猫野トクコの生活

気が向いたときにどうでもイイコトをダラダラ語るオナゴの日記

エスカレーターで危ないっ!

2012年10月30日 14時40分39秒 | コドモのこと

洗濯物の中から黄色いTシャツを取りだす。
背中に斜めに入った黒くラバーがこすれた痕。

やっぱり、洗濯では落ちなかったか。

この痕は、昨日、かかりつけ医に
子供を2人連れて行った時のもの。

普段なら、私が1人で2人を連れて行くのだが、
実は私も息子からうつされたようで、
3人とも発熱で診察予定。
だから、昨日は母に援護を頼んだ。

この時期の病院は混みこみで60分待ち。
待合室の椅子は満席で
子供のおもちゃがあるキッズスペースは満杯。

この内科はビルの4階にあり、
ビル全体が空調で管理されてるので、
病院に入れなくても暖かい。

入れず溢れた病人は、
病院の入口前のエスカレーターの
踊り場で待つことになった。

最初の10分は他の病気の子達と戯れていたのだが、
向こうのママも兄妹を連れてきており、
どちらがどちらに病気をうつすかもと思うと、
あんまり子供同士も接近させられない。

特にうちの息子は調子に乗りやすいので、
テンションあがり出すと、ヨダレや鼻水もダラダラ。
「病気なんだら大人しくしてなさい。悪くなるよ!」
と叱った。

向こうのお子さんも離れて行った。

私が1本橋こちょこちょとか、
げんこつ山のたぬきさんとか、
手遊び歌を歌って遊んで、
それが持つのも5分程度。

他の子と遊んじゃダメで、
オモチャもなし、絵本もなし、
近くにあるのはエスカレーターだけ。

そりゃ退屈だったろう…。

次の10分はエスカレーターの上り口と、
下り口を行ったり来たり走り始めた。

「他の人にぶつかるから、走っちゃダメ!」

「エスカレーターには近づかないで。危ないでしょ!」

あれダメ!これダメ!散々叱って、
少し大人しくなったので、
気を抜いた瞬間だった。

エスカレーター下り口で待ち始めて30分。

エスカレーターの付近で
ミシミシッという音がして、
見てみると、息子が手摺のラバーに捕まったまま、
エスカレーターの外側から
隙間に挟まって、
そのまま下に連れて行かれそうになっていた。

周りの人から、キャー!と悲鳴が聞こえると同時に、
私も叫んだ。


オーちゃん、コッチ!


手の届くところにいたので、
身を乗り出して慌てて、
息子を掴んで引っ張った。

洋服が手摺のラバーにひっかかり、
息子の力だけでは脱出できず、
そのまま、体を持って行かれていた。

息子は体が手摺と共に下に下に、
持って行かれ、隙間から体が出せないので、
顔がひきつっていた。

私もかなり力強く引っ張り、
息子を連れ戻したが、
メキメキボキッという残酷な音がして、
転落防止用の柵が折れた。

柵が折れて、隙間の空間が拡がったことにより、
スルリと脱出できて、息子が戻ってきた。

元に戻したが、転落防止用の透明の柵は、
根元から折れていて、指で簡単に奥へ倒れる。

これが無かったら、
息子がどうなっていたか想像するのも恐ろしい。

すぐに、病院と、ビルの管理会社に連絡し、
どこを壊したか報告した。

息子は何ともない。無傷だ。

申し訳ありません。弁償します。と謝って、
管理会社のオジサンの手帳に連絡先を記入すると、
息子も「ごめんなさい」と謝っていた。

でも、本当に一番悪いのは私だ。

目を離した隙に息子を失うところだった。
怖い思いをさせちゃって、ごめんね。

オーバーかもしれないけど、
エスカレーターの事故に巻き込まれるところだったんだ…。

一瞬も目を離さずにいることなんて不可能だけれど、
それでも、私がいけない。

本当…怖い思いをした…息子も私も…。

下の娘もエスカレーターしかない空間で、
エスカレーターに吸い寄せられていく。

母が下の娘を見ていてくれたから、
すぐ息子を助けられたけど、
普段なら私1人で子供2人を連れてきている病院だと思うと、
別の日だったら、どうだったろうと考えてしまう。

息子が階段からダイブした日から約2年。
http://blog.goo.ne.jp/tokuzuki/e/9ea5afcaccdc07dc6ac89140027ad9c5


お話が上手になって、
下の娘の面倒も見てくれる優しいお兄ちゃんになった。
私はどこか気を抜いていたとこがある。


エスカレーターでのこの1件の後に、
母が私に言った。

この子、本当に無事に大きくなれるのかしら…

私も2歳にもならない息子が階段からダイブして、
顔を3針縫った日に同じことを思ったはず。
何とか3歳まで育ててきた。

気を抜いてはいけない

子供は親がすぐ側に居たって、
隙を狙って危ないことをしようとするのだから。

息子に謝ると息子がまた
エスカレーターで遊ぶといけないので、
眠った息子に向って、こっそり謝った。

病気よりも、精神的なダメージも大きい1日でした
息子だけ何事もなかったかのように回復し保育園へ。
私と娘は病状は悪化してます(笑)

ビルの管理会社の方には、
お手数おかけしますが、一刻も早く修理して頂きたい。

この転落防止柵がどこかのヤンチャ坊主や、
お転婆姫をまた、助けてくれますように…。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
相変わらず・・・ (山犬)
2012-11-02 10:30:37
オー君は相変わらずデンジャラスだなぁ・・・(苦笑

子育てしてるとヒヤッとすることはどこの家庭でもあるよネ。
我が家でも恥ずかしながら「あの時、一歩間違ってれば子供を亡くしてた」と今でも振り返るときがあるよ。

親も子と共に成長します。
日記に書いてある気持があれば大丈夫ですヨ!

旦那さんもちゃんと大人まで育ってるんですから!?(笑
返信する
お返事 (トクコ)
2012-11-14 03:57:16
● 山犬さんへ

いつも…やっぱり旦那様の血だなぁ…って思います(笑)
そうですね、クロさんもオジサンまで成長したのですから、
息子も無事にオジサンまでは育ってくれると信じて、
子育て頑張りたいと思います。
返信する

コメントを投稿