猫野トクコの生活

気が向いたときにどうでもイイコトをダラダラ語るオナゴの日記

ドリームガールズ

2007年03月23日 17時10分48秒 | 洋画を観たよ

公式サイト : http://www.dreamgirls-movie.jp/top.html

3月頭に観たのに…今頃レビューをアップ…おそっ…
全然追いつかないなぁ~


Hoo~♪さん、オススメありがとね


さてさて、ドリームガールズ。
大ヒット しましたね


原作は、1981年のブロードウェイのミュージカル。
ダイアナ・ロス&シュープリームスをモデルに
していると言われている当時の話題作だ



81年にダイアナ・ロスはこの作品に怒り奮闘
トニー賞を6部門もとった名作でありながら、
一度もダイアナ・ロスが足を運ぶことはなかったそうだ。


その怒りは、この作品が実話に限りなく近いからなのか…
それとも、実話を大分捻じ曲げているからなのか…

それは分からない(-ω-;)


ただ、ダイアナ・ロスというあのスーパースターの
舞台裏を覗き見たような
そんなゴシップ色の強い作品なだけにストーリーも魅力的だ
そして、なんといってもミュージカルなので、
音楽が良い

歌が歌えない人は全く出ていない。
デンゼル・ワシントンもキャスティング時に
名前があがったそうだが、
歌がここまで巧いメンバーが揃うと……
デンゼル・ワシントンは外して正解だったと思う

とにかく、ダンサブルで、リズミカルで、
エモーショナルなゴージャスなショーを
生で体感してしまったかのように鳥肌がたった
(モータウンに興味がない人にはツライかもしれんが…)


これは、音楽を楽しむ作品であって、
音響のよいシネコンで観なきゃいけない。
ビデオでいいやぁ~と思ってると損をすると思うよ


こんなに幅広い年代から支持を得る映画ってのも、
珍しいのかもしれないね。
この作品が好きな人は、次の何かに当て嵌まるはずだ。

アナタはどのタイプ?

① 60~70年代ビートルズと人気を二分した
   シュープリームスやモータウンサウンドを愛した年代。
   日本で言う団塊の世代かな?
  
② 今井美樹が主演したTVドラマ『想い出にかわるまで』の
   テーマ曲 「IF WE HOLD ON TOGETHER」
   でダイアナ・ロスのファンになった年代。
   30代~40代ですね。

③ 90年代後半に大ヒットした「ディスティニー・チャイルド」のファン。
   今も音楽業界・映画業界で活躍のビヨンセ様のファン。
   20代~10代ですね。

④ 年代に関係ないが…
   アカデミー賞6部門を獲得したことから興味が湧き、
   菊池凛子から助演女優賞を奪ったジェニファー・ハドソンを
   観たかった映画好きさん。
   
⑤ たまたま、やっていたから観た。
   評判もよかったし…くらいの人…(笑)



ワタシは思いっきりに当て嵌まって、
さらにに当て嵌まる母親がモータウンのCDを
持っていたことにより、
60~70年代のモータウンヒットソング
を好んで聞いていました。


③~⑤のタイプの人は、
ビヨンセの美しさだけで、結構満足できたのでは?
とにかく、歌が巧くて(2番目に?)、スタイルも完璧、
顔はヨダレがでそうなほど美しい… べっぴんじゃー



ビヨンセのファッションショーかよってくらい、
台詞は少ないのに、目が行く存在であった

  

ダイアナ・ロスもビヨンセも、
どちらかというと強気で自信家というイメージがあるが、
映画の中では、弱気で利用されちゃうお人形さんみたいな
そんな普段とは全く違う雰囲気もよかったよね

聞かせどころの「Listen」という曲が後半にあるものの、
ダイアナ・ロスを意識してか、
声を細く高めにして、声量を弱めている。
おかげで、パワフルで圧倒的な声量のエフィー役
ジェニファー・ハドソンが
歌では最強に目立ちに目立ちまくっていた

歌が本業の自信家のビヨンセとしては、
ワタシは歌だけが魅力じゃないのよぉ~
歌は新人のアナタに今回だけ譲るわぁ~
とスターの余裕を見せてくれたようにも思える(笑)


①~②タイプの人は、
この映画のゴシップ要素に目が行きますよね(笑)

ここから、チョイトネタバレ注意----------------------------------------

アフリカ系の4人組のコーラスグループとして、
「ダイアナ・ロス&シュープリームス」は、
元々プライメッツという名前で3人でスタートしている。
映画の中ではドリーメッツという名前で登場…似過ぎっ


また、ダイアナ・ロスはデトロイト生まれで、
車の街“モータータウン”の小さいレーベル
「モータウン社」からデビューした。
映画の中でも、車を売ってレコード会社を起こす辺りから、
カーティス役ジェイミー・フォックスが
モータウン創始者ベリーを想像させ、
しかも、看板歌手と結婚し、別れたところまで酷似



同じレーベルとして、
これはあの歌手かな?と思わせるグループが多数登場。
ジャクソン・ファイブは、似てるというよりそのままでした(笑)

