トップは「襦袢の袖」、別に袖丈が長いのではなく、長さは45センチ。
つまり横が思いっきり縮まっているんです。
これは別のものとごちゃっと一緒に来たので、見たとき最初はぜいたくな絹の楊柳?、なんて思ったのです。
なにしろ縦にしわしわと、そして手触りはしなしなと心地よく…。
ところがよくよく見ると、どうも確かに縦しぼ風ではあるものの、なんか縮んでないか??
ぐるぐるっとまいただけだったこれを広げてみたら…おみごと、細い…。
で、はずした袖が、トップの写真、というわけです。
たぶん、ですが、洗っちゃったんでしょうね。そしたら思い切り細身になっちゃった…。
で、そのまま私のところに来たわけです。広げないと柄もわからないくらいで…。
とりあえず解いてざっと洗いました。
汚れもシミもナシ、なんせ縮こまってますので細かく伸子をうちました。
手前これから、向こうは終了…朝顔の柄なんですよー。
はい、片身頃ですが、ここまで伸びました。反幅まで伸ばすと楊柳ではないけれど、
たてにしぼが入るような織り方だとわかりました。
わかりますかねぇところどころ、ほんのちょっぴりブルーがはいっているんですよ。
それがまたなんともいえずオシャレです。
朝顔柄で、少ししぼがある…たしかにほんのわずかな凹凸なんですけれど、肌にまとわりません。
夏ちりめん…という特別な織り方とかはないんですが、要するに「暑い時期にいいですよ」という
薄手だったり、こんな織りだったりするもの…
これは単の少し暑いころに着るじゅばんなのでしょうね。
繰り回しらしく、衿分が足りなくて、別の布が足してあったりのすごいものでしたが、
身頃と袖はあります。うそつきでもできますし、私の単用にしてみる予定です。
それにしても、これを持っていた方、洗っちゃって縮んじゃって「おぉぉぉノォ…」だったんでしょうねぇ。
しわしわのときは「しごき」くらいにしかならないかと思いましたが、
ここまできれいになってくれましたから、また活躍してもらいましょう。
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