パーティーこだわってるわけじゃないんですけどね、
なんかご近所でもちらほら「イルミ」がついたり、玄関にリースが出たりすると、
なんとなーく「くっりすっますっ!」なぁんてカンジで、
何にもしないんだけど楽しくなっちゃって…。
で、本日の写真は、こんな着物もいんじゃないかなーと…。
柄アップです。実際はもう少し薄い茶色で、白いところはもう少しベージュ。
上の写真の方が実物に近いです。写真加工で失敗しました。すみません。
全体の雰囲気で言うと、もう少しおとなしい感じでしょうか。
いいんじゃないかといいながら、実はこの着物、
小さいしみやヨゴレがあちこちにあります。
まぁ着られないことはない範囲ですが、もったいない。
いわゆる「大正ロマン」に近いかと思うのですが、
これは小紋ですから、普通のお嬢さんが普通に着ていたわけです。
今の小紋には、こういう柄はなかなかありませんで、
逆に「小紋ゆかた」とかで、ゆかたにあったりします。
着てみるとこんな感じ、けっこう華やかですね。手触りのやさしい錦紗です。
よく見ると、メインは「ぼたん」とその周りの「桜」のようですが、
そのほかにも「バラ」「水仙」それと「むくげ」のような花もあります。
スリーシーズン着られるということでしょう。
もう一枚、こちらは女の子の着物です。といっても当然「繰り回し」、
元は大人の着物だったのでしょうが、いい柄です。
最近は、小さい子に着物を着せるといっても、七五三くらいですから、
どうしても「礼装」ということで「絵羽柄」が多くなります。
でも、本当は、小さい子にはこういう「総柄」の方がかわいいのですよね。
これは地色がグリーンですから、12~13歳の女の子だと、
ちょっと大人っぽい色柄、ということで着るのも楽しかったでしょうね。
私の子供の頃の着物は、こんないいのはありませんで、
中学のときに「本裁ち」を着せてやるといわれて喜んだらウールでした。
こういった色柄、しなやかな錦紗、どちらももう身近にはないものです。
さて、しょーがつは何を着るか!やっぱモンペかな…。
今と違って昔は着物が日常ですから、こういう
着物を着て大勢で歩いていたら、本当に華やか
だったと思います。
こういう着物とか、ポップな銘仙とか、
そんな時代は、色があふれていたでしょうね。
ちょっとタイムスリップしてみたいものです。