こうして再び書きだした次第です。 

 お散歩の後には、何故か食欲が増します。 老年は少々太り気味がいい、統計上長生きする、と何かで読みました。 いい傾向です。