劇中で歌う「ONE NIGHT ONRY」なんか、
これは「UP SIDE DOWN」とそっくりで、
シュープリームスが好きな人にとっては、
宝探しの感覚で映画を楽しむことができる


また シュープリームス というグループ名を
ダイアナ・ロス&シュープリームスという名に変更した後、
メンバーのフローレンス・バラードが
アルコール中毒で亡くなってしまったという事実も…
何か映画の流れとかぶってくる 違う人が亡くなるけど…




どこまで、真実なのかは分からないと言いつつも、
かなりリアルであると想像してしまう。


モデルと言われているダイアナ・ロス本人が怒る反面、
映画もアカデミー賞8部門にノミネートされ、6部門を受賞。
ブロードウェイから舞台がハリウッドに移っても、
皮肉にも、評価され続けている作品となった


ビヨンセは大御所ダイアナ・ロスにも会って、
了解を得てからこの役を演じた 

ビヨンセが、ダイアナの歌唱法を真似して演じても、
そして、当時のダイアナの体系を意識して
10kgも痩せて完璧なスタイルを作り上げても、
ダイアナ・ロス、本人は、
ビヨンセの頑張りを 観るつもりはない そうだ。



なぜなら、弁護士と一緒に
観なきゃならないからだとか(笑)

訴えたら、訴えたで…どこまで本当かを公表することになるので、
それこそ、大問題 なのだ…

映画は単純に楽しめる…
その上、この映画は暴露映画かもしれないから、

尚、面白い のだ



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4 コメント

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映画館・・・ (JJJ)
2007-03-25 15:07:20
こんにちは、私が観た理由は・・・

①と④ざます。
映画館向きだね!
ビヨンセがそんそん美しくなる所なんぞ
「マイ フェア レディ」並みで面白かった~。。。

①の部分では大満足

④のジェニファー・ハドソン、確かに、上手だけど
あれは歌より叫びって感じで、2曲続いた時は
もういいわい!になっちゃった。。。

印象に残ったのは、「ワン ナイト オンリィ」を
黒人がソウルで歌うのと、白人が歌うのの違い、
ああ、そうかで納得した。。。

エディ マーフィはさすが
返信する
うまい!! (Hoo~♪)
2007-03-25 22:37:53
トクコちゃんのレビューはさっすがぁ

この映画、現実に起こったのかと錯覚するぐらい似てるのよ。

当時、(団塊世代じゃないけど←ここ強調)ダイアナ・ロスとシュープリームスのファンでして・・(結構子供時代から)←小さい時からこんな曲ばかり家にレコードがあったので。
何故か、解散してしまい、ダイアナだけがソロになったのが、不思議でたまらなかったことを覚えてるのよ。
だから、今回のこの映画は、「なーーるほどこんなウラがあったのね」なんて、変に納得しちゃってさ

ジャクソンファイブも、そのまんまだし(笑)

そして、何より音響の良い映画館で見たから、鳥肌たつ位、映画と音楽にのめり込めたの。

で、私的には①②③ってとこかな。。
でも、何度も言うけど団塊世代じゃないもん

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ミュージカルが好きかも (LEON)
2007-03-27 01:16:18
なるほど・・・
もっと早くにここを読んでれば、違う視点から
見れたかもしれない・・・。
ビヨンセもダイアナ・ロスも聞くし
スティービー・ワンダー・マーヴィン・ゲイ・Jackson 5・・
R&Bもソウルも好きだ。

それと同時にミュージカルもきっと好きなんだろう。
サウンド・オブ・ミュージック、ウエスト・サイド・・
屋根の上のバイオリン弾き、ムーラン・ルージュ
オペラ座の怪人・・etc
ミュージカルと聞くと、何故か惹かれる。

やはり、この映画もよかった。
ただ、σ(^^)もジェニファー・ハドソンはくどかったなぁ。
最所は、おっ、うまいじゃん♪と思ったが・・・
聞いてるうちに、こっちが疲れてきたなぁ。

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お返事 (トクコ)
2007-03-27 20:43:40
● JJJさんへ
 エディ・マーフィーは本当に芸達者な人ですね
 トークだけでなく、演技だけでなく、
 歌もイケちゃうんだねぇ~

● Hoo~♪さんへ
 ワタシも団塊の世代じゃないけど、
 テンプテーションズとか、シュープリームスが
 好きでした

 スターになるには、やっぱ蹴落とし根性も必要って
 ことなんですかね

 シュープリームスは元元テンプテーションズの
 バックコーラスだったので、
 もしかしらた、テンプテーションズと
 シュープリームスのメンバーの中に
 なんてのも…あったのかとか映画観て、
 いろいろ考えちゃいました(笑)

● LEONさんへ
 ジェニファー・ハドソンの歌声は、
 ちょっと単調だったかもしれませんね

 ワタシは基本的に明るいミュージカルの方が
 好きなので、LEONさんと同じく、
 「サウンド・オブ・ミュージック」とか、
 「プロデューサーズ」とか、
 「キャッツ」とか…好きです♪

 そういうお気に入りミュージカルに比べると、
 この作品はドロドロしてたかも(笑)
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