男物のじゅばんなんですが、私はこの「毛槍」と「ちょうちん」が気に入りまして…。
毛槍は大名行列の先頭をきって振られます。
振るのは「奴さん」…で、この帯では奴凧、なんですけど…どうもこの笑い顔が…妙にブキミでかわいい?
横の刀柄は、すごくいいんですけどねぇ。
今の言葉で言うなら、なんでしたっけ「ブサカワ」?なんでしょうか。
でもやっぱ、奴さんは笑っちゃダメでしょー。
しかも、カオはとても人間っぽいのに、凧だもんで足、ピラピラ…。
このアタリが「絵」の妙味ってんでしょうか、凧なんですからタコダコしく…そんな言葉ある?
普通の奴凧の顔の方が、よかったんじゃないかと思います。凧ちゃんごめん…。
かなり大柄、大胆柄ですが、ちょっと染めの粗さがあります。
例えばこんな感じ。右上の矢印、なんでこんなところに横線があるの?
下は染めそこなったり飛んだり…。
この黒い柄のところだけ集中的に、ポカが多いのです。
柄の部分は結構いけてるのに。
それと、小さいけど濃いシミとかちょっとした汚れもいろいろあるんです。
じゅばんですから、さっぱり洗えばまたじゅばんで着られるのですが…
以前にじゅばんで帯…に味をシメている上、最近お友達がいいじゅばんからの帯を作られまして…。
やはりユニークであることとか、オンリーワンなら、帯でしょ…と思ったわけです。
いいところを前とおたいこに出せばいいわけですし。
でも奴さんを真後ろに持ってくるのはちょっと…。
で、最初に気に入った「ちょうちん」をおたいこにしてみると、こんな感じ。毛槍、ちょうちん、ほくち入れ。
がんばって奴さんだとこちら。実は合間の黒地、輪つなぎと吉原つなぎ風が、うるさいんですよね。
前はどうなるかと言いますと、生地はありますから、つなげれは普通の名古屋帯に仕立てられます。
そうするとこんな感じ。やはりちょっと柄がうるさいのと黒がきついです。
そこで別の黒い帯地、あるいは黒紋付などの解いたものを合わせて…こんなふうにしたら?
まだ柄が多いと思ったら、切ってはめ込む…これはまぁちとうまくいってませんが、
柄のいいところを、パッチすればいいわけです。
まっすぐでなくても斜めでもいいし、きにいってるところを丸く抜くもよし、何枚かパッチするもよし。
というわけで、一つずつ少しでも進行させないと…と、トップ写真を撮った直後から、
一気に解いてしまいました。お天気悪いので洗濯はちと先になりますが、
生地を並べてどんな柄置きにするか、またしばらく悩もうと思います。
が、落ち着いていい感じですね。
また出来上がりが楽しみです。
合わせる着物で
きりっとした粋な姿になりそうです。
色々と頭を悩ましている今が一番楽しいですよね
お太鼓柄は決まり 問題は前帯かぁ
それだと何本か帯ができそうですねぇ。
この奴さん、マツコなんたらとかミッツなんたらとか、あの辺の方々っぽい~!!
やっぱり毛槍のところ、いいですよね。
傷や汚れをうまくよけると、
二部式かもしれませんが、それでもいいです。
さていつになりますか。
ほとんど無地のような細かい縞の着物なんかに…
締めてみたいです。
お姐さんって感じになっちゃいますかねぇ。
そうなんです。
前帯をどうしたものかと、こねくり回していますが、
コレが一番楽しいんです。
傷などがなければ、複数できるのですが、
かなりあちこちなので、二部式で2組…かなぁ。
いや、別の布と組み合わせて3本…4本…と、
また欲深く考えています。
いわれてみて気がつきました。
この奴さん「立派なおひげ」がないんですよね。
眉毛も女性的ですし。
まさしくマツコさんミッツさんの世界ですー。
ヒゲ、描くか…。
はじめまして、コメントありがとうございます。
以前、ちょっとハギレなどヤフオクなどで出してましたので、
いろんなものがあるんです。
ブログの市松のお人形さん、拝見しました。
母が京都でしたので「いちまはん」と聞いて育ちました。
かわいいいちまはんですね。
着物もステキです。
お人形にいい着物や帯地なども、いろいろあるのですが、
まだ売りに出すところまでいかなくて…。
縮緬の着物は、小さくても豪華にできますねぇ。
またみせていただきに参ります。