すいーと雑記帳

とっこの独り言

映画「ナビイの恋」のロケ地・粟国島

2009-04-08 15:06:35 | 日録・雑感など
(4月8日 WED)20℃

アメリカ在住の妹が久しぶりに那覇のわが家に「里帰り」しています。

このチャンスに母の介護を彼女にまかせて、亭主と
粟国島(あぐにじま)へ2泊で遊びに行きました。

この島は、映画「ナビィの恋」(中江裕司監督)のロケ地でもあります。

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家から徒歩10分、那覇・泊港へ。

「フェリー粟国」に喜び勇んで乗ったはいいけれど、その日は波
が3~4mもあって、港を出たとたんに大揺れです。

決して船に弱い方じゃないのに、なんか酔いそうなので甲板に出
てみたものの、風が強くて足許が揺れてこわいし、早々に船室に
戻って、ゲロゲロしながら「死んだモン」になって2時間!
あ~、しんどかったわ~! 

他の人たちもかなり酔っていました。
こんなに船酔いしたのは初めてです。(帰りの船は嘘みたいに波静かで
す~い、す~いと帰ってこられました)

やっぱ、離島は大変だ~、「島ちゃび(離島苦)」だ~!と、しょっぱ
なから思い知らされました。大きなフェリーでもこんなに揺れるんだか
ら、小さな船はどんなでしょう!

海岸のすぐ前の小さな宿に泊まりました。奥さんが感じのいい人で、い
い宿でした。

さっそく自転車を借りて、チョイさんと島をめぐります。


「ヤマトゥガー」という海岸の泉(水場)へ向かう


粟国島の民謡「むんじゅる節」の歌碑の前で


「洞寺」という鍾乳洞



村内をレンタル自転車でめぐる。
石垣と防風林のフクギ並木が美しい。


西の浜の遊歩道。全長2kmほどあってとてもいい眺め。


自転車に乗せたカメラのセルフタイマーで撮りました。


浜辺の拝所(うがんじょ)でもパチリ!


西の浜の入り江。
映画「ナビィの恋」で、ナビィの恋人サンラーがこの辺りに小舟を隠し
ておいた場所。(ほんま?)



長浜ビーチに立つチョイさん。


映画「ナビィの恋」の舞台となったおうち。(うん、まさにこの家でした!)
でも今は、おばあさんが亡くなってから空き家になっているとのこと。
さびしいな~!
(映画では、庭にブーゲンビリアの鉢がたくさんあって、平良トミさん演じ
るオバァが丹精こめて世話していたり、沖縄音楽の大御所、登川誠仁が
演じるオジイが、この縁側で三線を弾いたりしていました・・・)



同じような赤瓦の家と石垣が続きます。
空いている家の多さに驚きました。
もったいない! と残念ですが、若い人が島で暮らすのは難しいのでし
ょうね・・。


遊歩道のテラスでなにやら書き物をしている私。
チョイさんは直前まで、ここで昼寝をしていました。

粟国漁港(不思議なことに、人っ子ひとりいなかった!)へ行った帰り、
自転車で道を曲がったとたん、バッタリ、山羊の一群と鉢合わせしました!!


お互い、ギョギョッ!! 「エッ?! 北朝鮮がミサイル打ったって!?」


「ハイ、ハイ、ハイ、ハイ! 眼ェあわさんように、知らん顔しとこ、
それが一番!」

かしこい山羊のリーダー(メスヤギ)は、一瞬の判断で群れを道端に導
いて、私とチョイさんには目もくれず、知らん顔してやり過ごさせました。

う~ん、立派な山羊母さんでした。

島から帰ってみると、政府、マスコミは「飛翔体!」でドタバタ大騒ぎ。
今にも戦争が始まるようなモノモノシイ「大本営発表」の垂れ流しぶり
でした。

せめて、粟国島の山羊のリーダー程度の冷静さ、
落ち着きは欲しいものです


私たち国民もね。何にも踊らされない判断力を持たねば・・・。

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小さな島で、の~んびりさせてもらって、いい「羽伸ばし」「命の洗濯」
になりました。

夜中に起きて見た星空が、とても奇麗で驚きました。那覇ではネオンが
明るくて星はあまり見えないから、こんなにたくさん星があったのか~!
と久々に感激しました。
波照間島ほどではないにしろ綺麗な星空に大満足。

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チョイさんのブログ 「敵のいない島の戦争」・粟国島

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