ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

着物の着方 2

2011-09-02 17:26:52 | 着物・古布

 

さて、昨日は中途半端ですみません。

今日もまた写真を並べてみます。

トップ写真は私くらいの年代だと、NHKの「私の秘密」でご存知かと思います「藤原あき」さん。

着付けが長めですね。半衿は着物に合わせて薄紫だそうです。       

 

こちらは着物の随筆などが多いことでも知られる小説家「森田たま」さん。

私も、老いた母を見たり、自分自身の体型の変化を感じるようになって、

「身に合うように着ること」の大切さを思います。

とても「着物とはこう着ます」の着方では体になじまないのです。

 

        

 

こちらも私の好きなタイプ、いえステキな女性という意味ですが、残念ながらどなたかわかりません。

志賀 淳さん、ご存知のかた、教えてください。藍地の琉球絣に錆び朱に藍とねずみの間道、

帯締めが古代紫で、半衿があかみがかった小豆色…。

普段ぽくて、飾り気ないように見えて、きっぱりと女です。

帯板を入れていないクシャリ感が、硬さの中にここだけゆるさを見せてます。 

 

     

 

ここからは「踊り系」です。まずは「吾妻徳穂」さん。実を言うと苦手なタイプです。

でも、自分の好きなものを好きなように着ている点では、着物を楽しむことを知っている方だと思います。

帯幅が広いですよね。普通の帯を7・3の割合で折って、広くしておられるそうです。

とても小柄な方ですが、帯の広さがきになりません。帯締めの締め方もユニークですねぇ。

今の振袖の「ねじねじ」なんてメじゃありませんね。

 

     

 

この方は本文の記事にも登場していますが、そこで帯の幅はいろいろ、というお話をしています。

実際、もともとの反物の幅は、大してかわりゃしませんし、やはりお太鼓とか飾り結びなどでは、

普通に幅は必要ですが、前帯の幅などは変えたっていいわけです。

私も袋帯や開き名古屋などで、前の帯幅を自分で折ってきめるときは、広めにすることがあります。

それだけでも全体のイメージが変わります。

 

踊りの方は総じて着慣れておられますから、どうすると自分がきれいに見えるか、

とてもよくご存知です。

このかた、若くして逝かれた、たぶん「初代の花柳寿美」さん。圧巻です。

よく見ると、このかた背の割りにバランス的に「カオが大きい」んです。

といいますか、眼がバッチリでクチも大きい、いわゆる大作りな洋風の美人。

着物を着るにはマイナスですが、それを感じさせない「華奢」な着こなしです。

美人さんですから、更に得してますね。

 

       

                                           

 

さて…私は着物関係の古い雑誌をいろいろ持っていますが、

そのうちの7割くらいは「キレイに着付けられた着物姿」です。

着物の色柄や、小物の使い方などの違いは「年代」の変化でわかりますが、

やはりプロが着付けて、プロが写真を撮ったもの…もしもそっと後にまわって見れば、

どこか洗濯バサミで止めてあったり、仮糸で縫ってあったりと、そのあたりは今と変わらないと思います。

そう、つまり「きれいに着付けられた着姿」です。

せいぜい本の中の対談記事や特集などで、著名人の「自分着付け」に出会ったりする程度…。

だから今回のように全部「自前」で着方も自分流…、というのは、楽しいですねぇ。

 

考えてみれば、今、着物を着たいと思っても「お手本」になるものが「きれいに写った写真」と、

着付けの教室で習うことくらいしかないわけですよね。

私の子供のころは、母や近所のオバちゃんたちが着ていましたし、

今よりまだ着物で外出する人がいました。それらがみなお手本でした。

そのときは意識してそんなことを見ているわけではありませんでしたが、

今にして思えば、みな「自分流」がちゃんと確立していて、 上手下手というよりも「その人の着方」でした。

そういうものが見られるというのは、洋服でも同じで、いつもおしゃれだナァと思う人は、

だいたい自分の欠点を上手に隠したり、いいところをさりげなく強調したりというワザを持っています。

着物もそれは同じなんですね。

今の時代、そういう意味での「ナマの情報」がなかなか入らないわけで、

それはそれで、本当に残念で気の毒なことだと思っています。

 

最近はネットという便利にモノがあります。

よそ様のブログの着姿を拝見して、ただ「いい色いい柄、ステキな小物」…だけではなく、

どんな着方をしているか、も注目してみてください。

着物はテキストのようにきれいに整えて着るのは「原則」で、慣れたら似合うように着るものだということで、

その「応用編」を楽しむことが、着物の醍醐味でもあるということです。 

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2 コメント

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Unknown (古布遊び)
2011-09-04 15:22:50
本当に同感です。
これだけ洋服は自由に着ているのに何故着物となると急に難しくなるのでしょうか!
本来とてもアバウトなものだと思うのですが。。。
Unknown (とんぼ)
2011-09-04 17:35:41
古布遊び様

礼装で礼を失しないことさえきをつければ、あとは自由なものだと思います。
それが、ヘンなところだけ自由で「花魁振袖」だの、浴衣に靴だの…。
なんか違う、どっか違う…と、首を傾げます。

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