置き方がまずくて、ちょっと斜めってます、すみません。背中部分です。
シルエットは「皇居・二重橋」ですね。
(*これは実は二重橋ではなく、日本橋でした。この訂正につきましては、9月18日に
訂正記事を書かせていただいております。申し訳ありません)
その上の地紙は左が「東海道五十三次の箱根」、右は「京都三条大橋」、後ろは言わずもがなの富士山ですね。
これの題名が「文明開化風景図」…単純に「昔の東海道と、今の皇居」の対比だけかと思ったら…
下のほうの白い部分はこちら。「幸講内宮御印」ととあります。単純に「お伊勢参り」の「講」だと思うのですが…。
「講」は豊かでなかった時代に、助け合いから生まれたしくみ。
みんなで少しずつ毎月お金を持ち寄ってためておいて、何かの目的に使うわけですが、使う人はくじ引きで決めます。
くじに当たった人は、次からはクジを引けません。だから長くやっていれば、みんないつかは当たるんですね。
私が20代のころは、まだ商店のおかみさんたちでやってました。
「伊勢講」はお伊勢参りに行くための費用にするわけで、行くときは2~3人が、クジで選ばれ、
代表でお参りにいく…というしくみでした。
表は、京都三条大橋から東海道を下る「宿場」の店の名前と、「休」か「宿」の記入表。
今で言うならツアー添乗員の「休憩ポイント」と「定宿」の予定表でしょう。
ちょっとアップすると
点々の「書いた感じ」、の合間にところどころちゃんと宿の名前などがかいてあります。
ほんとうにあったお店なのかどうかはわかりませんけれど。
実は大きく「幸講」とある前に読みづらいのですが、まだ一行あって、やっと読みましたら「永代大々神楽」…。
神楽というからには奉納される舞や楽(がく)です。
どうもお伊勢さんに限ったことではなく、あちこちの神社の恒例行事として、毎年決まった日に奉納されるようで。
この「講」は、お伊勢さんに、お神楽を奉納する目的もあったんですかねぇ。
とりあえず、二重橋はどう考えても「明治以降」ですし「文明開化」とつけたのもわからなくもありませんが、
ガス灯があるから…なんですかね。
状態はとてもよくて、このままでもすんなり着られそうなきれいさです。
とはいえ男物ですから、長じゅばんには心持ち長いのと、袖も男物仕立てですし、幅狭いし~~。
シルエット二重橋、けっこうお気に入りです。
二重橋のシルエットーー素敵です!
この何とも言えない取り合わせが面白いなあ!
いつもの事ながら、柄を見て読み解く
とんぼ様はすごいですね。
長羽織なら 絵柄を充分に活かせる?
陽の目を見せたいですね
ほんとに昔の柄は、大胆ステキですね。
最近のもののつまらないこと。
これは二重橋のシルエットがポイントですよね。
ミスマッチなのに、コレがなかったらつまらないですよね。
これは状態もいいので、また「何かにしたい」と
欲を出しています。
細かければ細かいほどおもしろいものですね。
羽裏には十分使えますが、ちともったいないかなと
そのランクの羽二重です。
いっそ表に、と思いますよね。
ご指摘ありがとうございました。
本日、訂正を記事にさせていただきました。
実のところ私も「かな?」と思ったのに、
画像検索のとき、ちゃんと見ていませんでした。
こちらこそ、調べが足らず、すみませんでした。
こういうご意見は貴重ですので、コメントもそのまま
残させていただきます。