猫野トクコの生活

気が向いたときにどうでもイイコトをダラダラ語るオナゴの日記

ぜんぶ、フィデルのせい

2008年02月26日 22時01分35秒 | 洋画を観たよ

また、また、先月に観た映画の話。

名古屋ではもう上映はとっくの昔に終わってしまったみたい。
ごめんなさいね・・・レビューがトロくってっ



1/24(木)のレディースデイに、
観ることにしたのは、ポスターが可愛かったこの映画

ぜんぶ、フィデルのせい

公式サイト : http://www.fidel.jp/


キャッチコピーは

やっぱり大人は判ってくれない

このキュートなヒロインは何を不機嫌に考えているのでしょうか




<あらすじ>
70年代、フランス・パリ。
9歳のアンナは名門カトリック女子小学校に通う優等生。

スペイン貴族階級出身の弁護士のパパと
有名雑誌記者のママと、キュートでやんちゃな弟、
そして、大好きなキューバ人のお手伝いさんと一緒に、
庭付きのお家で何不自由なく暮らしていた。

ところがそんなある日、
パパが“キョーサン主義”に目覚めちゃったから大変。
キューバ人のお手伝いさんは言う。
ぜんぶ、フィデル・カストロって人が悪いらしい。

狭いアパートに引越すことになり、
大好きだったお手伝いさんは解雇。
家には髭ズラでタバコ吸っている怪しいおじさんが入り浸り、
得意科目だった「宗教」の授業を受けることを禁止され、
ミッキーマウスは取り上げられる。

元の生活に戻りたい!アンナは不満爆発!
“キョーサン主義”って何なの?!




アンナは本当に可愛らしい
仏頂ズラしてても、お人形さんみたいなのよね


しかし、映画の内容は、70年代の近代世界史や、
世界情勢に詳しくないと何が何だか判らない・・・わかんねー

ワタシもアンナと一緒に、なんでこーなるの?
と不機嫌にならずには入られなかった

ちょっと難しすぎますよっ


フランス在住のスペイン人のパパは、
今の地位や職を捨ててでも、
地球の反対側チリの政治活動に参加するようになるのですが・・・



チリのお土産まみれになる子供達。

大人であるワタシも分からないんだから、
9歳のアンナに理解できるはずがありません

それでも、アンナは精一杯努力します。

広い家に戻りたくて、節電し始めます。
大人達が難しい話ばかりしていることも理解しようとします。

キョーサン主義って何? 

フィデル・カストロが悪いの?

チューゼツって何? 

アジェンデって誰?


両親が何に真剣になっているのか、理解しようと必死です。

それが幼気らしく、いじらしく、可愛らしい


60年代70年代というのは、
フランスだけじゃなく、世界各国の活動家が
熱くなっている時代だったということ…
映画を見終わってから調べて分かりました。

日本でも学生運動が活発だった頃のようです。

アメリカでもベトナム反戦運動が巻き起こっていた頃です。

政治や思想に熱くなる大人達に、
意味の理解できぬ純粋な子供が、
世界中でアンナのように混乱していたんでしょうね(笑)

自分の国や自分の住む星(地球・世界)に
無頓着な大人では、
確かにアンナのような賢い子供がいたら
示しがつかないだろうなぁ・・・と
恥ずかしながら無頓着なワタシは思います


大人が子供達に充分愛情を注いでいることも伺えましたが、
パパはアジェンデ政権の活動に、
ママは女性解放運動に没頭しすぎて、
アンナが1人で行っている
平和な家庭に戻ろう運動が理解できないのが
なんだか滑稽でした



ブルジョワでも、キョーサン主義でも、
アンナは家族と平和な時間が持てれば、
それでいいだけなのにねっ


若干、9歳のアンナが、
出演者の誰よりも大人に見える困った作品でした



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2 コメント

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子供の目は (腰痛デップw)
2008-02-27 08:56:57
真っ直ぐだからなぁ・・・。
日々、子供に勉強させられます。

アンナァーーー!チューさせろーーー!w
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● 老デップさんへ (トクコ)
2008-02-28 00:57:36
腰痛のところを見ると…
まだ、クロ氏の記録を超せないみたいですね(▼∀▼)ニヤリッ

うちのクロ氏は「デップさんだけにはマケネー!」
とずーっと口癖のように言って、
目をギラギラさせて記録に挑戦してましたよ

あなた方…どんだけ子供なんですか(笑)

また、遊びに(腰を見に)お邪魔しますね
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