NRD630 & JRC Receivers for DX

海外放送の受信状況。

放送局のある国④ポルトガル共和国

2009年12月27日 | 旅行
今回はヨーロッパ西端の国、大航海時代にその名を轟かせた日本にも馴染みのあるポルトガルです。面積は小さいですが様々な街並み・自然・文化が凝縮されています。

国名:ポルトガル共和国。面積:91,985平方㎞(日本の4分の1)。人口:1,061万人。
首都:リスボン。民族構成:ポルトガル人。宗教:カトリック系97%。言語:ポルトガル語。主な都市:リスボン56万人 ポルト26万人 ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア18万人

見どころ
リスボンでは市電、テージョ川にかかるバスコ・ダ・ガマ橋、発見のモニュメント、ジェロニモス修道は必見。リスボンにはファドを聴かせてくれる店も多い。ポルトガル第二の都市ポルト、ほか城壁に囲まれた町エヴォラがおおすすめ。サッカー好きの方はリスボン・ポルト等の大型スタジアムで観戦するのもよい。
魚料理と肉料理、デザートも多種。ポルトワインは有名。


放送局
海外向け放送局はRDP Int.1局のみですが、早朝の9MHz,土日夕方の12MHz、深夜の15MHzも冬季を除いて良好に受信できる。ポルトガルの音楽とミサ中継がおすすめ。

非常に魅力的な国です。隣国スペインとセットで考えます。

年末年始 無線百話を読む

2009年12月27日 | 日記
今年の年末年始は遠方に出かける予定が無いので、以前あるOMから譲っていただいた「無線百話」を読破しようと思っています。マルコーニから携帯電話までと副題がなされているとおり無線の歴史を振り返るには素晴らしい一冊です。目次をめくると「タイタニック号の遭難とSOS」という興味深い表題が目に飛び込んできました。つい、昨日、就寝前にこの記事だけ読んでしまいました。マルコーニ夫妻はタイタニック号に乗船する予定であったが、諸般の都合で乗船できず、難を逃れていた事。遭難の原因の一つであった故障して修理に手間取った無線機のメーカーはマルコーニ社であった事。国際遭難SOSを初めて使ったのがタイタニック号であった事、等。興味深い話題が目白押しです。電波、無線の重要さを改めて感じたお話でした。

放送局のある国③チュニジア共和国

2009年12月23日 | 旅行
第三回目は古代ローマに敢然と立ち向かったカルタゴのハンニバルを祖先とするチュニジアです。

国名:チュニジア共和国 面積:16万415平方㌔㍍(日本の約5分の2)
人口1,017万人 首都:チュニス 民族構成:アラブ系95%以上残りはユダヤ人ヨーロッパ人ほか 宗教:イスラム教スンニー派 ユダヤ教・キリスト教は少数。言語公用語はアラビア語。フランス語も広く通じる。
主な都市:チュニス98万人,スース43万人,スファックス34万人 

見どころ
カルタゴ時代の遺跡はローマにほとんど破壊され、わずかに残るのみですが、ローマ時代のアフリカ属州としての遺跡は保存よく残されています。カルタゴ遺跡のチュニス、中世イスラム古都ケロアンが有名である。
料理はイタリア・フランス・モロッコ・トルコ料理の影響を強く受けオリーブベースの肉・野菜が主であるという。近代に入ってモロッコ・アルジェリアとともにフランスの植民地となったこともあり、フランス文化の影響を強く受けています。

放送局
R.TV Tunisienne の国際放送が早朝の7MHz,9MHz,12MH、冬季は夕方の7MHzも受信できています。

訪問するなら、モロッコ・アルジェリアとセットで考えたいです。

放送局のある国②エジプトアラブ共和国

2009年12月19日 | 旅行
シリーズ二回目は同じアフリカのエジプトです。ピラミッドとナイル川で余りにも有名なこの国については今更紹介は必要ないと思われますが、とりあえず概略だけ。

国名:エジプトアラブ共和国。面積:1,001,450平方㌔㍍。(日本の3倍弱)人口7.071万人首都カイロ。民族構成:アラブ人、少数のヌビア人。宗教:イスラム教スンニー派90%コプト・キリスト教7%。言語:アラビア語。主な都市:カイロ1,200万人アレクサンドリア400万人。

見どころ
五千年もの文明の歴史を誇る国だけにピラミッドをはじめ無数の古代遺跡があります。主な古代遺跡が残る都市として、カイロ・アスワン・アブシンベル・ルクソール・アレクサンドリアなどがあります。カイロにあるエジプト考古博物館は必見。モーセの十戒で有名なシナイ山はカイロの南東350kmに位置します。さまざまなイスラム寺院が残っていることでも有名。ナイル川クルージング、ベリーダンスショーも有名です。移動には便利なバスが主です。エジプト料理はトマトベースでスパイシー。さまざまな肉料理・煮込み料理があり廉価だそうです。

放送局
海外向けはR.Cairo国内向けはEgyptian Radio TV Union
R.Cairoは夜の15MHz,17MHzが良好、朝の6MHz,9MHzも同じく良好です。
送信所はアレクサンドリアの近くのAbis、カイロの近くのAbu Zaabalです。

一度は砂漠の中でらくだに乗り、ピラミッドを拝みたいものです。
有力候補の一つです。

放送局のある国①モロッコ王国

2009年12月13日 | 旅行
来年は勤続20年を迎え、勤務先から7日間の特別休暇と旅行券が支給されます。(金額は秘密)一年前から海外旅行を計画しておりますが、BCLを趣味としている以上、できれば思い入れのある放送局がある国を訪ねてみたいです。というわけで、思いつくままにシリーズにしてみることにしました。(データは地球の歩き方,Wikipedia、外務省より)

国名:モロッコ王国。面積459,000平方㌔㍍。(日本の1.2倍)人口:3,086万人。首都:Rabat。民族構成アラブ系65%ベルベル系30%。宗教:イスラム教スンニ派。言語:公用アラビア語、フランス語も広い範囲で通用。主な都市:カサブランカ367万人ラバト120万人マラケシュ66万人タンジェ67万人。

見どころ
世界遺産の登録も多く、古代ローマ時代の遺跡とイスラム王朝の遺跡が数多く残る。マラケシュの市場、モロッコ式スチームバス「マハム」はぜひ体験したい。モロッコ料理は多種でスパシーで日本人の口に合うそうだ。気候はアトラス山脈の北側が地中海式、南部が厳しい砂漠気候。鉄道が発達しており、飛行機を使うよりお勧めとされている。

放送局
R.Marocaine,R.MEDI1の2局で国内向け、海外向け放送を行っています。
最近R.MEDI1が好調です。朝、夕2回受信できていますが、夕方の方が信号が強くクリアに聴こえます。アラビア語とフランス語での放送のため、ほとんど内容が聞き取れませんが音楽番組は特筆ものです。送信所は首都Rabatの東北東400km離れた港町Nadorにあります。R.Marocaineは採用周波数が15MHzのため現在は不調ですが250kwと大出力のため今後太陽活動が活発になれば良好になると思われます。

モロッコだけ一週間訪問するのもさびしいので、地中海のほかの国も合わせて考えることになると思います。まだ一回目なので頭の片隅に置いておきます。